JGTC.net | 2004 Round2

2004 第2戦

フリー走行

2004-05-23

滑る路面なら俺に任せろ!

ECLIPSE ADVANスープラの織戸がトップタイム

GT300はプロμマッハ号GT320Rがマッハ級タイムを記録

　2004 AUTOBACS全日本GT選手権（JGTC）第2戦「SUGO GT CHAMPIONSHIP」決勝日、朝のフリー走行は8時ちょうどに開始された。天候は前日同様の霧。路面も水気を帯びており、各チームともまずはレインタイヤでのスタートとなった。開始時点での気温は12度、路面温度は13度。

　GT500クラスは1分30秒台から徐々にタイムアップ。数周後にNo.1 ザナヴィニスモZが1分27秒800をマーク。これがとりあえず目安のタイムとなる。以下、フェアレディZ勢、スープラ勢の上位は1分28秒台。各車、ピットへの出入りを繰り返しながら、マシンの挙動をチェックしていく。残り5分を切り、スリックタイヤに交換するチームが出始める。
　ここでいきなり飛びぬけたタイムをマークしたのがNo.25 ECLIPSE ADVANスープラだった。織戸学がスリックで滑りやすい路面で暴れまわるマシンを巧みにコントロール。1分23秒862と、他車より約4秒も速く周回してくる。ラストラップ、このタイムはさらに1分23秒063まで縮まり、このセッションでのトップとなった。2番手は最後の5分でスリックに替えたNo.1 ザナヴィニスモZで1分24秒822。3番手もスリックのNo.36 WOODONEトムススープラが、最終ラップに1分26秒303で飛び込んだ。NSX勢ではNo.32 EPSON NSXの1分29秒268が最速だった。

　GT300クラスは、序盤はGT500同様レインタイヤで走行。ヨコハマタイヤ勢からスリックに交換するところが出始め、そのなかでNo.10 JIM GainerアドバンF360、No.5 プロジェクトμ B-1マッハ号GT320Rなどが上位タイムをマークする。残り3分を切ったところでNo.5の三船剛が1分29秒237を出し、このセッションでのトップとなった。このタイムはGT500のNSX勢をも上回るものだった。2番手はNo.11 JIM RodeoDriveアドバンF360。3番手はNo.63 LEYJUNダンロップ320Rで、これがダンロップタイヤ勢の最速となった。

No.25 ECLIPSE ADVANスープラ（GT500トップタイム）

織戸　学「TIでもそうだったんですけれど、ボクらはこういう路面状況でのタイヤに恵まれています。周りには『こういう状況でのヨコハマタイヤはウォームアップが速いけどタレる』と思われてるようですけれど。なんとか表彰台に上がりたい。できれば同じドライバー・コンビで昨年のオートポリスの再来をねらいたいですね」

No.5 プロジェクトμ B-1マッハ号GT320R（GT300トップタイム）

三船　剛「路面がかなり濡れてたんですが、そのなかでいいラインを人より早く見つけただけですよ。今回は濡れてるととってもきびしい状態になっていたんですが、今朝はきれいに乾いているところもあったし、この路面の中途半端さがちょうどよかっただけ。決勝でもこういうコンディションのままがいいとは思いますが、ストレートがすごく遅いんですよ。抜くのがきびしいんで…。頭痛いですね。ここSUGOは荒れるんで、堅実にいってチャンスに変えたいですね」

2004 第2戦スポーツランドSUGO フリー走行

2004.5.23 | 天候：曇 | コース：ウェット | スポーツランドSUGO 3.704256km


1	25	500-1	ECLIPSE ADVAN スープラ	織戸　学／D.シュワガー	1'23.063	YH	+1
2	1	500-2	ザナヴィニスモ Z	本山　哲／R.ライアン	1'24.822	BS	60
3	36	500-3	WOODONE トムススープラ	土屋武士／M.アピチェラ	1'26.303	BS
4	39	500-4	デンソーサードスープラ GT	J.デュフォア／A.クート	1'27.159	BS	30
5	38	500-5	auセルモスープラ	立川祐路／荒　聖治	1'27.507	BS	10
6	12	500-6	カルソニック IMPUL Z	B.トレルイエ／井出有治	1'27.513	BS	10
7	22	500-7	モチュールピットワーク Z	影山正美／M.クルム	1'27.978	BS	20
8	37	500-8	DYNACITY トムススープラ	J.コートニー／片岡龍也	1'28.218	BS
9	3	500-9	G'ZOX・SSR・ハセミ Z	金石年弘／E.コマス	1'28.301	BS
10	35	500-10	イエローハットYMSスープラ	服部尚貴／脇阪薫一	1'28.817	DL	10
11	6	500-11	エッソウルトラフロースープラ	脇阪寿一／飯田　章	1'28.983	BS	30
12	5	300-1	プロジェクトμB-1マッハ号GT320R	玉中哲二／三船　剛	1'29.237	YH
13	32	500-12	EPSON NSX	松田次生／A.ロッテラー	1'29.268	BS	+1
14	11	300-2	JIM RodeoDrive アドバンF360	松田秀士／菅　一乗	1'29.488	YH
15	63	300-3	LEYJUNダンロップ320R	OSAMU／吉本大樹	1'29.591	DL	20
16	8	500-13	ARTA NSX	金石勝智／伊藤大輔	1'29.671	BS	+1
17	18	500-14	TAKATA童夢NSX	道上　龍／S.フィリップ	1'29.731	BS	+1
18	43	300-4	ARTA Garaiya	新田守男／高木真一	1'30.005	BF	20
19	81	300-5	シーウエストダイシンアドバンZ	柳田真孝／尾本直史	1'30.036	YH	+1
20	52	300-6	プロジェクトμ太陽石油セリカ	竹内浩典／西澤誠剛	1'30.576	DL	+1
21	100	500-15	RAYBRIG NSX	中野信治／加藤寛規	1'30.999	BS	+1
22	31	300-7	A'PEX i-mobisess MR-S	田中　実／松田晃司	1'31.003	BF
23	7	300-8	雨宮アスパラドリンクRX7	山路慎一／井入宏之	1'31.189	YH
24	17	300-9	エスペリア Kosei セリカ	長島正興／松永まさひろ	1'31.319	YH	+1
25	19	300-10	ウェッズスポーツセリカ	青木孝行／谷口信輝	1'31.664	YH	15
26	9	300-11	ADVAN K-STADIUM MT	清水　剛／細川慎弥	1'31.785	YH
27	80	300-12	エンドレスダイシンアドバンZ	木下みつひろ／星野一樹	1'31.853	YH
28	10	300-13	JIM Gainer アドバンF360	田中哲也／余郷　敦	1'32.122	YH	30
29	20	300-14	FK/Massimo ADVAN ポルシェ	井上高志／宮川やすお	1'33.671	YH
30	16	300-15	M-TEC NSX	山野哲也／八木宏之	1'33.802	DL	30
31	30	300-16	RECKLESS MR-S	佐々木孝太／後藤　聡	1'34.499	BF	10
32	77	300-17	クスコスバルADVAN インプレッサ	小林且雄／谷川達也	1'34.927	YH	+1
33	51	300-18	NSC･AUTO-STAFF･ADVANｼﾙﾋﾞｱ	加藤正将／筒井克彦	1'36.093	YH
34	2	300-19	プリヴェチューリッヒ･クムホ NSX	高橋一穂／渡辺　明	1'36.334	KH	+1
35	111	300-20	ARKTECH ENDLESS ADVAN GT4	飯島寛也／大井貴之	1'36.443	YH
36	112	300-21	ARKTECH ADVAN GT3	澤　圭太／堤　明彦	1'37.462	YH
37	26	300-22	エンドレスタイサンADVAN GT3R	井尻　薫／山岸　大	1'38.297	YH
38	72	300-23	アドバンBOROポルシェ	平川　晃／Guts城内	1'38.530	YH
39	910	300-24	高見沢整骨院アドバンポルシェ	高見沢一吉／砂子塾長	1'39.114	YH
40	70	300-25	フィールズ外国屋ADVANポルシェ	石橋義三／ヒロミ	1'39.523	YH

タイヤ＝BS:ブリヂストン／YH:ヨコハマ／DL:ダンロップ／MI:ミシュラン／BF:BFグッドリッチ／KH:クムホ WH＝ウェイトハンディキャップ(kg)／ +1:性能引き上げ措置（1ランク）／ +2:性能引き上げ措置（2ランク）

BACK