■練習走行 エッソウルトラフロースープラとTAKATA童夢NSXを抑え ARTA NSXが両セッションでトップタイム! GT300はユニシアジェックスシルビアが絶好調 2002 AUTOBUCS JGTC第3戦SUGO GT CHAMPIONSHIPを翌日に控えた5月24日、スポーツランドSUGOで公式練習走が行われた。走行は、午前、午後に各1時間30分ずつ行われた。
GT300は、前戦優勝のNo.62 Vemac R&Dダンロップ320Rが1分26秒664で、序盤トップに立つ。だが、セッション終盤にNo.3 ユニシアジェックスシルビアの山野哲也が1分25秒340を叩き出して、クラスベストタイムを手にした。
20分を過ぎると走行ラインはほぼドライとなり、各車スリックタイヤへと履き替えてコースに戻る。このコンディションではNo.39 デンソーサードスープラGTが1分21秒397、No.36 トクホン トムス スープラが21秒409、これにNo.6 エッソウルトラフロースープラが続くという3台のスープラがトップタイムを競り合う。 だが、ここでGT300マシンがコースアウトしてストップ。これで5分ほど中断。このころになるとコースは完全にドライとなる。再開すると最初に飛び出したのは、No.39 デンソーサードスープラGTで、このセッション最初の19秒台となる1分19秒919を出してトップに立つ。2番手にはNo.8 ARTA NSXが20秒201。 そしてラスト30分になると、一気にNSX勢のタイムがアップ。No.18 TAKATA童夢NSXが1分19秒360でトップになると、続いてNo.25 FK/マッシモADVANスープラも19秒501で2番手に。この直後にNo.8 ARTA NSXの金石勝智が1分19秒184を記録し、さらに終了近くに1分19秒049を出して、自らの午前のベストタイムを更新。これで、ARTA NSXはオールオーバーのベストを決めた。今回、NSXにはルーフの上に飛び出した大型のエアインテークを装着。この効果が早速出たようだ。 だが、スープラも意地を見せ、終盤にエッソウルトラフロースープラが19秒244を叩き出して、2番手に食い込んだ。 午前にエンジンを壊したHKS CLKは結局エンジンの換装が間に合わず、午後の走行を欠場することになった。 GT300のセッション序盤は、午前トップのNo.3 ユニシアジェックスシルビアとNo.7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7がトップを争う。だが、セッション終盤になるとNo.62 Vemac R&Dダンロップ320R、No.81 ダイシンADVANシルビア、No.71 シグマMR-Sも加わって僅差の争いになるが、ラスト10分にユニシアジェックスシルビアの柳田真孝が1分25秒403を出して、このセッションのトップとなった。だが、午前に山野が出したタイムには及ばなかった。
タイヤ略号=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/BFG:BFグッドリッチ WH=ウェイトハンディキャップ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)
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