JGTC2000 JAPAN GT FESTIVAL
6.23-25 / SEPANG CIRCUIT
JGTC2000 SPECIAL STAGE
Qualify


00-06-24 JAPAN GT FESTIVAL in MALAYSIA Qualify #1
公式予選1回目レポート

貫禄の2分0秒台! No.18 TAKATA童夢NSXが暫定ポールをゲット
大健闘!!No.32 トヨタセルモスープラが3位に
GT300トップはNo.19 ウェッズスポーツセリカだ

18 NSX
 日本のレース・イベントとして初の海外開催であるJAPAN GT FESTIVAL in MALAYSIAが、6月24日マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで幕を開けた。この日は午前と午後に2回の公式予選が行われる。

 公式予選1回目は午前10時30分からスタート。時間は45分間で、すべての時間帯でGT500とGT300が混走するという、シリーズ戦とは違う形で行われる。
 セパン上空は時折雲が流れるが、天気は晴れ。東南アジアらしい強い日差しが照りつけ、気温は30度、路面温度35度という日本で言うなら真夏の日中という気候だ。

6 SUPRA
 記念すべきイベントの開始は、静かに始まった。各チーム様子見なのか、最初の5分間はどこもマシンをコースに出さなかった。その中でまず飛び出したのがNo.6 エッソウルトロンタイガースープラだ。No.6は昨日の公式練習でエンジントラブルが相次ぎ、わずか十数周ほどしか走れなかった。No.6は2周目で2分07秒712を記録。さらに03秒490までタイムを縮める。
 そして、開始10分。シリーズ開幕戦から3連続ポールを獲得している大本命No.18 TAKATA童夢NSXがコースイン。練習日でも2分02秒273でトップを手にしているだけに、その走りに注目が集まった。その期待に違わず、No.18はわずか2周目にして、2分01秒056とあっさり昨日のタイムを更新する。それに続き、No.12 カルソニックスカイラインも03秒191で2番手に飛び出てくる。だが、トップNo.18は次のラップで2分00秒523と、ついに0秒台に到達して、トップを不動のものとする。
16 NSX
 これに対して、まずはNo.36 カストロール・トムス・スープラが2分02秒814で2番手に上がるが、すぐにNo.16 Castrol無限NSXも01秒571を記録し、さらに01秒514まで上げてNo.18に続くポジションに入る。さらにNo.64 Mobil 1 NSXも02秒259で3番手に上がり、これでトップ3がNSXによって占められる。4番手にはNo.12が02秒606、5番手には99年型で健闘するNo.32 トヨタセルモスープラが02秒780で食い下がる。
 セッションも残り15分となった時点で、6番手まで下がっていたNo.36が再度アタックを開始。2分02秒129を出してNSXに割り込む3番手へと飛び込んだ。これに応戦したのが99スープラのNo.32だ。終了まで8分となったところで、なんと2分01秒904とトップ2台のNSXに続く01秒台を叩き出して3番手を奪った。No.12は02秒471までタイムアップするが6番手止まり。
 ラスト5分でNo.16もアタックを行うが、タイムを更新できずにセッションが終了。これでNo.18 TAKATA童夢NSXの暫定ポールポジションが決定し、マレーシア・セパン・サーキットの公式記録にその名が刻まれることになった。

26 GT3R
 GT300クラスでは、開始7分でまずNo.26 シェルタイサンアドバンGT3Rが公式練習でのトップタイムを更新する2分13秒937を出し、クラス・リーダーとなる。
 だが15分過ぎに、No.19 ウェッズスポーツセリカが2分12秒637と12秒台まで上げてトップを奪う。これにNo.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7が13秒022、No.26 シェルタイサンアドバンGT3Rが13秒584と続く。
 このまま大きな変動なく、セッション終了かと思われた残り10分。No.26が最後のアタックに入り2分12秒846とタイムを更新し、クラス2番手まで上がるがトップには届かない。これでNo.19 ウェッズスポーツセリカが、GT300の暫定ポールを決めた。

 午後の予選は、現地時間午後2時(日本時間午後3時)より開始の予定。

暫定ポールポジション
No.18 TAKATA童夢NSX
脇阪寿一「アタックは順調にいきました。失敗もなく、他のクルマに引っかかることもありませんでした。クルマもまったく問題ありません。タイヤはもう1セット残してあるので、午後が暑くならなければ、もう1回アタックします。気温が上がらなければタイムアップできると思います」




公式予選1回目結果
| 00.06.24 | 10:30am - 11:15am | Weather : Fine | Course : Dry | SEPANG CIRCUIT: 5.542km |
Po No C-Po Machine Driver Time Tyre
1 18 500-1 TAKATA 童夢 NSX 脇阪寿一 金石勝智 2'00.523 BS
2 16 500-2 Castrol 無限 NSX 中子 修 道上 龍 2'01.514 BS
3 32 500-3 トヨタセルモスープラ 近藤真彦 立川祐路 2'01.904 BS
4 36 500-4 カストロール・トムス・スープラ 関谷正徳 土屋武士 2'02.129 MI
5 64 500-5 Mobil 1 NSX 伊藤大輔 D.シュワガー 2'02.259 BS
6 12 500-6 カルソニックスカイライン 星野一義 本山 哲 2'02.471 BS
7 8 500-7 ARTA NSX 鈴木亜久里 土屋圭市 2'03.136 BS
8 3 500-8 ユニシア・ザナヴィスカイライン 長谷見昌弘 田中哲也 2'03.173 BS
9 25 500-9 エンドレス アドバン スープラ 木下みつひろ 織戸 学 2'03.384 YH
10 2 500-10 カストロール・ニスモGT-R 片山右京 M.クルム 2'03.390 BS
11 100 500-11 RAYBRIG NSX 飯田 章 服部尚貴 2'03.475 BS
12 1 500-12 ロックタイト・ゼクセルGT-R E.コマス 影山正美 2'03.483 BS
13 6 500-13 エッソウルトロンタイガースープラ 野田英樹 W.ガードナー 2'03.489 BS
14 37 500-14 カストロール・トムス・スープラ 荒 聖治 山路慎一 2'04.953 MI
15 39 500-15 デンソーサードスープラGT 影山正彦 R.ファーマン 2'05.170 YH
16 88 500-16 ノマド ディアブロGT-1 古谷直広 高橋 毅 2'05.263 DL
17 19 300-1 ウェッズスポーツセリカ 脇阪薫一 原 貴彦 2'12.637 YH
18 26 300-2 シェルタイサンアドバンGT3R 福山英朗 D.マラガムワ 2'12.846 YH
19 7 300-3 RE雨宮マツモトキヨシRX7 山野哲也 松本晴彦 2'13.022 YH
20 77 300-4 クスコスバルインプレッサ 小林且雄 谷川達也 2'14.610 YH
21 31 300-5 スーパーオートバックス アペックスMR-S 新田守男 高木真一 2'15.021 YH
22 70 300-6 外車の外国屋アドバンポルシェ 石橋義三 P.ヴァン・スクート 2'21.882 YH
23 5 300-7 ポルシェ・カレラRS キー・スーン・ユー イラ・リダック 2'36.560 MI
55 500 エクリプス スリランカ バイパーGTSR 余郷 敦 山田英二 出走せず YH

※タイヤ略号=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン