Round1

SUZUKA GT300km
3.21sat / 22sun - SUZUKA Circuit

Race

終盤に大波乱が連続!
ペンズオイル・ニスモGT-Rのコマス/正美組が劇的な逆転勝利!
RAYBRIG NSXはラスト5周のトラブルで涙を飲む… PENNZOIL GT-R

Round 1 SUZUKA GT300km
22 Mar. '98
Race Report

 3月22日、1998AUTOBACS CUP全日本GT選手権開幕戦・SUZUKA GT300kmの決勝レースが、好天の鈴鹿サーキットで行われた。


GT500


 今年最初のローリングスタートから好スタートを切ったのはポールポジションのNo.100 RAYBRIG NSXの飯田章だった。予選2位のNo.64 Mobil1 NSXのトム・コロネルも初めてのローリングスタートながら、飯田の後について1コーナーへと進入した。3番手は予選4位のNo.23 ペンズオイル・ニスモGT-Rの影山正美、そして4番手にはNo.38 FK/マッシモセルモスープラの竹内宏典がジャンプアップ。さらにはNo.12 カルソニックスカイラインの星野一義が予選8位から5番手へと意気込み通りのダッシュを見せる。

 トップを争う2台のNSXは早くも2分4秒台のハイペースで、後続を引き離していく。No.64 コロネルは2周目に4秒235というこの日のベストラップを記録しNo.100 飯田を追うが、飯田も4秒台を連発してその差はなかなか縮まらない。3番手にはNo.23 正美を抜いたNo.38 竹内が上がるがトップ2台とは差が広がる一方。そのNo.38 竹内を頭に6番手のNo.2 ZEXELスカイラインの鈴木亜久里までが1秒ほどの間で激しいバトルが続いた。中でもNo.12 星野は8周目に4番手に上がると、3番手のNo.38 竹内にも襲いかかる。12周目に竹内が1コーナーで膨らんだインを星野が強引に突いた結果、2台は接触。、No.12はそのまま走り続けたが、No.38はコースアウトし大きく遅れてしまう。これでNo2.亜久里も5番手に上がるが、17周目にミッショントラブルでリタイアとなった。これに代わって5番手にはNo.16 Castrol無限NSX 中子修が上がるが、こちらはアクセル系にトラブルが生じてピットイン。この後も走るが結局はリタイアした。

 そろそろ予定のピットインとなる20周過ぎには、No.100、No,64のNSXが3秒ほどの差でトップグループを形成。15秒ほどの差を付けてNo.12、No.23、No.8 FET SPORTS SUPRAのガードナーが続く。上位陣ではNo.23ペンスオイル・ニスモGT-Rが、まず24周目にピットイン。ドライバーはエリック・コマスに代わり、40秒ほどの素早い作業でコースに戻した。続いてNo.12カルソニックスカイラインが入るが、作業に49秒近く掛かってしまう。トップ争いの2台はぎりぎりまでピットインを延ばす作戦に。そして、30周目にNo.100とNo.64が同時にピットイン。作業終了はややNo.100が早かったがその差はほとんどない。超ベテランのNo.100 高橋国光と若手のNo.64 山西康司の一騎打ちとなる。が、No.64 山西は黄旗区間で追い越しをしてしまい、44周目にペナルティのピットストップ10秒を科せられてしまう。しかも、このピットアウト時に1コーナーでスピン。素早くコースには戻れたものの、No.23コマスに抜かれて3番手に落ちる。

 これで、No,100の逃げ切りと誰もが思ったのだが、なんとその次の周に突然のスローダウン。駆動系のトラブルでメインストレート脇にクルマを止めてしまった。これで、No.23 ペンズオイル・ニスモGT-Rがトップに立つ。No.64 Mobil1 NSX 山西も必至に追い上げるが、コマスは逃げ切り、新型スカイラインがデビューウインを飾った。

 上位入賞が期待されたNo.12カルソニックスカイラインも44周目に周回遅れと接触し、マシンを大きく壊しリタイアとなった。3位には予選14位から着実に順位を上げたNo.39 デンソースープラGTが入った。





GT300はベテラン鈴木とルーキー舘のコンビの
つちやMR2が優勝

テイボン・トランピオ・FTOがデビュー戦で3位に入賞

GT300



 ポールポジションからスタートしたNo.44アペックスDLモモコルセの新田守男がオープニングラップからリード。No.61テイボン・トランピオ・FTOの中谷昭彦、No.910ナインテンポルシェの砂子智彦と続く。6周目にはNo.910砂子がNo.61中谷をとらえて2番手に浮上するが、10周目に他者との接触が原因のエア漏れで急遽ピットイン。11周目には、No.51コブラポルシェの池谷勝則がNo.61中谷をパスし、2位に。15周目にはスタートで出遅れていたNo.25つちやMR2の舘信吾が3位にあがる。25周目にはNo.25の舘がNo.51池谷にかわって、2番手に。トップを快走するNo.44新田が28周目に予定どおりのピットイン。ドライバー交替、給油をすませて水野昇太へ無事に引き継いだかに見えたが、燃料補給がうまくいかず2度目のピットストップを32周目に行い、リアタイヤ交換と給油を行う。これに対して31周目にタイヤ交換は無しで舘から鈴木恵一にバトンを渡していたNo.25つちやMR2がトップに立ち、開幕戦を優勝で飾ることとなった。同じ31周目にピット作業を終えたNo.51は池谷から袖山誠一に交替し、2位でチェッカーを受ける。3位には、ニューマシンながら見事なレースで24周目に中谷から原貴彦につないだNo.61が表彰台に上がった。





Comas/Masami
総合優勝
No.23 ペンズオイル・ニスモGT-R
エリック・コマス「たいへんうれしい。チームが頑張っていいレースにしてくれた。新しいスポンサーであるペンズオイルのためにもたいへんよかった。レースは先の見えない展開だったが、いい結果を出すことができた。予選後の記者会見でも『レースは何があるかわからない』と言ったが、そのとおりになった」

影山正美「とにかくうれしいです。これで、いいシーズンのスタートができたので、このままシリーズをとおしていい結果を残したい」



Keiichi/Shingo
GT300クラス優勝
No.25 つちやMR2
舘 信吾「勝つとは思わなかったんです。普通にいって2位でしょう。テストではタイヤが温まっていなかったときにコースアウトしてしまったんです。運が強いというか、こちらに傾いてくれたと思います。(鈴木恵一さんが、シーズンはじめに『親父さんへの恩返しで信吾君を育てたい』と言っていたことに対して)そう言っていただけるとうれしいです。父に感謝します。富士は、まだ走ったことないからわからないんですけれど、運をつなげて自力でポールポジションを取って勝ちたいですね」

鈴木恵一「テスト中にトラブルが出て、土屋さんに迷惑をかけたんで、勝てて非常にうれしい。ラストは正直言って(足のケガで)きつかった。アペックスが勝ってたらムリにでも抜いたんだけど、必要なかったから。富士は行くよ! 3戦目から同じMR2のニューカーにしてもらう予定です」




backtopHome