Preview

Hi-Land GT Championship in SENDAI Hi-Land Raceway

Round 3 Hi-Land GT Championship
27 June '97
Practice Report

 この日の仙台ハイランドは朝から雨模様。午前8時40分から1時間行われた1回目の走行では、雨は小降りになってきたが路面は完全なウエット状態。何台かのマシンがコースアウトするコンディションの中、No.100 RAYBRIG NSXの飯田章が1人飛び抜けた1分57秒893を記録。2番手にNo.36 カストロール・トムス・スープラが1分59秒135で続く。3番手には97年型の新型になったNo.2 ZEXELスカイラインが1分59秒175の僅差で続き、その実力の高さを示した。

 11時10分から1時間行われた2回目の走行でも前半は小雨が降り続いていたが、雨足は徐々に弱まり、コースアウト車両の撤去のために15分ほどの中断の間に雨は完全に上がり日差しも差し出す。再開されたラスト10分の走行中にも路面はどんどん乾き、終了間際にNo.34 STPタイサンポルシェGT2が1分52秒203のベストラップを記録。これにNo.37 カストロール・トムス・スープラNo.38 カストロール・セルモ・スープラが続き、この後にはNo.2 ZEXELスカイラインが付けていた。

 午後は雨雲も去り、強い日差しもあって一転ドライコンディションとなる。13時20分から1時間の走行では、No.2 ZEXELスカイライン、そしてNo.556 KURE R33の新型スカイライン2台が好調な走りを見せた。ZEXELスカイラインは、昨年マクラーレンF1GTRが記録したレコードタイムに0.528秒差に迫る1分46秒293という好タイムを記録。KURE R33も46秒743で2番手とスカイラインの1-2となる。これにNo.36No.37の2台のカストロール・スープラが付け、その後ろにはNo.12 カルソニックスカイラインが入り、新型スカイラインはスープラと互角に戦う実力を見せた。GT300クラスでは、ポイントリーダーのNo.19 RS☆Rシルビアがトップ。これにNo.71シグマテックポルシェNo.81 ダイシンシルビアNo.26 タイサンスターカードRSRとポルシェとシルビアが競う形になった。この後にはこのレースからターボを装着したNo.25 つちやMR2が付けた。

 本日最後の走行は15時50分から1時間行われた。この走行ではスープラ勢が奮闘。No.37 カストロール・トムス・スープラが今日最高になる1分46秒233を記録。新型スカイラインからトップの座を奪い返した。これにNo.5 5ZIGEN SUPRAがこのセッション2番手になる1分46秒948、次にNo.36 カストロール・トムス・スープラ、そして後には昨年この仙台で優勝を飾っているNo.38 カストロール・トムス・スープラが入った。

 GT300クラスでは、この最後のセッションでディフェンディングチャンピオンであるNo.26 タイサンスターカードRSRが唯一53秒を切る1分52秒567を記録。また、このレースからターボ・エンジンとなったNo.25 つちやMR2が本日のクラス3番手となる1分53秒388を出し、シルビアとポルシェの争いに食い込みそうな予感を感じさせた。


練習走行上位タイム(天気:雨後晴れ コース:ウェット→ドライ)
PoNoマシンドライバータイム
137カストロール・トムス・スープラ関谷正徳/鈴木利男1'46.233(3)
2 2ZEXELスカイライン鈴木亜久里/E.コマス1'46.293(2)
3 556KURE R33影山正彦/近藤真彦1'46.743(2)
436カストロール・トムス・スープラM.クルム/ P.デ・ラ・ロサ1'46.803(2)
555ZIGEN SUPRA田嶋栄一/M.グーセン1'46.948(3)
638カストロール・セルモ・スープラ竹内浩典/金石勝智1'47.208(3)
[GT300]

26タイサンスターカードRSR鈴木恵一/新田守男1'52.567(3)

19RS☆Rシルビア織戸 学/福山英朗1'53.001(2)

25つちやMR2土屋武士/長島正興1'53.388(3)
*タイムは非公式なもの

Report by GTインサイドレポート班


Skyline GT-R 1997models
97 ZEXEL SKYLINE







97 CALSONIC SKYLINE



Keiichi Tsuchiya drives Porsche

TAISAN PORSCHE