Round7

SUGO GT CHAMPIONSHIP
10.24 sat / 25 sun - SportsLand SUGO

Qualify

No.16 Castrol無限NSXがレコードでポール獲得!
チャンプ争奪戦のNo.64obil1 NSXは5位、
No.23ペンズオイル・ニスモGT-Rは苦戦の13位!!


Round 7 SUGO GT CHAMPIONSHIP
Qualify Report / 24 Oct. '98

 10月24日、スポーツランドSUGOでAUTOBACS全日本GT選手権最終戦「SUGO GT CHAMPIONSHIP」の予選が開催された。ドライコンディションで行われた予選では、No.16 Castrol無限NSXの道上龍がコースレコードを1秒以上更新する1分20秒642で今季3度目のポールポジションとなった。GT300では、前戦でチャンピオンを決めたNo.25 つちやMR2の舘信吾が今季2度目のクラスポールを獲得した。

GT500

◆レコードタイムを7台が更新した予選1回目

 サーキット上空は雲に覆われたいたものの、心配されていた雨は降らず終日ドライコンディションで予選は行われた。

 午前10時30分から1時間で行われた予選1回目。序盤、トップに立ったのはNo.38 FK/マッシモセルモスープラの野田英樹。今回、アタック・ドライバーとなった野田は5分過ぎに1分22秒109を記録し、4分後にはコースレコード1分21秒805を更新する21秒192までタイムを詰めていく。15分過ぎに本命と言えるNSX勢が本格的にアタックを開始。まず、No.16 Castrol無限NSXの道上龍が21秒146でトップに。その直後に前戦初優勝を果たしたNo.100 RAYBRIG NSXの飯田章が、ついに20秒を切る1分20秒900でそれを更新する。だが、No.16道上もすぐ次のラップに20秒709で逆転。さらに翌周に1分20秒642までタイムアップし、トップを固める。No.18 TAKATA童夢無限NSXは、今回アタックドライバーに指名された脇阪寿一が21秒082まで詰めるが、3番手に留まる。結局、暫定ポールはNo.16 Castrol無限NSX、2番手にNo.100 RAYBRIG NSX、3番手にNo.18 TAKATA童夢無限NSXと3台のNSX。4番手にはNo.38 FK/マッシモセルモスープラが食い込んだ。以降7番手までレコードを上回ることになったが、スカイライン最上位はNo.50 ARTAスカイランの9番手だった。

 チャンピオン争うランキング2位のNo.64 Mobil 1 NSXはトム・コロネルは90kgのウエイトハンディを背負いながらも1分21秒533までタイムを刻み、このセッション4番手。一方、ランキングトップのNo.23ペンズオイル・ニスモGT-Rはエリック・コマスが1分22秒206で11番手とやや出遅れた。

◆予選2回目はトップ5に変動なし

 午後もコンディション的には午前と大きく変わらなかったが、午後の気温上昇を見込んで上位陣は決勝レースに向けてのセッティングに終始した。

 予選2回目は午後3時ちょうどから1時間で行われた。天候はいまだ曇りと言えたが、、時折日差しも落ちて気温は午前よりやや高く17度ほど。このせいか、上位陣のタイムはいまひとつ伸び悩む。その中でNo.39デンソーサードスープラGTの土屋圭市が1分21秒622とタイムを詰め総合の6番手まで順位を上げる。この後、No64 Mobil 1 NSXのコロネルも21秒524とわずかに詰めるが、順位を上げるまでには至らなかった。また、No.55 STPタイサンバイパーも22秒145と午前のタイムを大きく更新して11番手となる。この他、上位陣では大きな変動はなく、午前のタイムのままNo.16 Castrol無限NSXがポールを決めた。



GT300

GT300は98クラスチャンピオンNo.25つちやMR2が今季2度目のPP



◆今季チャンプを決めたつちやMR2が凱旋ポール

 GT300クラスは、午前のセッションでは、今季未勝利のNo.44アペックスDLモモコルセMR2がクラス・レコードを更新する1分26秒753でトップ。これに第5戦、第6戦と連続2位となっているNo.19ウェッズスポーツセリカが27秒360で2番手。3番手には、前戦ですでにチャンピオンを決めたNo.25つちやMR2が入った。

 午後は気温が上がったためか、各車タイムが伸び悩む中、30分過ぎにリミットいっぱいの80kgを積んだNo.25つちやMR2の舘信吾がそんなことを感じさせない走りで、クラスレコードを更新する1分26秒687で一気にクラストップに。また、No81ダイシンダンロップシルビアの福山英朗が27秒159で、午前の11番手から3番手へとジャンプアップ。以後、上位陣ではタイムアップするものはなく、No.25つちやMR2が第4戦富士に続き2度目のポールポジションを決めた。2番手はNo.44アペックスDLモモコルセMR2、3番手はNo.81ダイシンダンロップシルビアとなった。




Pole Position



(左から中子 修、道上 龍)
No.16 Castrol無限NSX
道上 龍 1'20.642(コースレコード)
「今年最後のシリーズ戦ですし、ポールポジションが獲れてうれしいです。9月のテストではいまひとつでしたが、金曜日は1番でしたので、今日は獲れる自信はありました。午後もアタックしたのでしが、気温が高くなったせいかタイヤが早めに終わってしまいました。決勝は、できたら逃げて、逃げ切りたいですね。ライバルはやはり同じNSXの18号車、100号車でしょう。チャンピオンは関係ないですが、最後は勝って終わりたいです」


(左から舘 信吾、鈴木恵一)
GT300クラストップ
No.25 つちやMR2
舘 信吾 1'26.687(コースレコード)
「午前はオーバーステア気味で最終コーナーでアクセルを踏み切れませんでした。午後、セッティングを変えたんですが、完璧でしたね。アタックした後も少し走ったんですが、コンスタント・ラップでも悪くなかったです。決勝は、いつものようにボクがスタートです。それでタイヤにあわせて行けるところまで行くと思います。コンディションは今日ぐらいなら大丈夫です」




総合予選正式結果
(Weather : Cloudy / Fine , Course : Dry )
PO NO C-Po MACHINE DRIVER TIME TYRE WH
1 16 500-1 Castrol 無限 NSX 中子 修 道上 龍* R1'20.642 BS 40
2 100 500-2 RAYBRIG NSX 高橋国光 飯田 章* R1'20.900 BS 50
3 18 500-3 TAKATA童夢無限NSX 金石勝智 脇阪寿一* R1'21.082 BS  
4 38 500-4 FK/マッシモセルモスープラ 竹内浩典 野田英樹* R1'21.192 BS  
5 64 500-5 Mobil 1 NSX 山西康司 T.コロネル* R1'21.524 BS 90
6 39 500-6 デンソーサードスープラGT 土屋圭市* 谷川達也 R1'21.622 YH 20
7 37 500-7 カストロール・トムス・スープラ 鈴木利男 K.バート* R1'21.654 DL  
8 36 500-8 カストロール・トムス・スープラ 関谷正徳* N.フォンタナ R1'21.785 DL 20
9 8 500-9 FET SPORTS SUPRA W.ガードナー* 田中 実 1'21.935 BS  
10 50 500-10 ARTAスカイライン 本山 哲* 土屋武士 1'22.134 BS  
11 55 500-11 STPタイサンバイパー 松田秀士* A.リード 1'22.145 YH  
12 5 500-12 5ZIGEN SUPRA M.グーセン 田島栄一* 1'22.151 DL  
13 23 500-13 ペンズオイル・ニスモGTR E.コマス* 影山正美 1'22.206 BS 70
14 12 500-14 カルソニックスカイライン 星野一義* 黒澤琢弥 1'22.405 BS 40
15 2 500-15 ZEXELスカイライン 鈴木亜久里* 影山正彦 1'22.656 BS  
16 3 500-16 ユニシアジェックススカイライン 長谷見昌弘 田中哲也* 1'22.668 BS 10
17 88 500-17 ウェディングディアブロ GT-1 和田 久* 古谷直広 1'23.398 DL  
18 13 500-18 エンドレスアドバンGTR 木下みつひろ* 藤村満男 1'23.762 YH  
19 30 500-19 綜警 PORSCHE 山田洋二 岡田秀樹* 1'25.552 BS  
20 777 500-20 バルボリンディアブロDL 和田孝夫* 杉山正巳 1'26.609 DL  
21 25 300-1 つちやMR2 鈴木恵一 舘 信吾* R1'26.687 YH 80
22 44 300-2 アペックスDLモモコルセMR2 新田守男 P.ダンブレック* R1'26.753 DL  
23 81 300-3 ダイシン ダンロップ シルビア 福山英朗* 大八木信行 1'27.159 DL 10
24 19 300-4 ウェッズスポーツセリカ 織戸 学* 山本勝巳 1'27.360 YH 40
25 7 300-5 RE雨宮マツモトキヨシRX7 山路慎一* 松本晴彦 1'27.611 DL  
26 61 300-6 テイボン・トランピオ・FTO 中谷明彦* 原 貴彦 1'27.868 TY  
27 77 300-7 クスコスバルインプレッサ 小林且雄* 玉本秀幸 1'28.046 YH 20
28 71 300-8 シグマテック911 星野 薫* 城内政樹 1'28.109 DL  
29 910 300-9 ナインテンポルシェ 余郷 敦 木下隆之* 1'28.205 DL  
30 21 300-10 ダンロップ-BP-BMW 一ツ山康* 加藤寛規 1'28.276 DL  
31 15 300-11 ザナヴィシルビア 近藤真彦* 青木孝行 1'28.521 BS  
32 9 300-12 大黒屋ぽるしぇ 羽根幸浩* 河野尚裕 1'28.601 DL  
33 10 300-13 アビリティポルシェ993GT2 麻生英彦* 石川 朗 1'28.736 DL  
34 91 300-14 コーセイ&バーディクラブ・セリカ 松永雅博* 藤原靖久 1'28.742 YH  
35 60 300-15 TOYOTA CAVALIER 佐藤久実 渡辺 明* 1'29.235 DL  
36 51 300-16 コブラポルシェ 池谷勝則* 石原将光 1'29.292 YH  
37 72 300-17 オークラRX7 M.ポーター* 平野 功 1'30.016 YH  
38 355 300-18 イエローマジックF355GT 袖山誠一 須賀宏明* 1'30.780 YH  
39 911 300-19 ナインテンPCJポルシェ 高橋規一 斎藤和重* 1'31.578 DL  
40 70 300-20 外車の外国屋ダンロップポルシェ 石橋義三 P.バン・スクート* 1'32.571 DL  
41 117 300-21 ホイールショップALTA・RX-7 深沢寿裕* 古在哲雄 1'32.574 DL  
  6 500 ESSO Tiger Supra P-H.ラファネル 高木真一 出走せず BS  

予選通過基準タイム (総合130%) 1'45.137

参加台数:42 出走台数:41

*:タイムを出したドライバー
Rはコースレコード。従来のコースレコードは1:21.805 (GT500) / 1'26.916 (GT300)
タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/TY:トーヨー
WH:ウェイトハンディ (kg)





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