Round5

MOTEGI GT CHAMPION RACE
9.12 sat / 13 sun - Twin Ring MOTEGI

Practice

トップタイムはCastrol無限NSX!
デンソーサードスープラGTとESSO SUPRAが3、4番手に
GT300はアペックスMR2が一歩抜ける

Round 5 MOTEGI GT CHAMPION RACE
Practice Report / 11 Sep. '98


 1998年AUTOBACS CUP全日本GT選手権第5戦MOTEGI GT CHAMPION RACEの前日練習走行が9月11日金曜日、ツインリンクもてぎ・ロードコースで行われた。

 今回は、午前と午後1セッションずつ各1時間45分の走行が行われた。午前は8時55分からスタート。天気は雨の気配は全くない快晴。7月に行われた事前のGTC公開テストでは、NSX4台が上位を占めたためこの練習走行でもNSXの独壇場と思われた。開始20分過ぎ時点で、トップはNo.16 Castrol無限NSXの1分51秒584、続いてNo.100 RAYBRIG NSXとNSX2台がつけたが、その後ろにはNo.12カルソニックスカイライン、No.50 ARTAスカイラインとスカイラインが健闘を見せる。そして、1時間経過時点ではNo.39デンソーサードスープラGTが51秒209で、ついにNSXを抜きトップに立つ。だが、それも20分ほどのことだった。まずはNo.16 Castorl無限が51秒036でトップを奪い返す。そして数分後にはNo.100 RAYBRIG NSXが50秒689と50秒台入れて逆転。こうなると、No.39デンソーサードスープラGTの逆襲を期待したいところだったが、なんとデンソーはエンジントラブルが発生してコース上にストップ。この時点で残り時間は5分を切っていたために、このセッションはこのまま終了となった。


 午後のセッションは13時55分よりスタート。20分経過時点でトップに立ったのは、No.100 RAYBRIG NSX。だが、まだこの時点では1分52秒台でまだまだタイムアップが予想された。しかし、その直後にエンジンを壊して、コース上にオイル撒いてしまったクルマが出たために、その処理のために赤旗が出て25分ほどの中断となる。そして、再開されるとNo.100 RAYBRIGは51秒861とタイムを上げトップをキープ。これにNo.36カストロール・トムス・スープラが52秒095で2番手で追う。No.100 RAYBRIGはさらに51秒580までタイムを上げるが、この間コースアウトするクルマが連続し、数回の赤旗中断があり、全般的にタイムは上がらない。実質1時間経過時点で、No.50 ARTAスカイラインが51秒494でトップに立つ。だが、No.16 Castrol無限が15分後に51秒317で再度トップに。そして、ラスト15分で、No.16はこのセッション唯一の50秒台の50秒530まで上げる。もう終了間際になったとき、エンジン換装を30分ほど前に済ませたNo.39デンソーが51秒285とこのセッション2番手のタイムを叩き出す。この直後に、またコース上にストップするクルマが出たために数分を残して、赤旗中断となり、このセッションもこのまま終了となった。

 GT300クラスでは、No.44アペックスDLモモコルセMR2が午前のセッションで1分58秒753とGT500クラスに数秒差まで迫る好タイムを叩き出してトップに立つ。そして、もう1台好調だったのが、No.77クスコスバルインプレッサ。2分を切れなかったものの2分00秒530でこのセッションの2番手。3番手にはNo.61テイボン・トランピオ・FTO、4番手が前戦で3位に入ったNo.21ダンロップ-BP-BMWと続いた。午後のセッションではNo.77クスコが2分を切って1分59秒621でトップ。これにNo.44アペックスが続く。3番手には、前戦でデビューしたばかりのNo.19ウェッズスポーツセリカが入る。このレースで優勝すればチャンピオンを決められるNo.25つちやMR2はウエイトハンディの影響か午前8番手、午後7番手とやや伸び悩んだ。


No.16 Castrol無限NSX(総合トップタイム)
道上 龍「駆動系から異音がしていたのがちょっと不安ですが、予選ではポールを取りたいですね。クルマは、少しアンダーっぽいのですが、悪くはありません。レースではミッションがちょっと心配ですが、ブレーキはそんなにきつくありません。でも、充分トップ争いはできますよ。後は、下らないミスをしないよう、クルマをいたわりながら勝ちたい。もてぎはホンダのコースなので、頑張ります」

No.44 アペックスDLモモコルセMR2(GT300トップタイム)
新田守男「午後は踏み過ぎで回ってしまった。午前のトップタイムはピーターのもの。他と較べるとそんなに悪くないと思う。本番はどういう風に出るかはわからない。足回りはどうもしっくりこない。予選は1〜3番手くらいまでにいたい。決勝は、もう優勝しかないでしょう。予選のアタックは、ピーターの予定です」


練習走行総合成績(天気:晴 コース:ドライ 出走:39台)
Po No Machine Driver Time
GT 500
1 16 Castrol無限NSX 中子 修/道上 龍 1'50.530(2)
2 100 RAYBRIG NSX 高橋国光/飯田 章 1'50.689(1)
3 39 デンソーサードスープラGT 土屋圭市/谷川達也 1'51.209(1)
4 6 ESSO Tiger SUPRA P.ラファネル/高木真一 1'51.437(2)
5 50 ARTAスカイライン 本山 哲/土屋武士 1'51.494(2)
6 38 FK/マッシモセルモスープラ 竹内浩典/野田英樹 1'51.920(2)
GT 300

44 アペックスDLモモコルセMR2 新田守男/P.ダンブレック 1'58.753(1)

77 クスコスバルインプレッサ 小林且雄/玉本秀幸 1'59.621(2)

19 ウェッズスポーツセリカ 織戸 学/M.アンジェレッリ 2'00.236(2)
*タイムは非公式なもの。()はタイムを記録したセッション




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