CP MINE GT RACEJGTC2000 Round6
Free Practice


00-09-29 Round6 Practice Report
雨のMINEはNSXが上位を独占!/No.18 TAKATA童夢NSXが逆転チャンピオンを目指して爆走!/GT300は伏兵登場!No.24 986ボクスターがトップタイムに
18 NSX

 2000年のAUTOBACS CUP全日本GT選手権もいよいよシリーズ大詰めとなる第6戦「CP MINE GT RACE」を迎えた。今回の舞台となるのは、本州の西の端、山口県・セントラルパークMINEサーキット。公式スケジュールに先立つ9月29日、金曜日に練習走行が行なわれた。走行は午前と午後に1時間30分ずつ2回、36台が参加した。

 MINEサーキットの上空は一面雨雲に覆われ、朝から小雨が断続的に降り注いだ。このためコース終始ウエットだった。走行1回目は、午前8時50分から午前10時20分まで。あいにくの雨模様、気温も20度で肌寒さすら感じるコンディションとなったが、セッションは赤旗による中断もなく、順調に消化された。
 このセッションの間、雨は強くなったり弱くなったりを繰り返す。セッション開始の頃にはほぼ止みかけていたが、20分を過ぎる頃から強くなり、25分を過ぎると再び小降りになる。そのため、ちょうどセッションの3分の1にあたる30分終了時には、No.36 カストロール・トムス・スープラが出した1分42秒224がトップタイムと、まだ40秒を切るマシンはなかった。しかし、その5分後にはNo.12 カルソニックスカイラインが一気に1分39秒909までタイムアップ。続いてNo.1 ロックタイト・ゼクセルGT-Rが1分38秒991でトップに立った。
 この後、また雨は強さを増し、しばらくトップタイムの更新はない。しかし、セッション開始からほぼ1時間という時点で、またしても雨は弱くなる。ここでトップタイムを更新したのは、No.36 カストロール・トムス・スープラ。タイムは、1分38秒762だった。
 さらに、セッションが残り15分を切ったところからは、雨の量が少なくなったこともあり、NSX勢が次々にタイムアップ。まずNo.16 Castrol無限NSXが1分37秒553と37秒台に入れると、セッションが残り10分となった時点でNo.100 RAYBRIG NSXが1分36秒880をマーク。唯一36秒台のタイムを出している。さらに、チェッカー直前にはNo.8 ARTA NSXが1分38秒664をマーク。このセッション3番手に滑り込み、トップ3を独占している。これに続いたのが、No.36 カストロール・トムス・スープラ。以下、No.64 Mobil 1 NSX、No.1 ロックタイト・ゼクセルGT-Rと続いている。


 午後に入って雨足は細くなるものの、降り続けている。気温も22度とわずかに上がったが体感的には変わらず、路面温度も気温と同じ22度と低め。走行は午後2時ちょうどから始まり、特に中断もなく予定通り3時30分に終了した。
 午前から引き続いて、序盤のセッションはNSX勢が上位を独占していた。30分経過時点でNo.18 TAKATA童夢NSXが1分35秒844と午前のタイムを1秒近く詰めている。2番手はNo.100 RAYBRIG NSX、3番手に現在ランキングトップのNo.16 Castrol無限NSX、そしてNo.64 Mobil 1 NSXと続く。5番手にはNo.2 カストロール・ニスモGT-R、そして3連覇を狙うランキング2位のNo.1 ロックタイト・ゼクセルGT-Rとスカイラインがその後ろに並ぶ。
 50分を過ぎる頃から、雨がほとんど止んだ状態となったが、路面が乾くまでには至らない。この頃からタイムが少しずつ更新されていく。3番手だったNo.16 Castrol無限NSXが1分35秒356を出し、No.18を抜きトップに立つが、その1分後にはNo.18 TAKATA童夢NSXは35秒264でその座を奪い返す。No.18は、このコンディションの中で、ついに1分34秒648とただ1台34秒台に突入し、結局他のNSXでもこのタイムに届く者はなく、今日の総合トップタイムとなった。3番手のNo.100 RAYBRIG NSXも35秒台に入れ、4番手には一時No.2 カストロール・ニスモGT-Rが1分36秒769で割り込むが、終盤にNo.64 Mobil 1 NSXが1分36秒099を記録したことで、最終的には上位4位までをNSXが独占することになった。
 さらに6番手にもNo.8 ARTA NSXがつけ、5番手にスープラの最上位でランキング3番手のNo.38 FK/マッシモセルモスープラが入った。

 GT300クラスの午前の走行は、第4戦の勝者No.28 RDタイサンBP GT3Rが1分44秒555でトップに。2番手には進境著しいNo.31 スーパーオートバックスアッペクスMR-Sが、3番手にはNo.26 シェルタイサンアドバンGT3R、そして4番手にはオリジナルチューンのNo.24 986ボクスターが入った。
 午後のセッションではランキングトップのNo.910 ナインテンウエディングアドバンポルシェが、序盤1分42秒739でトップに立ち、さらに42秒573まで詰めたが、ラスト15分となったときにNo.24 986ボクスターが1分42秒229を出してトップを奪った。このままセッションは終了し、986ボクスターはついにJGTCの計時セッションで初めてトップタイムを記録した。3番手にはランキング2位でNo.910を追うNo.26 シェルタイサンアドバンGT3Rが入った。


No.18 TAKATA童夢NSX(GT500 トップタイム)
脇阪寿一「朝からエンジンとかいろいろトラブルが続いてまともに走れたのは最後だけなんで、結構無理しました。でも今日はトップタイムだったんで良かったんじゃないですか。ここのコースはNSXにあってるって言われてますけど、どうなんでしょう? やってみないとわかんない。むしろ鈴鹿の方があってるんじゃないですか? 僕らはトップか15位ですから、結果的にトップだったってことは今日はいい1日だったってことじゃないですか? (トップか15位っていうのはどういうこと?)まともに走ればトップをとれるってことです。壊れるか壊れないかっていうこと。決して気持ちが沈んでるんじゃくて、まじめに考えてるんです。予選、決勝通じて壊れなければクルマはいいし、がんばります」

No.24 986ボクスター(GT300トップタイム)
マルコ・アピチェラ「ベストラップ? このコンディションだからね(笑)。前回のTIの時にもかなり良くなっていたけど、今回はさらに大きくジャンプしている。どの部分が、というよりもコーナリングスピードも上がっているし、ストレートスピードも上がっている。ブレーキシステムを変えたのと、熱の問題があったのでクーリングシステムを見直している。これはエンジン、ブレーキ両方のクーリングシステムだ。それにウエイトを増やして大きなリストリクターに変えている。それでパワーも上がっている。リアウイングも変えた。多くのところを新しくしているので、何があるかわからないから決勝はなんとも言えないけど、予選では恐らくトップ5に入れると思う」


GTインサイドレポート班
Report by GT INSIDE REPORT TEAM

フリー走行1回目の結果 / フリー走行2回目の結果


フリー走行総合結果
| 00.09.29 | Weather : Rain | Course : Wet | CP MINE Circuit: 3.330839km |
Po No C-Po Machine Driver #1 #2 Tyre WH
1 18 500-1 TAKATA 童夢 NSX 脇阪寿一 金石勝智 1'40.393 1'34.648 BS 60
2 16 500-2 Castrol 無限 NSX 道上 龍 光貞秀俊 1'37.553 1'35.356 BS 90
3 100 500-3 RAYBRIG NSX 飯田 章 服部尚貴 1'36.880 1'35.674 BS 20
4 64 500-4 Mobil 1 NSX 伊藤大輔 D.シュワガー 1'38.847 1'36.099 BS 30
5 2 500-5 カストロール・ニスモGT-R 片山右京 M.クルム 1'41.786 1'36.769 BS 20
6 8 500-6 ARTA NSX 鈴木亜久里 土屋圭市 1'38.664 1'36.775 BS 40
7 30 500-7 綜警 McLarenGTR 岡田秀樹 松田次生 1'39.484 1'37.025 BS
8 38 500-8 FK/マッシモセルモスープラ 竹内浩典 立川祐路 1'42.721 1'37.327 BS 80
9 12 500-9 カルソニックスカイライン 星野一義 本山 哲 1'39.888 1'37.406 BS
10 1 500-10 ロックタイト・ゼクセルGT-R E.コマス 影山正美 1'38.991 1'37.425 BS 40
11 35 500-11 マツモトキヨシ・トムススープラ 山路慎一 P-H.ラファネル 1'39.072 1'38.325 MI 10
12 25 500-12 エンドレス アドバン スープラ 木下みつひろ 織戸 学 1'42.892 1'38.337 YH
13 37 500-13 カストロール・トムス・スープラ 荒 聖治 鈴木利男 1'40.042 1'38.589 MI
14 36 500-14 カストロール・トムス・スープラ 関谷正徳 土屋武士 1'38.762 1'38.889 MI 20
15 39 500-15 デンソーサードスープラGT 影山正彦 R.ファーマン 1'41.864 1'39.126 YH 20
16 6 500-16 エッソウルトロンタイガースープラ 野田英樹 W.ガードナー 1'39.323 1'59.545 BS 40
17 32 500-17 cdma Oneセルモスープラ 木下隆之 近藤真彦 1'44.943 1'39.857 BS
18 21 500-18 ZEROマクラーレンGTR 一ツ山幹雄 中谷明彦 1'40.183 1'40.646 DL
19 3 500-19 ユニシア・ザナヴィスカイライン 長谷見昌弘 田中哲也 1'47.436 1'40.280 BS
20 24 300-1 986ボクスター 西澤和之 M.アピチェラ 1'45.708 1'42.229 YH
21 910 300-2 ナインテンウェディングアドバンポルシェ 余郷 敦 和田 久 1'46.276 1'42.573 YH 80
22 26 300-3 シェルタイサンアドバンGT3R 松田秀士 福山英朗 1'45.708 1'42.876 YH 80
23 7 300-4 RE雨宮マツモトキヨシRX7 山野哲也 松本晴彦 1'46.880 1'42.976 YH 60
24 28 300-5 RDタイサンBP GT3R 須賀宏明 柴原真介 1'44.555 1'43.115 YH 50
25 88 500-20 ノマド ディアブロGT-1 古谷直広 高橋 毅 1'43.202 1'43.471 DL
26 31 300-6 スーパーオートバックス アペックスMR-S 新田守男 高木真一 1'45.102 1'43.395 YH 10
27 81 300-7 ダイシン ADVAN シルビア 大八木信行 青木孝行 1'46.069 1'44.427 YH 80
28 71 300-8 シグマテック911 城内政樹 竹中正信 1'48.066 1'44.537 YH
29 19 300-9 ウェッズスポーツセリカ 脇阪薫一 原 貴彦 1'46.718 1'44.752 YH 30
30 11 300-10 アビリティ・マリオポルシェ 木下 淳 桧井保孝 1'50.171 1'44.893 YH
31 20 300-11 ネッツアペックススピリットMR-S 松永雅博 佐藤久実 1'56.318 1'45.404 YH
32 77 300-12 クスコスバルインプレッサ 小林且雄 谷川達也 1'53.609 1'45.546 YH
33 55 300-13 DUPLEXタイサンADバイパー 山田英二 田崎貴英 2'02.369 1'46.943 YH
34 86 300-14 BP・KRAFT・トレノ 田中 実 松田晃司 1'48.342 1'47.052 DL 10
35 51 300-15 C-WESTオートスタッフADVANシルビア 袖山誠一 尾本直史 1'50.782 1'47.173 YH
36 70 300-16 外車の外国屋アドバンポルシェ 石橋義三 小宮延雄 1'52.766 1'48.544 YH
15 500 RGS-MIRAGE D.マラガムワ 玉本秀幸 出走せず 出走せず YH
72 300 オークラRX-7 石川 朗 澤 圭太 出走せず 出走せず YH

※タイヤ略号=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン
※WH=ウェイトハンデ(kg)

フリー走行1回目の結果 / フリー走行2回目の結果