Round2 ALL JAPAN FUJI GT RACEGTC2000 Round2
Qualify Review


00-05-03 Round2 Qualify Report
4車種が入り乱れての激烈予選!
No.18 TAKATA童夢NSXが混戦を制し2戦連続ポール!!
GT300もNo.26 シェルタイサンアドバンGT3Rが連続獲得

No18 TAKATA DOME NSX


 予選2回目は、前に行われたサポートレースの遅れなどから20分遅れた15時40分から行われた。午後も午前に続き好天に恵まれ、気温は日向で27度、路面温度37度とこの時期にはかなり高め。メインストレートではやや強めの追い風が吹いている。

 GT500占有セッションでまず26秒台に入れたのは、No.2 カストロール・ニスモGT-R。開始5分、1分26秒612でトップとなる。だがその1分後には暫定ポールとなっているNo.18 TAKATA童夢NSXが26秒141でトップを奪い返す。8分過ぎにはNo.37 カストロール・トムス・スープラが26秒839で3番手に。
 そして、12分過ぎに午前のセッション2番手だったNo.6 エッソウルトロンタイガースープラが1分25秒354と午前のトップタイムを上回るタイムを出して、トップへと飛び出した。そしてNo.2 カストロール・ニスモGT-Rも25秒508までタイムアップして2番手に上がるがわずかにトップに届かない。No.16 Castrol無限NSXも26秒264で4番手に上がってくる。
 そしてGT500占有終了まであと4分の時点で、No.18 TAKATA童夢NSXが逆襲に出る。まずは25秒307で2番手に上がると、次のラップには1分25秒017を叩き出して、トップを奪還した。No.38 FK/マッシモセルモスープラも25秒878で4番手に。しかし、直後にNo.21 ZEROマクラーレンGTRがNo.38を上回るタイムを出すが、No.38もすぐに25秒772までタイムを詰めて再逆転。そして、終了1分前にNo.21が25秒571を出し、4番手の位置を確保。
 このままGT500セッションが終了。最後の混走セッションでもトップ6にタイムの更新はなく、No.18 TAKATA童夢NSXのポールポジションが確定した。開幕戦に続いて2戦連続、脇阪寿一にとってはJGTC通算3回目となった。予選2位はNo.6、続いてNo.2、No.21とトップ4はすべて車種が違い、その差コンマ5秒ほどにひしめく接戦の予選だった。

No26 Shell TAISAN ADVAN GT3R

 GT300クラスでは、占有開始わずか4分でNo.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7とNo.11 アビリティマリオポルシェが最終コーナー立ち上がりで接触。No.7は大した損傷はなかったが、No.11はコースアウトしてガードレールにヒットしてマシンを大きく壊した。幸いドライバーには大きなケガはなく、この事故処理のために10分間走行が中断した。
 再開後GT300のトップに立ったのが、暫定ポールのNo.910 ナインテンアドバンポルシェだった。序盤一時はNo.77 クスコスバルインプレッサにトップを明け渡したが、すぐに1分33秒876を出して、再度トップに戻る。
 だが、占有セッション残り5分でNo.26 シェルタイサンアドバンGT3Rが1分33秒589でトップに立つ。No.910も33秒654までタイムを詰めるが、No.26には届かない。このまま占有セッションを終了。混走セッションでも上位のタイム更新はなく、No.26 シェルタイサンアドバンGT3Rの2戦連続ポールポジションが確定した。
 このレースが今季初登場となるNo.86 BP・KRAFT・トレノが終盤に1分33秒932を出しこの予選2回目3位に、4位にも初登場のNo.77 クスコスバルインプレッサが入り、2戦連続予選クラス1、2位を占めたポルシェ911GT3Rに挑むことになった。


POLE POSITION
Drivers
左から福山英朗・松田秀士・脇阪寿一・金石勝智

GT500 POLE POSITION
No.18 TAKATA童夢NSX 1'25.017/脇阪寿一
脇阪寿一「今回はもてぎと違って、結構回りとタイム差がなかったんで、まずはポールが獲れてよかったです。チームではコースレコードを意識していたんで、獲れなかったことは残念で、悔しいです。明日は壊れずに走って優勝したいと思います」

GT300 POLE POSITION
No.26 シェルタイサンアドバンGT3R 1'33.589/松田秀士
松田秀士「ポールタイムは白いポルシェ(No.11アビリティ・マリオポルシェ)がクラッシュしたあと、タイヤがおいしいうちのあの1ラップしか出ないタイムだった。明日はブレーキがきびしいから、だましだまし走ります」



GTインサイドレポート班
Report by GT INSIDE REPORT TEAM