SUGO GT Championship
10.6sun at Sports Land SUGO

Qualify Interview


★GTインサイドレポートとは? 『GTインサイドレポート』は、全日本GT選手権シリーズ(GTC)に訪れる新聞、雑誌、放送などの取材記者、カメラマンのために用意されたプレス・サービス・リリースです。GTC毎戦の予選・決勝日において、リアルタイム(1日A4約15枚)に発行され、GTC参加のチーム&ドライバーのコメントや情報、GTCで起こるさまざまな話題を提供しています。これを基によりよい取材活動を行っていただき、ファンのみなさんに質の高いGTC情報を還元していただくためのサービスです。このレポートを一般のファンにも公開してほしいというリクエストが多く寄せられましたので、一部編集し『Network Edition』として公開することにいたしました。また、GTファンクラブ会員の方々には、オリジナルのコピー版をサービスしております。ご興味のある方はこちらもご利用ください。
●文中、カーナンバーのはGT500、はGT300クラスを表します。




★10/5 予選1回目★

No.556 KURE R33(予選1回目暫定ポール)
予選1回目でトップタイムをマークしたKURE R33。事前テスト、昨日の公開練習と絶好調で、予選も好調。さぞや鈴木利男選手はニコニコだろうと思いきや、そうでもない様子。「どうしてもオーバーステアが直らないもので、ちょっと迷って走った時はどうしてもリアタイヤに負担をかけてしまうんですよ。隣のZEXELがアンダーステアなものだから、クルマ換えてくれってさっき言ってたくらい(笑)。オーバーステア大っ嫌いなんです。だって満タンの時はそうでもなくても、ガソリンが軽くなって前荷重になったら、後輪をどうしてもひっかいてしまうでしょ。だから決勝は序盤は良くても、後半が厳しくなるでしょうね。予選は調子いいけど、まだわからないですよ。午後はコマスあたりが必ず来るでしょう」と、リアタイヤのことをかなり気にしていた。
No.36 カストロール・トムス・スープラ関谷正徳(予選1回目総合2番手)
「午後、うまくいけばポールをとれると思う。これまでも勝つチャンスがありながら逃してきてるからね。1回は勝たないとシャレになんないよ。22秒台? うまくすれば入ると思うよ。でも、スカイラインも速いからな。速いのはウチだけにしてほしいよ」
No.61 ラーク・マクラーレンF1GTRD.ブラバム(予選1回目総合3番手)
「クルマのバランスは悪くないが、重すぎる。タイヤがいちばんの心配の種なんだ。レースでのタイヤの負担はかなりのものになる。60kgという重さはここ菅生のようなタイトコースではすごく効く。それと天候が気になる。昨日の雨の中のセッションでは良いタイムを出すことが出来たので雨なら悪くないが、さりとて雨を望んでいるわけではない。雨になるとコース上のあちらこちらに川が出来てしまうからね。ドライで今日の様に涼しければ言うことはない。天に祈るような気持ちだよ。予選については今回はジョン(ニールセン)がアタックを担当する番で、僕はアタックしない。第4戦の富士では僕がアタックする番だった。で次の美祢はまた僕なんだ。だから今回はジョンの責任なんだ(笑)。グリッド2列目に並べてれば良いと思う。ただ、僚友の60号車の方はもっと行けるだろう。恐らく午後の予選でポールポジションを取るのではないか。いずれにせよ明日は緊迫したレースになるだろうね。我々は選手権のことを第一に考えるのでここでの勝利は考えていない。出来るだけ多くポイントを取ることと、出来れば1号車と36号車の前でゴールすること、それを目標にしている」
No.12 パーソンズ シルビア(予選1回目GT300クラス1位)
GT300クラスで今回絶好調なのがパーソンズ シルビア。予選1回目も2位に1秒近い差をつけてクラストップタイムをマークした。GT500クラスの何台かをも上回る好タイムに、本山哲も大喜びだ。「前回の富士のレースがあまり良くなかったので、全体にいろいろと手を加えたんですけど、それが良かったようですね。もともと速かったコーナーはもっと速くなりましたし、直線もまぁまぁ速くなりました。それでも直線だけで言ったら、ポルシェやMR2の方が速いですよ。ただ予選はまず大丈夫でしょう。午後もう1度アタックしますけど、なんとか27秒台に入れたいですね。決勝も、どこも壊れなければ行けると思いますよ。雨降っても速かったですしね。今回はホントに絶好調です」と、自信満々に語ってくれた。
No.28 つちやMR2(予選1回目GT300クラス2位)
今回初参加のつちやMR2。「クルマ造り名人」の土屋春雄がごく少数のスタッフだけで造り上げたマシンだ。土屋は「水曜日の12時にできあがってそのまま持ってきた。やっとパーツが間に合ったっていう状態。ほかより速いって? いやあ、まだわかんないよ」と控えめ。だが、ドライバーの土屋武士は「シェイクダウンから金曜日の練習走行までまったくトラブルなしです。メカの人たちの力ですね。リヤウィングが小さいものしか間に合わなくて、まだセッティングも不十分なのにあれだけのタイムが出ましたからね。予選トップを狙いますよ」と自信をのぞかせていた。ところでこのふたり、親子であることは周知の事実。「父のクルマに乗るのは初めてなんですよ。やっぱりうれしいですね」と、武士はニコニコ。
No.37 カストロール・セルモ・スープラ
午前中の予選ではセッション開始10分後に走行を開始したエリック・コマスだったが、アクセル・ペダルのトラブルでコースアウト。わずか4周したのみで予選を終えた。ペアを組む竹内浩典は乗らずじまい。「アクセルのトラブルで飛び出してしまった。GT300クラスと走行が分かれたのは良かった。しかしそれでもトラフィックに引っ掛かってしまった。日産も速いが午後はマクラーレン勢が上がって来るだろう。あんなもんじゃないはずだ。自分としても午後はもちろんポールポジションを狙うし、少なくともフロントロウは手に入れたい」
GTCに薬物疑惑発覚か!?
No.100 ADVAN BP NSXの土屋圭市は、予選出走を前にして顔色が青ざめていた。めずらしく緊張しているのかと思いきや、お腹の具合が悪いのだという。「いやあ、ゆうべS木A久里にヘンな薬飲まされてさあ。まだ調子悪いんだよ。まいるよなあ、ホントに」とのこと。関係者によると、A久里が「お酒に酔わないビタミン剤」と称して便秘薬を飲ませたらしい。チーム国光の某氏は「まったく、これで予選が悪かったらNスモの陰謀だよ(笑)」とぼやくが、Nスモ関係者は、「いや、あれはTムスのT監督が悪いんだよ。A久里は、その夜の弟子だから。ウチは関係ないんだよ」と、弁明に努めていた。
No.2 ZEXELスカイライン
1回目の予選で6番手だったZEXELスカイライン。同じニスモからエントリーのKURE R33に比べると今一つだが、その原因を福山英朗に聞いてみると。「どうしてもアンダーステア気味なんですよ。フロントに小さいフィンをもう1セット追加したんですけど、その程度じゃ直らないですね。利男選手の方が予選向きのクルマで、ウチのが決勝向きってことですね。タイヤは前は多少こすっても平気なんですけど、後が辛いみたいです。クルマの問題っていうよりコースの特性みたいですけど。最終コーナーでずっとGがかかるでしょ。午後の予選でもう少し順位を上げたいですね」
No.3 ユニシアジェックススカイライン
予選1回目、スカイライン勢の中で今一つ精彩がなかったのがユニシアジェックススカイライン。今回は田中哲也がアタック役を引き受けていたのだが、その田中は「昨日ドライで長谷見さんが乗っていなかったもので、それでアタック役を任されたんです。でも昨日からどうしてもアンダーステアが消えないんですよ。いろいろずーっとやってるんですけどねぇ…。アンダーさえ消えれば、リアウィングをもう少し立てられるし、かなり行ける筈なんですけど。え、アンダーがなくなったら? そうですね、6番くらいまではいけるでしょう。あ、でも利男さんのところがトップタイムですからねぇ…」とやや心配そうな表情。長谷見ともども、メカニックと一緒になって足周りのチェックを行っていた。
No.35 タイサン三洋信販F40アンソニー・リード

「シャシーのバランスは良い。サスペンションのセッティングもOK。だからコーナーは良い。昨日ギアチェンジに若干トラブルがあったが、それ以外は問題ない。但し、パワーがない。リストリクターが小さすぎる。マクラーレン、日産とそれぞれエンジンの性格が違うのに同じ径のリストリクターでは... フェラーリ・エンジンのポテンシャルは引き出せていない。昨日チームのスタッフが計測したのだが、裏のストレートで一番速かったマシンと我々のマシンとでは20km/hも違っていた。今も限界まで攻めているが、予選で10位以内に入るのは無理だろう」
No.26 タイサンスターカードRSR新田守男
「予選はまあこんなもんでしょという感じです。60kgは重いもの。上りもつらいしコーナーもつらい。でも予選でナインテンの前にいるからやりやすくはなりましたよね。このままの順位をキープする考え方で、上がつぶれれば…ということです。ナインテンだけ見て、前をムリに追うことはしません」

★10/5 予選2回目★

No.60 ラーク・マクラーレンF1GTRラルフ・シューマッハ(予選総合1位)
「金曜の夜に日本に戻ってきたばかりなんですが、結果的にポールポジションを獲得できて嬉しいですし、体調の方も全く大丈夫です。予選のタイムに関しては、決して完璧なラップではなかったのですが、十分満足のいくものです。ポールのタイムを出した次の周はもう少し良いタイムが出せそうだったのですが、スピンしてしまってだめでした。明日の決勝は是非勝ちたいですね。クルマも調子いいですし、予選ポジションもいいですし、頑張りたいと思います。同じチームの61号車と優勝争いになったような場合でも、特にチームの作戦というようなものはありません。我々はポールですし、彼らは5位ですから、我々のクルマが途中で消えないように願って、通常通りレースをするつもりです。GT-AとJAFがレギュレーションを変更してスカイラインとスープラが速くなり、結果的にマクラーレンを含めた3車種が非常に拮抗した戦いをするようになったので、そういう意味では成功していると思います。我々にとってはいいことではありませんでしたけどね。それは前回の富士よりタイトな菅生の方が顕著なようなので、明日はまた一段とタフなレースになるでしょう」
No.12 パーソンズ シルビア本山 哲(GT300予選1位)
「午前中走った限りでは、この27秒台の予選タイムは狙い通りというところですね。クルマはエンジン、シャシーとも全体的にポテンシャルアップしてますし、今回は水野さんが木曜日から先に来て乗っててくれて、そこでいいセッティングがみつかっているということが大きいですね。コーナーは明らかに速いですね。GT500のクルマより小さなコーナーは速いです。でもストレートのスピードはMR2に比べて遅いんですけど、それをカバーして上乗せできるほどコーナーは速いですね。菅生のコース特性からしてポルシェよりMR2の方が良いとは思ってましたけど、それよりシルビアの方が合っているということでしょうね。前回の富士が酷かったで、その分取り返そうかなと思ってます。さっき予選の最後で満タンにして走っても30秒前半とかで走るし、なおかつ水野さんとのタイム差も殆どないんで、明日は全く問題ないと思います。ただトラブルが多かったですから、なんとか今回はトラブルなしでゴールしたいですね。なにしろ水野さんはまだ1回もレース走ってないですし(笑)。なにもなければ大丈夫でしょう。」
No.556 KURE R33鈴木利男(予選総合2位)
「最後逆転されちゃいましたね。俺も練習の時は22秒台入ってたんだけどなぁ(笑)。今日はだめでしたね。前回の富士からニュータイヤでの一発はでるようになりましたけど…。あのクルマ、シェイクダウンと時からずーっとオーバーステアが続いているんですよ。だから長距離走った時に、やっぱりリアの左側がちょっとグリップダウンしちゃう、というかタイヤを痛めちゃってる感じなんですね。他のGT-Rに比べて速い理由ですか? そうですねぇ、他のチームの人たちがスーパーツーリングで頑張ってる時にシコシコとテストしてましたんで、その結果だと思います(笑)。決勝はマクラーレンといい勝負できそうとは…、あんまり思ってないんですよ(笑)。富士よりはいいかなとは思うんですけど、やっぱりまださっきのような問題が20周、30周すると出てくるようなので、明日はそれと相談しながらレースができればいいかなと思ってます。でもKURE号だけまだ表彰台乗ってませんから、なんとか上がれるように頑張りたいと思います」
No.36 カストロール・トムス・スープラ舘信秀 トムス総監督(予選総合3位)
「ウチは予選はいつもパッとしないんですよ。実は今日もあんまり予選は意識せず、プッシュさせなかったんです。その代わり、決勝のセッティングはうまくいってます。特にウチはタイヤにやさしいセッティングになっているんで、多分明日はいいレースができるでしょう。チームも予選でポールを取るより、決勝の本チャンに賭けるような雰囲気になってます。予選はいい感じでラップが重ねてましたから、トップ争いに加われると思います。かなりいい出来だと思いますよ。今回勝つとかなりチャンピオンの可能性もでてきますんで、是非勝ちたいです。それだけに非常に重要なレースだと思っています。明日の決勝は前に2台いますが、スカイラインは利男が2人いるとちょっとマズいけど…、なんとかいいとこいくような気がします。60号車と勝負になるかも知れませんね。ピットワークに関しては、今年はまだ一度もミスはないですし、今までの経験もありますし、よっぽどのドジをしない限り大丈夫だと思います。スタートは関谷が先に行く予定になってますが、ここは燃費があまり楽じゃないですし、オジサンはなるべく早く降ろしたいんだけど(笑)、半分くらいまで引っ張ってペドロに代わることになるでしょう」
No.28 つちやMR2土屋武士(GT300クラス予選2位)
「今回はまるっきりシェイクダウンです。水曜の夜12時にできて積み込んで、木曜の朝の6時にここに着きましたから。予選のタイムについては、メカニックさんたちがやってくれたことを考えたら、ドライバーの面でちょっと不満なんです。もっと速いクルマなはずなんですがシルビアにブッチギられちゃったんで、それが悔しかったですね。MR2に乗るのは全く初めてです。ポルシェとかと比べると全然フォーミュラに動きが近いですね。一言で言えばシャープ。ロールが少なくて、狙ったラインをキビキビ、パッといけます。ただ今回ドタバタでクルマを作ったものですから、JTCC用の小さなリアウィングをつけてきてしまったんです。で、リアのダウンフォースが全然少なくて、僕初日最終コーナーでスピンしてしまったんです。高速コーナーで特にオーバーステアなんです。またそれを消すために足周りをアンダー方向にしているので、低速コーナーは全然曲がらないんですよ。ヘアピン立ち上がってS字からハイポイントまでのところで、シルビアに抜かれちゃうくらいアンダーステアなんですけど、そうしないと高速コーナーでスピンしちゃうもんですから…。だからリアウイングさえ大きかったらもうちょっと行けると思うんですけどね。僕F3でJクラスに出てたんですけど、それと同じような感じですね。それくらいバランス悪いです。織戸さんがタイムちょっと伸び悩んでいるんですが、それは僕がF3Jクラス経験してるからだと思うんですよね。ただメカニックが丸二日徹夜して作ってくれたクルマのシェイクダウンで、全くのノートラブルですから、その辺は感謝してます。つちやエンジニアリングのドライバーとして走るのは今回初めてですが、ムチャクチャ嬉しいですね。だけどオヤジは僕のことドライバー扱いしないで子供扱いするんで、ウチのチームで唯一の問題点は、親子喧嘩が始まるってことでしょうね(笑)。MR2はとにかくエンジンが速いんで、コーナー遅くてもなんとか挽回できると思います。でも決勝は壊さないように完走狙いでいって、前のシルビアになんとかついていくつもりです」
No.6 imuraya BP MR2川崎哲哉(GT300クラス予選3位)
「クルマのほうはボチボチです。なんとかトップのほうについていけるかな、という感じ。ここまできたら表彰台くらいはいきたいですけどね。でも、決勝ではポルシェもくるでしょうし、わかりませんよ」
No.3 ユニシアジェックススカイライン田中哲也(予選総合6位)
「長谷見さんのタイムは上出来だと思います。アンダーが消えなくてあのタイムですから。利男さんのコンマ2秒落ちですか。そんなとこですね」
No.3 ユニシアジェックススカイライン長谷見昌弘(予選総合6位)
「フロントヘビーだからコーナー入り口ではアンダーが強くて、出口ではダッダッダッとリアが出てしまう。ブレーキはいきなりギュッと効くからコントロールがむずかしいよ。さっき、コーナーの途中でエンジンがとまっちゃって、パワステが効かなくなったら、もう重いのなんのって…。エッ、スカイラインの話かって? いやトラックですよ」(予選終了後、明日デモランがあるレーシング・トラックの試乗をしたところでした)






★10/6 決勝(午前)★

No.34 STP タイサン ポルシェGT2
朝のセッションで走行中白煙を上げストップ。松田秀士によると「ターボが壊れた。出ていくときからちょっとおかしくて、ピットに戻ると無線で連絡してたらウラのストレートでバンといっちゃった。決勝までには直るけど、試したかったセッティングができなかったのがちょっと残念。ほかはどんどん進歩してるから、ウチも次には思いきったことをやらないとね。とりあえずタイヤ幅はN-GT仕様にする予定だけどね」
No.1 カルソニックスカイライン
予選では9番手と不本意なポジションに甘んじたが、朝のセッションでは5番手にポジションアップ。星野一義は「予選で遅かった原因って言われても、よくわからないよね。レースってのはいつもそうだから。決勝は予選どおりマクラーレンが速くて、それに利男がついていく展開になるんじゃないかな。レースは長いからなにかあればウチがおこぼれ頂戴ってこともあるかもしれないけどね。チャンピオン争いは特に意識してないよ」と淡々とした表情だった。
No.12 パーソンズ シルビア本山哲(フリー走行GT300クラストップ)
「クルマはまったく問題ないです。決勝でも今と同じ30秒台から31秒台で走れると思います。ここまで結果を残せていないですからここは勝ちたいですね。ウチはドライバーのタイム差もないですし、ぶっちぎりますよ」
No.26 タイサン スターカードRSR
ナインテンポルシェと並びGT300クラスのポイントリーダーであるタイサンスターカードRSRはフリー走行で7ラップしかしなかった。しかしトラブルがあった訳ではない。「マーキングタイヤじゃないので出ていってしまって止められた。周回数が少なかったのはそのため。クルマはまったく問題ないよ」と鈴木恵一。
No.2 ZEXELスカイライン柿元邦彦 ニスモ監督
「今朝もトラブルは特になく順調だ。ただ、2号車がアンダーステアで556号車はオーバーステア。ボディが若干違うのでその辺が原因かもしれない。オーバーの方が一発のタイムは出るがレースではきびしい。決勝のタイムは2号車が1分25秒台、556号車は最初は1分24秒台で行かなければならないだろう」
No.5 シャトレーゼ・ポルシェ
昨日の公式予選1回目に、飯田薫がドライブ中、S字でコースアウトしてしまったシャトレーゼ・ポルシェ。フロント部分を小破しただけで済んだように見えたが、実際にはモノコック前部がかなり変形しており、予選2回目をキャンセルして板金作業を行った。今朝修理が終わってフリー走行には出場したが、タイムは18番手とやや不調。フリー走行を走らなかった太田哲也によれば、「昨日クラッシュする前からずっとインタークーラーの温度が高くて、それが直らないんです。原因が不明なんですよ。今朝は飯田さんに、もう少し慣れてもらうように乗ってもらいました。昨日のクラッシュの影響はほとんどないようです。でも今回はちょっと苦しいレースになりそうですね」とのことだった。
No.3 ユニシアジェックス・スカイライン
朝のフリー走行を8番手で終えたユニシアジェックス・スカイライン。初日からアンダーステアに悩まされていたが、田中哲也は「アンダーはまだ完璧に直っていないですね。GT-Rはフロントエンジンなので、基本的に満タンの方がバランスがいいんですが、満タンで25秒台はキープできると思います。ただレースの展開次第ですよね。もっとペースを上げざるを得ないかも知れないし…。なにしろ今年一番混戦ですからね」と、決勝はハードなレースになりそうなことを予想していた。一方、長谷見昌弘は「うーん最終コーナーがまだまだアンダーなんだよね」と不満顔。「556号車以外のスカイラインはみんな悩んでるんじゃない? アンダーだとどうしてもフロントの食いつきを良くする方に持っていくから、段々ストレート・スピードも落ちていくしね…」とも。だが予選順位は6位だけに、お馴染みの「振り向けば、長谷見さん」走法が今回も見られるかもしれない。
No.35 タイサン三洋信販F40O.ララウリ
「今朝はとくに変更はしていないが、リヤ・タイヤのエアプレッシャーを低くしてみた。これでリアの安定が良くなった。ハンドリングは満足出来るレベルになっている。それにしてもエンジンのパワーが足りない。ストレート・スピードの差が大きすぎる。レースでのターゲット・タイムは1分27秒台だ。我々は2人とも同じタイムをキープ出来るドライバーなので良いレースを見せられるだろう」
スポーツランドSUGO攻略法
#556 KURE R33 鈴木利男&近藤真彦の場合 今回、テストから好調の#556 KURE R33のドライバーふたりにSUGO攻略法を聞いた。 近藤「ここでむずかしいのはS字からハイポイントコーナーにかけて。上りになっているんで、シフトアップのポイントがずれると加速しなくなっちゃうんです」 利男「決勝ではタイヤ、とくに左リアがきつくなると思うんで、タイヤに負担をかけずに、かつタイムを落とさないような走りを心がけます。タイムとしては24〜25秒台になるんじゃないかなあ」 近藤「ボクは25秒後半をキープします。タイヤの問題などがなければ、遅くても26秒台前半はキープできます。マクラーレンやスープラも24秒台でガンガンいけばタイヤがつらくなってくるでしょうから、チャンスはあると思います。ボクは一発の速さがないぶんタイヤにはやさしいんですよ(笑)」


★決勝スタート直前★

気温:22度 湿度:72% 路面温度:32度 入場者数:10/6:38,300人(10/5:7,100人)

No.25 FEDEX 300ZX-GTS ウォームアップでラジエタートラブル。ピットへ



★リタイヤ★
(GTインサイドレポート班調べ)

No. マシン 原 因 周回数
25FEDEX 300ZX-GTSラジエター0L
61ラーク・マクラーレンF1GTRクラッシュ1L
30総合警備PORSCHEクラッシュ1L
70外国屋アドバンドリブポルシェエンジン10L
5シャトレーゼ・ポルシェGT2駆動系17L
19JUN-トラスト スカイライン左リアタイヤ外れる20L
88タムラ ディアブロ イオタミッション45L
15プローバ 964ツインターボエンジン46L
6imuraya BP MR2左タイヤ外れる59L



No.61 ラーク・マクラーレンF1GTRJ.ニールセン(リタイア)
「すごく残念だよ。うん、乗ってたデビッドは大丈夫。今日は自分は何も出来なかった。でも今日のレースは非常にエキサイティングだったね。ポルシェの撒いたオイルがすべてを変えてしまった。見ている人には良いレースだったと思うけど私達にはね...。確かに選手権もこれでおもしろくなったわけだけど、星野さんのところも私達と同じようなウエイトを積むことになるわけでしょ。これもレース。言い訳はしたくない。次の最終戦でがんばるよ」
No.36 カストロール・トムス・スープラペドロ・デ・ラ・ロサ(総合8位)
「非常に残念だ。後ろも引き離していたし..。1度目のスピンはオイルに乗ってしまったのが原因だ。2度目はコンドーとタッチしてしまってスピンした。残念だ。身体は大丈夫だ」
No.37 カストロール・セルモ・スープラエリック・コマス(総合4位)
「ドライバー交代した時のハンデが大きすぎたよ。あの差では...。クルマは快調だった。トラフィックがなければ1分25秒台で走れた。今回竹内がハード・コンパウンドで出ていったが、良い選択ではなかった。僕の時にはトムスと同じソフトで行ったが、こちらの方が正解だった。後半ペースを落としたのは他車と同じ理由だ。オイルが多く出ていたからだ。前は30秒も先で後ろとも差があったので無理しても仕方なかった」
No.556 KURE R33岡寛 ニスモ(総合3位)
「予想した通りのレース展開となった。予選も上位6台にマクラーレン2台、スープラ2台、スカイライン2台で並んでいたが、ドライバーもクルマも同じようなレベルになっていると思う。61番のマクラーレンに30番のポルシェが衝突した時はコースの中央で危なかったが、ペースカーがすぐに入ったのでオフィシャルの対応は良かったと思う。クルマのポテンシャルは出せたと思うので今日の結果には満足している。ただ次もあるのでそれに向かって努力して行く」
No.28 つちやMR2土屋武士(GT300クラス4位)
「楽しんでいただけました? ディフューザーが落っこちてタイヤに当たってバッと煙が上がっちゃったんです。でも、ぎりぎりで完成したクルマであそこまで楽しめたんですから上出来でしょう。次も、もし出られたら目一杯楽しみますよ」
No.3 ユニシアジェックススカイライン長谷見昌弘(総合6位)
「セッティングミス。アンダー対策でずっとフロントばっかりやってたら、レースではリアがだめで、タイヤがブローしちゃった。タイヤのせいではありません。最後までタイヤがもったスカイラインだっているんですから。ちょっと残念なレースだったね」
No.31 カルテックスポルシェ池谷勝則(GT300クラス3位)
「ちょっと残念だったね。一時は2位まで上がってたんだけど、スピンしちゃったから。でも表彰台に上がれたからよかったです。次、がんばります」
No.7 RE雨宮SuperG RX7山路慎一(GT300クラス5位)
「クルマ自体はずっと調子よかったんですけどね。それ以上にポルシェが速かったということですね。やっぱポルシェは速いっすよ」


★インタビュールーム★

☆総合優勝☆No.60 ラーク・マクラーレンF1GTR

服部尚貴
「仙台は寒いからピットロードが凍ってまして(笑)。ホントにビックリしました。マクラーレンはバックギアに入れるのにレバーを外さなきゃいけないもんで、泣きそうな顔して切り返しやってました(笑)。ラルフがいい仕事してくれたのに台無しにしちゃいましたね。ただレース中いろいろあって、一番前に復活できたから良かったようなものの、4位のままだったら、そのままマクラーレン乗って帰るところでした(笑)。今回は金曜日に全然クルマ決まってなかったんですが、土曜日の午後から良くなってきて、今朝も凄くいい感じでした。でもテストではスカイラインが速かったから、今回はスカイラインかなと思ってたんですけど、うまく決勝レースがこちらに有利なように運んでくれたなと思います。これでチャンピオンの可能性も出てきたんですか? フォーミュラ・ニッポンはラルフが譲ってくれるって言うから(笑)、GTはラルフに譲ろうかな。あ、でも同じチームか…!」
ラルフ・シューマッハ
「服部がスピンした時の気持ち? その件はあとでハットリに殺されるといけないので、今は言わないことにします(笑)。GTはF1とは直接関係ないものですけど、もちろん勝利はいつでも嬉しいですね。またチャンピオンシップに関しては凄く小さい可能性しかないんですけど、チームのために頑張ろうと思います」
総合2位No.1 カルソニックスカイライン

星野一義
「僕は三冠王狙いますよ(笑)。まずフォーミュラはヨーイドンで前の服部とシューマッハが消えてくれて、ツーリングカーはツーリングカーでホンダはシリーズ失格になるのを期待して(笑)、GTは影山が頑張ってチャンピオン取れるみたいだから、僕は非常に光栄です!(笑) とにかくみんな頑張ります。今回は予選の時からなかなかベストな状態に持っていけなくて悩んでいたんですけど、最終的に影山君が頑張ってくれてここまでこれてホントに良かったと思います。今回は亜久里君にも迷惑かけちゃって、僕は走りがあまり良くなかったですね。でも次回頑張ります。美祢はウチついてるんだよね。前が周回数間違えたり、お天気の関係で勝ったことあったしね。今年もなんか転がりこんでくるんじゃないかと、そういう予感がする日々です(笑)」
影山正彦
「とにかく星野レーシングが最終戦でチャンピオンとれれば、それでいいです。次は50kgハンデ積みますけど、前のR32の時も50kgくらいからジワジワとハンデがきいてきたので、ここからが辛くなると思うんですけど、美祢は毎年メイクドラマがあるのでしつこく行きますよ」
総合3位No.556 KURE R33

鈴木利男
「クルマはちょっと途中からバランスが悪くなってきて、ラルフがドンドン行っちゃいましたね。でも後ろが来なかったんで、自分のペースで行こうと思ってました。服部選手のスピンは無線で聞いて、ピットに『余計なこと言うな』って言っておきました(笑)。その時点での差がわからなかったですし、中盤でしたからね。ただ服部君が止まったとしても、また後ろから追い上げて来るだろうと思っていましたしね。3位表彰台は、取り敢えず予定通りです(笑)」
近藤真彦
「後半はコースが汚かったですね。僕の前で馬の背でオイル噴いているクルマを見ましたから。それに乗りそうになってハーフスピンしかかって、それからちょっとビビッて踏めなくなりました。終盤のデッドヒートは厳しかったですけど、ホントに勉強になりました。利男さんがせっかくあそこまでやってくれて勝てたかも知れないのに、ちょっと頑張りが足りなかったので、次回もっと頑張ります。でもこのメンバーの皆さんと一緒に表彰台に上がれたことは、夢のようです」
☆GT300クラス優勝☆No.26 タイサン スターカードRSR

鈴木恵一
「僕の方は60kgもハンデ積んでますから、まともにいったらシルビアかMR2がいくんではないかなと想像していましたので、袖山君(*910ナインテンポルシェ)のところと表彰台はどうでもいいから、チャンピオンをかけた戦いをしようと思ってました。ただ今回はフル満タンで出たもので、10周目くらいまではおさえて走った方がいいと思ってましたし、抜かれてもまた抜き返せる自信ありましたから、序盤は特に無理をしませんでした。とにかく今回は新田君と2人で、自分の走りをしよう。それに結果はついてくるからと思って走りました。その通りになって良かったです。これで最終戦が最後の勝負になりましたね。でもまた袖山君のところが2位ですからね。次のレースでも2台で争いたいですね。もちろん勝つ自信はありますよ」
新田守男
「ペース的にも自分たちのペースを守って走れましたし、ピット作業もかなり早かったので、後半コースが荒れた時にペースを落とす余裕がありました。そういう意味では凄く良かったですね。今回も60kgのハンデでかなりきつかったんですけど、次90kgですからね。でもこれも勲章だと思って頑張ります」
GT300クラス2位No.910 ナインテン・ポルシェ

袖山誠一
「僕も恵一さんと全く同じ考えで、様子見ながら走っていましたし、恵一さんが、多分コチラの出方を見ているだろうなというのもわかっていました。で、僕はバックミラーでずっと恵一さんの顔が大きく写るのを気にしていたんです。だから、なんで2位になったかよくわからないんですよ。リードしてるからいいかなと思っていたんですけどね。ピット作業終わってみたら順位が変わっていたので、今回はピット作業で負けたかなという気がします。最終戦は、多分なにもなければ、今回よく走ってくれたのでパートナーは玉本選手になると思います。また新田君と争わせようかと思ってます(笑)。最終戦はちょっとわからないですけど、今回リタイアしたシルビアやMR2が速く走って上位に入る可能性がありますから、恵一さんの前でゴールしても逆転できないこともあるんですよね。だからホントはここで勝っておきたかったですけどね…」
玉本秀幸
「今回初めて乗ったのですが、クルマは袖山さんが煮詰めてくれていましたので、ポルシェの中では安定しているようですし、パッと乗ってもタイムはすぐ出たので問題なかったです。クルマに乗るプレッシャーよりポイントシップのプレッシャーの方が、代役なもので、強かったですね。責任を感じてました。ペース的には悪くなかったんですが、袖山さんと同じように、なんでタイサンの方が前に行ったのかよくわからなかったですね」






以上、インサイドレポート班による。