◆荒れた路面に悩まされる予選1回目
青空の見える好天に恵まれ気温も午前中で25度近くまで上がる上々のコンディションとなった。午前11時15分から1時間の予定で始まった予選1回目でまずトップタイムを出したのは、このところ好調のNo.16 Castrol無限NSXの道上龍。テストでも記録している1分50秒台に乗せ50秒313を記録。続いて、NSX勢に一矢を報いようとするNo.38 FK/マッシモセルモスープラの竹内浩典が51秒161で2番手となる。だが、これから各車タイムアップというその時にコース上にオイルを撒いてしまったマシンが出て、その処理のために20分近い中断となってしまった。再開後も滑りやすい路面にコースアウトするマシンが多く、このためコース上に砂も出てしまい、さらにコンディションが悪くなりタイムが伸び悩む。その中、No.50 ARTAスカイライン、土屋武士が51秒901で3番手に。そして、ここまで静観していたNo.100 RAYBRIG NSXが50秒712で2番手に割り込む。その直後、No.16Castrol無限NSXの道上は50秒274,次のラップに50秒042までタイムアップし、トップをキープ。暫定ポールを得た。
◆スープラ健闘もNSXに届かず
午後になると気温は更に上がり27度近くとなる。予選2回目は15時30分から1時間の予定で行われた。開始7分過ぎにN.38 FK/マッシモセルモスープラ、竹内が1分50秒939でまずトップに立つ。だが、午前の暫定ポールのNo.16 Castrol無限NSXの道上もすぐに50秒016とタイムを更新してトップを奪い返す。そして、次のラップには目標としていた49秒台の1分49秒800をたたき出した。このタイムを破るべく各車アタックに入る。まずは、No.39デンソーサードスープラの土屋圭市が51秒057で3番手に食い込む。そして、No.100 RAYBRIG NSXの飯田が49秒877のNo.16 Castrol無限に肉薄するがわずかに届かない。この後はコース上が混雑してきたため、上位陣ではタイムアップするマシンは現れず、No.16 Castrol無限NSXが第3戦仙台に続き今季2度目の、ここもてぎではGTC最初のポールポジションを獲得した。