Round3 SUGO GT CHAMPIONSHIPGTC2000 Round3
Qualify Review


00-05-27 Round3 Qualify Report
赤旗再開後のアタック合戦!
No.18 TAKATA童夢NSXがハットトリック!!
復活の兆し!?No.36 カストロール・トムス・スープラが3位に
GT300はNo.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7がポール獲得

18 TAKATA DOME NSX


 予選2回目は、定刻の15時30分からスタート。午後も天候は晴れ。だが思いの外に日差しは強くならず、気温は28度と午前よりやや高くなっただけで、路面温度は38〜40度。メインストレートでは追い風が多少吹いている。
 最初に1分21秒台に入れたのは、開幕戦、第2戦と連続ポールを獲得しているNo.18 TAKATA童夢NSXで21秒889。そして、10分経過に午前のタイムを大きく更新したNo.1 ロックタイト・ゼクセルGT-Rが21秒661でトップに立つ。だが、直後にNo.21 ZEROマクラーレンGTRが1分20秒889とこの週末最初の20秒台を出した。このタイムを見て、上位を狙うチームが動き出そうとしたその時、コース上に止ってしまったマシンが出たため、赤旗によって7分ほど走行が中断した。
 走行が再開すると、怒号のタイム更新合戦が開始された。まず、No.6 エッソウルトロンタイガースープラが1分21秒030で2番手に飛び込む。そしてNo.36 カストロール・トムス・スープラが1分20秒713でトップに飛び出す。これでスープラ、マクラーレンF1GTR、スープラが上位に並ぶ。
 もちろんこうなるとGT500占有セッションラスト3分でNSXがアタックを開始する。まずは、No.36 Mobil 1 NSXが1分20秒296とコースレコード1分20秒642を更新するタイムでトップに立つ。その直後、No.18 TAKATA童夢NSXが1分20秒296を叩き出して、3連続ポールポジションに大手をかける。あとアタックを残しているのは暫定ポールのNo.16 Castrol無限NSXだが、午前の自己タイムを更新する1分20秒763まで詰めるが、5番手止まり。これで占有セッションは終了。その後の混走セッションでもトップ10ではタイムアップするマシンはなく、No.18 TAKATA童夢NSXの3連続ポールポジションが決定した。
 2位はNo.64 Mobil 1 NSX、3位にはこのところ不振続きだったNo.36 カストロール・トムス・スープラが入った。スカイライン勢ではNo.2 カストロール・ニスモGT-Rが午前の自己タイムを更新するものの10番手に留まった。

7 RE Amemiya MatsumotoKiyoshi RX7

 GT300クラスでは、まず午前2位のNo.19 ウエッズスポーツセリカが1分28秒387と早くも午前の自己タイムを更新してトップに。午前トップのNo.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7が29秒178が2番手。GT300占有セッション中盤になるとNo.910 ナインテンウエディングポルシェが28秒306とトップに。
 だが、No.19 ウエッズが1分27秒207と午前のNo.7の暫定ポール・タイムを更新。すぐにNo.7も27秒272までタイムアップするが、No.19には届かない。開幕戦、第2戦とポールを続けていたNo.26 シェルタイサンアドバンGT3Rも28秒187とするが3番手。
 結局このまま占有セッション、混走セッションを終了。しかし、予選2回目終了後の車検でNo.19 ウェッズスポーツセリカの車重が規定より軽かったことが判明し、No.19の予選2回目のタイムは抹消されることになり、これによりNo.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7がクラスポールとなった。RE雨宮レーシングのポール獲得は95年第6戦MINE以来となる。

予選1回目のレポート


POLE POSITION

GT500 POLE POSITION
No.18 TAKATA童夢NSX 1'20.296(コースレコード)/脇阪寿一
脇阪寿一「前回のテストのままのバランスだったら問題ないかなと思っていたんですが、金曜日の練習走行から今日の予選1回目にかけてオーバーステアがかなりキツかったのでちょっとまずいかなと思ったんです。でもそれをちょこっと直したら前回のテストと変わらないタイムが出たのでイケると思いました。予選前に某レポーターがウチのクルマの前に来て18号車がポール獲らないように祈っていたみたいなので、何クソと思って頑張りました。それでポールポジションが取れました」
金石勝智「土曜日のボクにはあまりやる仕事がないですね。予選はクルマのセッティングを変えて反応が良くなったので、いけるかなと思いました。ポールポジションが取れてよかったです」

GT300 POLE POSITION
No.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7 1'27.272/松本晴彦
松本晴彦「ここでのテストでは50kgのウェイトを積んで走ったんですけど、富士が5位に終わってウェイトが減ったんですが、そのセッティングもいい感じに決まりました。すべてチームのおかげです。雨のセッティングもばっちりです。テストの雨のときもベストでしたしね。結果的にポールを獲りましたから、ガンガンいきますよ」
山野哲也「今回は松本選手ががんばってアタックしてくれて、いい結果を出してくれたのでボクはハッピーです。コンスタントラップはもともといいんで、決勝ではいいところにいけると思ってます。SUGOはRX7に合っていて、チームの志気もSUGOでは勝とうと高まっているところだったんで、とりあえず予選でいい結果を出すことができてうれしいです。JGTCが開催されるサーキットのうちで、SUGOがいちばん合っているんじゃないですかね。コーナリングそのものも得意なので、ここの最終コーナーも速い。明日もインタビューを受けたいですね」



GTインサイドレポート班
Report by GT INSIDE REPORT TEAM