Inside Report



NICOS cup GT All Star Race
11.17sun at Central Circuit


Race

★11/17 Sun. − レース★


○決勝スタート直前

気温:13℃ 路面温度:16℃ 入場者数:11/17:21,500人(11/16:3,200人)


■No.25 FEDEX 300Z-GTS

エンジントラブルで出走取り消し


14:40 フォーメーション・スタート

隊列が整わず、1周フォーメーションを追加。レース周回数は71Lapsに


主なリタイア原因(GTインサイドレポート班調べ)
マシン原因周回数
No.30 綜合警備PORSCHEクラッチ40L


■No.34 STPタイサンポルシェGT2

松田秀士「最終コーナーを立ち上がったら、急にドーンときて走らなくなっちゃった。だから後は惰性でピットまで戻ってきたんだけど...」


■No.556 KURE R33

ターボのタービン・トラブルでわずか5周でピットに入ったKURE R33。本来ならレースを終えるところだが、オールスター戦に来てくれたファンのためと1時間弱でタービンを交換し、近藤真彦をコースに送りだした。「最後に走れて嬉しかったですよ。だから、思いっきりパフォーマンス見せようとして、ガンバリ過ぎちゃった(笑)。目の前にカストロールがいて、抜いてやろうと思ったんだけどね」とは近藤真彦の弁。


■No.37 カストロール・セルモ・スープラ(総合2位)

竹内浩典「最後はがんばりました。タイヤを交換しなかったのはギャンブルに出たんです。長谷見さんも無交換だったみたいで、結局同じ作戦だったんですね」

エリック・コマス「タイヤを守る走りを心がけました。いつもどおりならもっとプッシュするんですが、今回はそういう作戦でしたからね」


■No.2 ZEXELスカイライン(総合3位)

鈴木亜久里「最初にピットに入ったのは、タイヤのプレッシャーが上がっちゃったらしくてバイブレーションが出たから。それで交換したんだけど、その後は問題ない。あとは福山さんにお任せだよ」(ドライバー交代直後)

福山英朗「走っているときに腰痛めちゃって、もうシンドイよぉ(と座り込んでしまう)。抜かれるどころか、あと10周もあったら死んじゃうとこだったよ。マシンは問題なし。完璧だったよ」


■No.100 ADVAN BP NSX

高橋国光「最後はたまたまバトルするかたちになったんですが、お客さんはよろこんでくれていたんですか。そうですか。でも、最終ラップの最終コーナーで押されたのはちょっと残念でしたね。ボクがコーナーでスピードを落としたからそういうかたちになったんでしょうが、そうやって後ろを抑えるのもひとつの作戦ですからね。来年はマシンをもっと速くして押されないようにがんばります」


■No.39 サードスープラGT

オリヴィエ・グルイヤール「今日の目的は完走することだった。それが果たせたので満足している。途中、スロットル系のシステムにちょっと不具合があってスイッチを入れたりしてみたことがあったのと、トラフィックに引っ掛かったことが何度かあった。それとタイヤがゴム片を拾ってしまい、グリップが著しく低下したことがあった。そういう時は逆にペースを上げて破片を離した。それ以外ではクルマは快調だった。今日のクルマのポテンシャルは6位〜7位ぐらいでゴールすることが出来れば、というところだった。それで7位に入れたのだから良かったと思う。重要なことはドライバーが自分の能力を誇示することではなく、チームのためにクルマのポテンシャルをフルに引き出して走ることなんだ。各ドライバーにはそれぞれ与えられた役割がある。クルマのポテンシャルが充分あって勝ちを狙える時は勝ちに行く。そういう意味で今日は充分な走りが出来たと思っている」

ダビッド・デュッソー「スープラで8ラップ以上連続して走るのは初めてのことだったが、自分のベストタイムと一番遅い時のタイムの差が少ない、コンスタントな走りをすることが出来た。それには満足している。後半はブレーキもタイヤも苦しくて大変だったが....。
実は耐久レースはまったく初めてで、加えてF3をやめてからずいぶん経つので体力的にどうかな、と内心気にしていたが、手首がちょっと痛くなったくらいでまったく問題なかった」