Round7

SUGO GT CHAMPIONSHIP
10.24 sat / 25 sun - SportsLand SUGO

Practice

逆転チャンピオンに向けてMobil 1 NSXが奮闘!
SUGO得意のスープラ勢がNSXに続く

Round 7 SUGO GT CHAMPIONSHIP
Practice Report / 23 Oct. '98


 1998年AUTOBACS CUP全日本GT選手権の最終戦となる第7戦SUGO GT CHAMPIONSHIPの前日練習走行が10月24日金曜日、スポーツランドSUGOで行われた。この日は午前、正午、午後と計3回、各1時間のセッションが行われた。

 この日は早朝から雨が降り、午前の走行が始まった9時50分ごろはまだ細かい雨がぱらついており、路面はウェット状態。空は一面の雲だが、時間とともに雨は収まっていった。このため、ほとんどのクルマがカットスリックでコースに出ていった。まだコースが濡れていた序盤の段階では、No.23ペンズオイル・ニスモGT-R、No.36カストロール・トムス・スープラといったところが上位に上がってきた、だが、レコードラインが乾き始めた後半、各車スリックでの走行となるとNSX勢がグッとタイムを上げてきた。ラスト10分ほどでNo.64 Mobil 1 NSXが1分24秒662でトップに立つ。だが、すぐにNo.100 RAYBRIG NSXが23秒630と大幅にタイムアップして逆転。No.100には届かなかったもののNo.18 Castrol無限NSX、No.18 TAKATA童夢無限NSXも23秒台に入れて、このセッション終わってみれば上位をNSX4台が独占した。5番手にはNo.12カルソニックスカイライン、6番手にはNo.8 FET SPORTS SUPRA、8番手にはNo.23 ペンズオイル・ニスモGT-Rが入る。また、No.6 ESSO Tiger Supraは7番手に入ったものの、最終コーナーで大きくスピンアウトしてガードレールに激突、マシンは大破。明日からのレース本番への出走が危ぶまれている。

 正午から始まった走行時には、雨はあがり路面もほぼドライコンディションとなった。こうなると9月に行われたテストでも上位を占めたNSX勢が俄然有利となった。セッション序盤には、No.100 RAYBRIG NSXが昨年自らが記録したコースレコード1分21秒805を上回る1分21秒575でトップとなる。だが、中盤になるとNo.64Mobil 1 NSXが21秒462、No.16 Castrol無限NSXが21秒373と相次いでこのタイムを更新していった。結局、No.16がこのセッションのトップとなった。このセッションでもNSXが上位を独占。5番手にNo.37カストロール・トムス・スープラ、続いて6番手に昨年の優勝者No.5 5ZIGEN SUPRAが付けた。スカイライン勢ではNo.3ユニシアジェックススカイラインの10番手が最上位だった。

 15時から始まった午後のセッションでも、雨は落ちてこなかったものの気温は12度と午前からほとんど上がらず、寒いほどの感覚だった。

 このセッションの序盤で健闘したのは、No.38 FK/マッシモセルモスープラでスープラとしては最初の1分21秒台である21秒900を記録し、NSX勢をおさえてリーディングボードの最上位に出た。だが、やはり30分を過ぎるとNSX勢が上位に来る。まずは、No.18 TAKATA童夢無限NSXが21秒328でトップに。さらには終了近くにNo.16 Castrol無限NSXが21秒292と今日最高のタイムを記録してトップを奪取。この後、このタイムを更新するクルマはなく、これが総合の最高タイムとなった。

 チャンピオンを争うランキング2位のNo.64 Mobil 1 NSXは午後のセッションではタイムアップせずに正午のタイムがベストとなった。また、チャンピオンに最も近いランキングトップのNo.23 ペンズオイル・ニスモGT-Rは、午後のセッションで1分22秒854とわずかに詰めたが総合で13番手、No.64から1秒4近く遅れを取っており、予選での不利は否めないと予想される。


 GT300クラスでは、午前のセッションではNo.44アペックスDLモモコルセMR2が1分30秒303でトップタイム。これにNo.910ナインテンポルシェ、No.61テイボン・トランピオ・FTOが上位に。正午からのセッションでは、9月のテストでトップタイムを出したNo.19ウェッズスポーツセリカが、その時のタイムを更新する1分27秒620でクラス最上位となり、続いてNo.61、そしてシーズン5勝目を狙うNo.25つちやMR2が3番手となった。

 午後のセッションでは、No.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7が1分28秒014でトップとなったが、上位陣で正午のタイムを上回るものはなく、今日の走行でのトップタイムはNo.19となった。



練習走行上位タイム
出走:42台  天気:雨/曇り コース:ウェット/ドライ
PoNoMachineDriverTime
[GT500]
116Castrol無限NSX中子 修/道上 龍1'21.292(3)
218TAKATA童夢無限NSX金石勝智/脇阪寿一1'21.328(3)
3100RAYBRIG NSX高橋国光/飯田 章1'21.340(3)
464Mobil 1 NSX山西康司/T.コロネル1'21.462(2)
538FK/マッシモセルモスープラ竹内浩典/野田英樹1'21.900(3)
650ARTAスカイライン本山哲/土屋武士1'21.922(3)
[GT300]

19ウェッズスポーツセリカ織戸 学/山本勝巳1'27.620(2)

61テイボン・トランピオ・FTO中谷明彦/原 貴彦1'27.725(2)

25つちやMR2鈴木恵一/舘 信吾1'27.810(2)
*タイムは非公式なもの。()はタイムを記録したセッション



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