■練習走行 Mobil 1 NSXが連日のトップタイム! しかし、デンソーサードとFK/マッシモのスープラ2台も好タイム GT300はトラブルがありながらもARTAアペックスMR-Sが最上位 2002 AUTOBUCS JGTC開幕戦がいよいよ明日に迫った。12日は公式練習走行日で、午前、午後に各1時間30分の走行が行われた。
だが、予選と違いクラスごとの時間区分がないために、コース上には、開幕戦にエントリーしている全44台中、43台が走行するという非常に混雑する状況となった。 このため、タイム上位のほとんどが、セッションの序盤に出したものがベストタイムとなった。この混戦状況の中でベストラップを記録したのは、昨日のテストでもトップとなったNo.64 Mobil 1 NSXのラルフ・ファーマン。タイムは1分26秒069と、昨日のベストタイム(1分25秒765)を下回っている。これにFK/マッシモADVANスープラが26秒846、auセルモスープラが27秒123とスープラが続いた。 GT300クラスでは、序盤にアクシデントが発生。昨年のTI勝者であるARTAアペックスMR-Sが走行開始からわずか数周でスローダウン。タイヤに異常を感じた新田守男がコースサイドにマシンを止めた途端に右前タイヤが外れてしまった。幸いにもほとんど静止状態だったため、マシンにダメージはなかった。その証拠にこの後、ARTAアペックスMR-Sは1分33秒370というこのセッションの最速タイムを記録し、これがトップタイムとなった。
この午後のセッション中盤、午前にベストタイムを記録したMobil 1 NSXが、ここでも1分26秒222を記録し、そのままセッションの1位となった。これにTAKATA童夢NSX、無限NSXとトップ3はNSXとなった。これにデンソーサードスープラ、FK/マッシモADVANスープラとヨコハマユーザーのスープラが続いた。 GT300クラスは午後もARTAアペックスMR-Sが1分33秒405でトップ。2番手には2001年チャンピオンのダイシンADVANシルビア、3番手はEndlessタイサンアドバンGT3Rと上位3台が別車種となった。また、先の富士合同テストでシェイクダウンしたクスコスバルインプレッサがクラス総合5番手につけた。
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