F1決定のR.シューマッハが
ポールを獲得!
しかしGT-Rとスープラも好調

　10月5日、宮城県・スポーツランドSUGOで'96全日本GT選手権(GTC)第5戦「SUGO GT CHAMPIONSHIP」予選が行われた。決勝スタートは6日午後13時30分の予定。

　秋の好天に恵まれた好コンディションの中、午前の予選1回目が開始された。開始早々No.36 カストロール・トムス・スープラの関谷正徳がこれまでのコースレコードを更新する1分23秒840を記録。これに現在選手権ポイントのリーダーであるNo.61 ラーク・マクラーレンF1GTRのJ.ニールセンが1分24秒053で続いた。だが、終了10分前にNo.556 KURE R33の鈴木利男が1分23秒599でトップに立ち、このまま暫定ポールを獲得した。

　午後の予選2回目では、来季F1参戦を決めたNo.60 ラーク・マクラーレンF1GTRのR.シューマッハが一気に1分22秒066と好タイムを記録。次の周もタイムアタックを試みたがHPコーナーでコースアウトを喫してしまった。このタイムを目標にNo.556 鈴木、No.36 関谷も午前のタイムを更新したがシューマッハのタイムを破ることはできずに予選時間を終了した。午前はコースアウトして4周しか走れなかったNo.37 カストロール・セルモ・スープラのエリック・コマスは午後の予選終了直前のラストラップで1分23秒754とタイムを縮め、No.61を僅差でかわし予選5位に食い込んだ。

　GT300クラスは、No.12 パーソンズシルビアの本山哲が午前・午後共にトップと好調。午後にはただ1台 1分27秒台を記録。2番手には今回からMR2でエントリーしてきたNo.28 つちや MR2の土屋武士が入り、3番手もNo.6 imuraya BP MR2とこれまで好調のポルシェを押さえて国産車がトップ3となった。