SUZUKA GT300kmGTC2000 Round7
Qualify


00-10-21 Round6 Qualify #1
No.64 Mobil 1 NSXが2勝目を狙って暫定ポールに!/チャンプ候補4チームはコンマ4秒差に並ぶ!?/GT300はNo.31 スーパーオートバックスアペックスMR-Sがトップに
64 NSX


 10月21日、三重県・鈴鹿サーキットで2000年AUTOBACS CUP全日本GT選手権最終戦『SUZUKA GT 300km』の公式予選1回目が行われた。予選1回目は午前11時52分からスタート。予選時間は1時間で、20分ずつ3つのセッションに分けられ、GT500占有、GT300占有、両クラス混走の順に行われた。

 昨日の練習走行は終日雨に降られたが、この日の鈴鹿は朝からさわやかな秋晴れに恵まれた。予選1回目のスタート時で気温は24度と上着の要らないほど過ごしやすい。路面温度は31度となった。
 GT500クラスの占有走行開始5分で、早くもNo.16 Castrol無限NSXが2分02秒875と2分02秒台に突入してトップとなる。No.16は次のラップに02秒478までタイムを刻んでくる。2番手にはNo.6 エッソウルトロンタイガースープラが02秒887でつける。3番手には03秒520でNo.8 ARTA NSXと続く。10分過ぎには、このレースで全日本ラストランとなる関谷正徳の相棒、土屋武士の駆るNo.36 カストロール・トムス・スープラが02秒758を出して、2番手に飛び出してくる。土屋はさらに次のラップで02秒085を叩き出してトップに立った。そして13分過ぎに前戦MINEで優勝したNo.12 カルソニックスカイラインが02秒671で3番手に。ここから各チームドンドンとタイムアップしていく。まずは前戦でポールを獲得したNo,18 TAKATA童夢NSXがウエイトハンディ110kgをものともせずに、2分02秒470で2番手に。さらにNo.64 Mobil 1 NSXのドミニク・シュワガーがついに2分01秒台に入る2分01秒963を記録して、リーダーボードのトップに立つ。その1分後にはNo.2 カストロール・ニスモGT-Rも01秒983を出すが、わずかにNo.64には届かない。No.100 RAYBRIG NSXも02秒063を出し3番手に。そしてGT500占有終了直前にNo.64 Mobil 1 NSXは2分01秒956までタイムを更新した。
 チャンピオンの可能性を持つチームではランキング1位のNo.1 ロックタイト・ゼクセルGT-Rが2分02秒856で8番手。わずか1ポイント差でNo.1を追うNo,16 Castrol無限NSXが02秒478で6番手。No.12 カルソニックスカイラインが7番手、No.18 TAKATA童夢NSXが5番手と5〜8番手、約コンマ4秒差に集中した。ランキング4位のNo.38 FK/マッシモセルモスープラだけは、この時点で12番手とやや出遅れてしまった。
 この後の混走セッションでは、上位陣にタイムアップするものはなく、このまま予選1回目を終了。第3戦以来の2勝目を狙うNo.64 Mobil 1 NSXが暫定ポールとなった。

31 MR-S

 GT300クラスでは、占有セッション早々にNo.31 スーパーオートバックスアペックスMR-Sが2分13秒336でトップに立つ。これにチャンピオンを争うNo,910 ナインテンウェディングアドバンポルシェ、No.910と同ポイントのNo.26 シェルタイサンアドバンGT3Rは4番手と続いた。No.31は占有セッション中盤に12秒304までタイムを詰めてトップをキープ。また、わずかにチャンピオンの可能性を残すNo,81 ダイシンADVANシルビアも13秒928を記録して4番手に上がってくる。GT300占有も後半に入ると、このところ好調なNo.24 986ボクスターが13秒008を出して2番手となる。3番手には13秒506でNo.55 DUPLEXタイサンADバイパーが入る。この後、混走セッションにはPP聞くタイムを上げるマシンはなく、上位陣はこのまま順位が確定。クラス暫定ポールはNo.31 スーパーオートバックスアペックスMR-S、ランキング1位の福山英朗が駆るNo.26 シェルタイサンアドバンGT3Rは8位とやや出遅れ気味。同ポイントで並ぶNo.910 ナインテンウェディングアドバンポルシェは4位、これを追うNo.81 ダイシンADVANシルビアは6位となっている。


ドミニク・シュワガー/No.64 Mobil 1 NSX(暫定ポールポジション)
「セッティングが満足できるものではなかった。S字からダンロップのあいだでちょっとアンダーステアが強すぎるんですよ。ほんとうはもう少しいいタイムが出るはずです。グリップのレベルが低かったので午後はタイムが上がると思います。残念ながら選手権タイトル争いからは脱落してしまったけど、このレースに関してはチャンスがありますからね。シーズンをいい結果で終えたいと思うのはだれもみな同じだけど、ボクらが明日のレースで勝つ可能性は大きいですよ。ポールポジションもね」




公式予選 1回目
| 00.10.20 | 11:50 - 12:50 | Weather : Fine | Course : Dry | SUZUKA CIRCUIT: 5.86403km |
Po No C-Po Machine Driver Time Tyre WH
1 64 500-1 Mobil 1 NSX 伊藤大輔 D.シュワガー* 2'01.956 BS 30
2 2 500-2 カストロール・ニスモGT-R 片山右京 M.クルム* 2'01.983 BS 20
3 100 500-3 RAYBRIG NSX 飯田 章* 服部尚貴 2'02.063 BS 20
4 36 500-4 カストロール・トムス・スープラ 関谷正徳 土屋武士* 2'02.085 MI 10
5 18 500-5 TAKATA 童夢 NSX 脇阪寿一* 金石勝智 2'02.470 BS 110
6 16 500-6 Castrol 無限 NSX 道上 龍* 光貞秀俊 2'02.478 BS 80
7 12 500-7 カルソニックスカイライン 星野一義 本山 哲* 2'02.671 BS 60
8 6 500-8 エッソウルトロンタイガースープラ 野田英樹* W.ガードナー 2'02.887 BS 40
9 30 500-9 綜警 McLarenGTR 岡田秀樹 松田次生* 2'02.992 BS
10 8 500-10 ARTA NSX 鈴木亜久里 土屋圭市* 2'03.520 BS 20
11 38 500-11 FK/マッシモセルモスープラ 竹内浩典* 立川祐路 2'03.537 BS 60
12 39 500-12 デンソーサードスープラGT 影山正彦* R.ファーマン 2'03.573 YH 10
13 1 500-13 ロックタイト・ゼクセルGT-R E.コマス* 影山正美 2'03.668 BS 70
14 35 500-14 マツモトキヨシ・トムススープラ 山路慎一* P=H.ラファネル 2'03.717 MI 10
15 32 500-15 cdma Oneセルモスープラ 木下隆之* 近藤真彦 2'04.490 BS
16 21 500-16 ZEROマクラーレンGTR 一ツ山康 中谷明彦* 2'04.526 DL
17 37 500-17 カストロール・トムス・スープラ 荒 聖治* 鈴木利男 2'05.016 MI
18 3 500-18 ユニシア・ザナヴィスカイライン 長谷見昌弘 田中哲也* 2'05.620 BS
19 25 500-19 エンドレス アドバン スープラ 木下みつひろ* 織戸 学 2'05.762 YH
20 88 500-20 ノマド ディアブロGT-1 古谷直広* 高橋 毅 2'09.435 DL
21 31 300-1 スーパーオートバックス アペックスMR-S 新田守男* 高木真一 R2'12.304 YH 20
22 24 300-2 986ボクスター 西澤和之 M.アピチェラ* R2'13.008 YH
23 55 300-3 DUPLEXタイサンADバイパー 山田英二* 田崎貴英 2'13.506 YH
24 910 300-4 ナインテンウェディングアドバンポルシェ 余郷 敦* 和田 久 2'13.560 YH 80
25 7 300-5 RE雨宮マツモトキヨシRX7 山野哲也* 松本晴彦 2'13.873 YH 70
26 81 300-6 ダイシン ADVAN シルビア 大八木信行 青木孝行* 2'13.928 YH 80
27 911 300-7 ダイヤモンドアドバンポルシェ 石原将光 砂子智彦* 2'14.210 YH 10
28 26 300-8 シェルタイサンアドバンGT3R 松田秀士* 福山英朗 2'15.036 YH 80
29 19 300-9 ウェッズスポーツセリカ 脇阪薫一 原 貴彦* 2'15.067 YH 20
30 71 300-10 シグマテック911 城内政樹 竹中正信* 2'16.032 YH
31 11 300-11 アビリティ・マリオポルシェ 北浦健吾 桧井保孝* 2'16.100 YH 10
32 111 300-12 JIM-C TWS F355 井倉淳一* 真希遊世 2'16.291 YH
33 77 300-13 クスコスバルインプレッサ 小林且雄 谷川達也* 2'16.411 YH
34 28 300-14 RDタイサンBP GT3R 須賀宏明 柴原真介* 2'17.216 YH 80
35 86 300-15 BP・KRAFT・トレノ 田中 実* 松田晃司 2'17.634 DL 10
36 20 300-16 ネッツアペックススピリットMR-S 松永雅博* 佐藤久実 2'18.126 YH
37 51 300-17 C-WESTオートスタッフADVANシルビア 袖山誠一 尾本直史* 2'18.417 YH
38 70 300-18 外車の外国屋アドバンポルシェ 石橋義三 P.ヴァン・スクート* 2'18.707 YH
39 360 300-19 ヒマラヤADVAN D-PROJETモデナ 佐々木孝太* 西澤誠剛 2'19.455 YH
40 9 300-20 大黒屋ARCぽるしぇ 渡辺 明* 日置恒文 2'19.535 DL

※タイヤ略号=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン
※WH=ウェイトハンデ(kg)
*:タイムを出したドライバー

No.1 2000年全日本GT選手権統一規則第29条 1.違反(シケインショートカット)によりベストタイム抹消。
No.100, 81, 911 2000年全日本GT選手権統一規則第33条 5.違反(ピット出口シグナル無視)により罰金30,000円を課した。
No.12 2000年全日本GT選手権統一規則第29条 15.違反(ピットレーンの速度違反)により罰金30,000円を課した。

[ 公式予選2回目 ]