2003 Round6
MOTEGI GT CHAMPION RACE
9.13,14 - TWIN RING MOTEGI

PRACTICE 2003-09-12
練習走行


2003 AUTOBACS JGTC 第6戦『もてぎGTチャンピオンレース』 9.13予選, 14決勝/ツインリンクもてぎ

NSX連勝に向けG'ZOX-NSXがベストタイムを叩き出す!
ADVANとDUNLOPのスープラが好調! 2、3番手に
GT300、今回はシグマDUNLOPセリカがポールを狙う!!
16 NSX
No.16 G'ZOX-NSX

 9月12日、2003年AUTOBACS全日本GT選手権第6戦を翌日に控え、ツインリンクもてぎで練習走行が行われた。

SESSION 1(晴、気温31度/路面温度34度、ドライ)

SUPRA  練習走行1回目は9時に開始。関東地方は9月に入ってきびしい残暑に見舞われており、この日の気温も開始時点で31度と真夏を思わせる暑さとなる。路面温度も34度と高く、セッション終盤には40度を超える状態となった。

 セッション序盤、早めにニュータイヤを履いてタイムを出しにいったのがNo.36 WOODONEトムススープラ。土屋武士が1分47秒819をマークし、リーダーボードのトップに立つ。

 時ならぬ猛暑に乾燥しきったグラベルがコース上にも撒き散らされるため、路面のグリップはあまりよくないようで、スピンするクルマも多く見受けられる。30分すぎにはNo.31 RECKLESS MR-SがS字コーナーでコースアウト。自力で復帰するが、その後、45分すぎに路面清掃のため赤旗が提示された。再開後、今度はNo.18 TAKATA童夢NSXがコースアウト。復帰後、No.18が撒いたグラベルに乗ってNo.43 ARTA Garaiyaもコースを外れてしまう。No.43はフロントノーズにダメージを負い、ピットに戻って修復にかかる。No.43はここまでGT300クラストップのタイムをマークしており、さらに走行を重ねようとした矢先のできごとだった。 その後、ニュータイヤでタイムアップを果たしたのはNo.39 デンソーサードスープラGT。1分47秒929と、このセッションで2台目となる1分47秒台をマークし、2番手に。以下、No.18、No.38 auセルモスープラ、No.64 Mobil 1 NSX、No.1 エッソウルトラフロー スープラが続いた。NSX勢は今回、フロントスポイラーを新調。全車に装着してきたが、その効果が現れたのか、なかなか好調のようだ。一方、スカイラインGT-R勢はNo.12 カルソニックスカイラインの10番手が最上位。No.23 ザナヴィ ニスモ GT-R、No.22モチュールピットワークGT-Rの2台は足回りのセッティングが決まらず、15番手、16番手にとどまった。

 GT300クラスではNo.43の1分57秒055がトップ。No.3 ハセミスポーツ・エンドレス・ZとNo.11 JIM RodeoDriveアドバンF360、No.19 ウェッズスポーツCELICAの3台が1分57秒台でこれに続いた。No.11は8月24日、鈴鹿サーキットでのインターナショナル・ポッカ1000kmで出火。修復後初の走行となったため電気系のマイナートラブルが発生し17周するにとどまったが、それでもタイムは3番手。No.3は50kg、No.19は70kgのウェイトハンディを積みながらのタイムで、いずれも週末の好結果を期待させるものとなった。



71 CELICA
No.71 SIGMA DUNLOP CELICA

SESSION 2(晴、気温35度/路面温度39度、ドライ)

 練習走行2回目の開始は14時。15時15分までの75分間はGT500、GT300両クラスの混走、続く15分間はGT500専有、最後の15分間はGT300専有という予定でスタートする。1回目の終了後わずかに雨粒が落ちてくるシーンもあったが、雨雲が通過したあとは真夏並みの陽射しが戻る。このセッションでの最高気温は35度、路面温度は39度まで上昇した。

 序盤の30分間ほどはNo.64 Mobil 1 NSX、No.23 ザナヴィ ニスモ GT-R、No.8 ARTA NSX、No.25 ADVANスープラなどがリーダーボードの上位に並ぶ。さらにNo.12 カルソニックスカイラインもここに食い込んでくるが、タイムは1分48秒台。1回目のトップタイムにはおよばない。タイム的には膠着状態に陥ったかと思われた35分すぎ、No.35 プロジェクトμエスペリアスープラの服部尚貴が1分47秒790をマーク。1回目のトップタイムを上回ってくる。その後、No.12、No.38 auセルモスープラなどもニュータイヤでアタック。No.38はNo.35に続き1分47秒台を出してくる。この間、No.25 ADVANスープラをはじめ何台かコースサイドにストップした車両があったため、15時11分すぎ赤旗提示。約20分間、回収作業が行われる。15時32分に再開されるが、当初の予定とは異なり、まずGT300クラスの専有走行となった。

Garaiya  中断前、GT300クラスでこのセッションのトップタイムをマークしていたのはNo.11 JIM RodeoDriveアドバンF360。タイムは1分57秒205だったが、No.71 シグマDUNLOPセリカの澤圭太が1分56秒848でこれを逆転。No.3 ハセミスポーツ・エンドレス・Zの木下みつひろが1分57秒164を出して2番手に続く。専有セッション終了間際、No.34 DENTAIRE MR-Sの松田晃司が1分56秒858で2番手にジャンプアップ。この2台だけが1分56秒台に入った。この2台は1回目との通算でも1-2。3番手はNo.43が1回目に出したタイムとなった。

 最後の15分間はGT500クラスの専有。多くのチームがアタック役ではないほうのドライバーが走り、ここでは予選のようなタイムアタックはみられないのかと思われたが、終了間際、No.16 GZOX-NSXの伊藤大輔が1分47秒198、No.25 ADVANスープラのジェレミー・デュフォアが1分47秒749を出し、リーダーボードの1-2を占めた。No.16のタイムは1回目との通算でもトップ。以下、スープラ勢が6番手まで続き、スカイラインGT-R勢のベストタイムはNo.22 モチュールピットワークGT-Rの1分48秒045だった。


No.16 G'ZOX-NSX(GT500/総合1位)
伊藤大輔「今日の午前中の走行では砂だのオイルだので全然クルマの状態がわかんなかった。これじゃあ予選のセットを出すのはツライだろうし、このまま1日終わってしまうのかとちょっと心配してたんですよ。タイムを出したのはクラス分けをした最後の15分。思ったほど砂も出てなかったし、クリア(ラップ)が取れました。どのタイヤをチョイスするかいろいろやってたんですけど、最終的にソフトタイヤでタイムを出しました。レースセットもいろいろと試して、この方向かなぁという感触はつかんでます。今回は予選でも決勝でもいいとこ見せたいですね。まずは明日ガンバります」

No.71 シグマDUNLOPセリカ(GT300/総合1位)
澤 圭太「もてぎのテストと鈴鹿1000Kmのデータをふまえてイニシャルセットを出してきたんですけど、ちょっと(路面の)グリップレベルがよくなくてブレーキがきつかった。午後にもう1回セットを作り直したら方向性がよくなりました。そうしたらタイヤのいい悪いがわかるようになって、最後にコレだっていうのが見つかりました。今日のタイムはクラストップでしたが、自分ではまだまだ納得していない。1分46秒前半から46秒フラットくらいはイケるっていう手応えがあります。今回、チームの目標はポールトゥウィンなんです。だからまずポールを獲るというのがボクの仕事です」



練習走行総合結果 | 2003.9.12 | 天候:晴 | コース:ドライ | ツインリンクもてぎ 4.801379km
Position Number Class Position Machine Driver Session 1Laps Session 2Laps Tire WH
1 16 500-1 G'ZOX-NSX 伊藤大輔
T.コロネル
1'48.992 19/28 1'47.198 39/39 BS 10
2 25 500-2 ADVAN スープラ 荒 聖治
J.デュフォア
1'49.268 7/29 1'47.749 39/39 YH 10
3 35 500-3 プロジェクトμエスペリアスープラ 服部尚貴
脇阪薫一
1'48.795 17/34 1'47.790 14/36 DL 10
4 38 500-4 auセルモスープラ 竹内浩典
立川祐路
1'48.498 5/26 1'47.809 19/33 BS 80
5 36 500-5 WOODONE トムススープラ 土屋武士
E.コマス
1'47.819 14/36 1'48.480 23/26 MI 40
6 39 500-6 デンソーサードスープラGT D.シュワガー
織戸 学
1'47.929 23/33 1'47.909 35/36 YH 20
7 22 500-7 モチュールピットワークGT-R 影山正美
R.ライアン
1'49.579 11/26 1'48.045 18/33 BS 50
8 12 500-8 カルソニックスカイライン B.トレルイエ
井出有治
1'48.938 9/23 1'48.133 13/39 BS 50
9 64 500-9 Mobil1 NSX 松田次生
A.ロッテラー
1'48.606 11/35 1'48.277 10/35 BS +2
10 1 500-10 エッソウルトラフロー スープラ 脇阪寿一
飯田 章
1'48.632 6/25 1'48.283 26/26 BS 90
11 23 500-11 ザナヴィ ニスモ GT-R 本山 哲
M.クルム
1'49.520 7/19 1'48.363 9/40 BS 110
12 37 500-12 ZENT トムススープラ 黒澤琢弥
M.アピチェラ
1'48.633 17/32 1'48.454 33/34 MI 30
13 18 500-13 TAKATA童夢NSX 道上 龍
S.フィリップ
1'48.469 6/14 1'48.626 35/35 BS 60
14 100 500-14 RAYBRIG NSX 加藤寛規
光貞秀俊
1'48.926 24/32 1'48.500 33/33 BS 10
(+1)
15 8 500-15 ARTA NSX 土屋圭市
金石年弘
1'49.362 12/36 1'48.598 11/37 BS +2
16 76 500-16 イエローコーンマクラーレンGTR 清水 剛
田嶋栄一
1'48.961 4/32 1'53.002 4/21 DL
17 62 500-17 VemacR&Dダンロップ350R 柴原眞介
密山祥吾
1'50.411 6/25 1'51.912 8/17 DL
18 88 500-18 ノマド ディアブロ JGT-1 山西康司
WADA-Q
51'50.91 2/2 1'53.611 22/22 DL
19 71 300-1 シグマDUNLOPセリカ 片岡龍也
澤 圭太
1'58.482 19/30 1'56.848 30/36 DL 20
20 34 300-2 DENTAIRE MR-S 西澤誠剛
松田晃司
1'58.966 10/22 1'56.858 27/28 BFG +1
21 43 300-3 ARTA Garaiya 新田守男
高木真一
1'57.055 6/12 1'58.218 8/8 BFG 10
22 3 300-4 ハセミスポーツ・エンドレス・Z 木下 みつひろ
柳田真孝
1'57.606 6/29 1'57.164 33/34 YH 50
23 11 300-5 JIM RodeoDrive アドバンF360 松田秀士
田中哲也
1'57.755 17/17 1'57.205 15/23 YH 35
24 19 300-6 ウェッズスポーツCELICA 青木孝行
田中 実
1'57.821 22/30 1'57.514 34/36 YH 70
25 26 300-7 PLUS e タイサン アドバン GT3R 山路慎一
西澤和之
1'58.132 15/29 1'57.716 15/33 YH 60
26 911 300-8 高見沢バイタルポイントGT3R 高見沢一吉
砂子塾長
1'58.546 29/36 1'57.854 28/34 YH
27 2 300-9 リニューカー・インターリンク・ベルノ東海NSX 高橋一穂
渡辺 明
1'59.358 15/30 1'57.913 34/34 YH 10
(+2)
28 31 300-10 RECKLESS MR-S 佐々木孝太
後藤 聡
1'58.082 21/25 1'58.480 24/24 BFG 55
29 24 300-11 EndlessタイサンADVAN GT3R 余郷 敦
浅井亮博
1'58.639 14/31 1'58.154 14/34 YH 30
30 55 300-12 ECLIPSE タイサン ADVAN バイパー 山田英二
木下隆之
1'59.017 10/21 1'58.209 11/22 YH 25
31 51 300-13 C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア 尾本直史
加藤正将
1'59.145 15/21 1'58.245 32/32 YH
32 77 300-14 クスコスバルADVAN インプレッサ 小林且雄
谷川達也
1'58.369 27/33 1'58.711 15/29 YH +1
33 7 300-15 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7 谷口信輝
大井貴之
1'59.667 20/26 1'58.454 25/35 YH +2
34 17 300-16 Kosei SPIRIT MR-S 松永まさひろ
長島正興
1'59.917 13/34 1'58.553 34/34 YH +2
35 69 300-17 FK/Massimo ADVAN ポルシェ 山岸 大
位高 敬
1'58.867 12/30 1'59.155 6/15 YH +1
36 9 300-18 正義の味方 覆面レーサーX MT 石川 朗
筒井克彦
2'00.450 23/28 1'59.011 15/30 YH 10
37 81 300-19 ダイシンADVANシルビア 星野一樹
植松忠雄
1'59.523 7/33 2'00.312 6/27 YH 30
38 5 300-20 BANPRESTO B-1 マッハ号GT 320R 玉中哲二
三船 剛
2'01.097 12/14 1'59.600 11/18 YH 10
39 61 300-21 R&DスポーツダンロップGT3R 勝間田敦
井原慶子
2'01.065 27/30 1'59.664 11/29 DL +2
40 910 300-22 910 BORO アドバンポルシェ 平川 晃
宮川やすお
2'00.678 22/34 1'59.845 29/29 YH +2
41 15 300-23 AMPREX BMW M3GT 橋本元次
C.クワン
2'39.933 4/4 2'02.318 15/32 BFG
42 70 300-24 外車の外国屋ダンロップポルシェ 石橋義三
和田 博
2'04.126 25/27 2'03.376 25/25 DL +2
43 111 300-25 ARKTECH-GT3 飯島寛也
芳賀重光
2'04.742 11/19 2'03.962 19/28 DL +2
タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/BFG:BFグッドリッチ
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)/ +1:性能引き上げ措置(1ランク)/ +2:性能引き上げ措置(2ランク)

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