2004 Round6
JAPAN GT in KYUSHU 300km
2004.10.30, 31 / AUTOPOLIS

2004Round6Free Practice

2004 第6戦 フリー走行
2004-10-31
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雨は降ってないが微妙な空模様

逆転チャンピオンを狙うザナヴィニスモZがトップタイム!!

GT300はJIM フェラーリが1-2と決勝に手応え

 10月31日、2004 AUTOBACS全日本GT選手権第6戦「JAPAN GT in KYUSHU 300km」(オートポリス)の決勝日を迎えた。この朝、午前8時45分より30分間の予定でフリー走行が行われた。
 昨日は好天だったが、今日は空一面に雲が掛かっている。早朝は霧も出たが、雨が落ちてくるというほどではない。ただ、今後に関しては微妙ではある。気温は14度、路面温度は13度と日差しがないために路温が低めだ。

 状況が微妙なだけに開始直後からほとんどのマシンがコースへ飛び出ていく。5分経過時点でNo.25 ECLIPSE ADVANスープラが1分45秒481を記録してトップとなる。この時点の2番手はNo.22 モチュールピットワークZが48秒352と路面温度が低いだけにタイヤの温まりが悪いのかもしれない。GT300ではランキング2位のNo.43 ARTA Garaiyaが1分52秒689でトップとなっていた。
 10分を経過するとタイヤが温まりだしたか、各車タイムが上がりだしてくる。まずGT300のNo.80 エンドレスアドバンダイシンZが1分52秒388でNo.43を抜きトップとなる。GT500ではトップのNo.25がさらにタイムを詰めて44秒872とする。さらにランキングトップのNo.6 エッソウルトラフロースープラが1分45秒345で2番手に浮上。No.8 ARTA NSXも45秒794で3番手につける。予選では14番手と不振だったNo.36 WOODONEトムススープラも45秒718でNo.8を抜き3番手となる。No.36は次のラップには45秒206まで詰めて2番手へと進む。だが、その次は勢い余ったがランオフエリアに飛び出してしまうが、すぐにコースに復帰できた。
 セッション半ばの15分を過ぎると、各車タイヤ交換でピットに入る。交換の練習と別のタイヤセットの確認などに入ったのか、タイムの延びは小康状態に。GT300では20分過ぎに昨年のポールシッターであるNo.10 JIM GainerアドバンF360が1分52秒192を出してトップとなる。この時点で、No.43 ARTA Garaiyaは4番手、今レースポールのNo.7 雨宮アスパラドリンクRX7、ランキングトップのNo.16 M-TEC NSXでは10番手とタイムが伸び悩んでいる。

 22分を回ったところで思わぬアクシデントの報が飛び込んできた。No.81 シーウエストアドバンダイシンZ(尾本直史)がスピンし、コースに横たわる形でストップ。後方に続いていた何台かは避けたが、No.3 G'ZOX・SSR・ハセミZは避けきれず正面からクラッシュしてしまう。これで赤旗が提示され、予選は一時中断となる。
 No.81は左サイドステップ周辺を破損したが、なんとか自走してピットに戻る。一方、No.3は右フロントからフェンダー付近を壊す。また、エリック・コマスが首の痛みを訴えたため、大事をとって医務室へ運ばれた。
 このトラブル処理のため、5分ほどの中断して、ラスト5分で走行が開始。このわずかな時間を惜しむように、またもほぼ全車がコースオープンと共にピットを飛び出していった。
 この短時間ではタイムアップはないかと思われたが、チェッカーが振られた最終ラップにNo.1 ザナヴィニスモZが1分44秒856を出して、結局このセッションの1番時計をさらっていた。GT300でもラスト1分でNo.11 JIM RodeoDriveアドバンF360が1分51秒732を出して、僚友No.10を抜いてトップとなる。これでNo.11、No.10の2台のフェラーリがこのセッションの1-2ポジションを獲得した。また、チェッカー直前に昨日No.38 auセルモスープラがクラッシュしたところで、No.8 ARTA NSXが同じようにスピンしてスポンジバリアにサイドからクラッシュした。幸いにもNo.8も大きなダメージはなく自走してピットに戻った。
 なお、午前11時30分を過ぎた時点で、No.3とNo.81のマシンは決勝に向けて決勝に間に合わすべく修復中。コマスは首を冷やすなど治療をしている。


No.1 ザナヴィニスモZ(GT500トップタイム)

リチャード・ライアン「あまり多くのラップをすることはできなかったけど、レースに向けてのクルマの仕上がりはいい。トップタイムが出ているんだからね。プッシュした時にはちょっとタイヤが厳しい部分もあると思うけど、普通にレースする分には全然問題ない。今日のレースでは、確実に走り切ってポイントを獲ることが重要だ。予選ポジションでは6号車の方が前にいるけど、周りのクルマのことはあまり意識していない。いい作戦をとって、僕らが安定した走りをすれば勝てると思うよ」

No.11 JIM RodeoDriveアドバンF360(GT300トップタイム)

菅 一乗「ここはアルバイトもしたし、走り込んできたコース。99年のGTオールスターでは、スバルインプレッサ(No.77)のピットでコースオフィシャルをやってたんです。あれから5年経ってドライバーとしてここにいて、今朝トップタイムを出せて、気分は悪いものではないですよね(笑)。水曜から走ってトラブルもありましたが、悪いウミを出して少しずつ良くなってきていると思います。しっかりがんばります!」


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2004 第6戦 オートポリス フリー走行

2004.10.31 | 天候:曇 | コース:ドライ | オートポリス 4.674km
Position Number Class Position Machine Driver Best Time Laps Difference Tire WH
1 1 500-1 ザナヴィ ニスモ Z 本山 哲/R.ライアン 1'44.856 14/15 --- BS 80
2 25 500-2 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸 学/D.シュワガー 1'44.872 3/15 0'00.016 YH 20 (+2)
3 36 500-3 WOODONE トムススープラ 土屋武士/M.アピチェラ 1'45.206 6/16 0'00.350 BS 20
4 6 500-4 エッソウルトラフロー スープラ 脇阪寿一/飯田 章 1'45.345 4/15 0'00.489 BS 80
5 37 500-5 DYNACITY トムス スープラ J.コートニー/片岡龍也 1'45.752 6/14 0'00.896 BS 50
6 8 500-6 ARTA NSX 金石勝智/伊藤大輔 1'45.794 4/14 0'00.938 BS +2
7 22 500-7 モチュール ピットワーク Z 影山正美/M.クルム 1'45.823 4/16 0'00.967 BS 90
8 3 500-8 G'ZOX・SSR・ハセミ Z 金石年弘/E.コマス 1'45.837 11/11 0'00.981 BS 40
9 39 500-9 デンソー サード スープラGT J.デュフォア/A.クート 1'45.910 6/15 0'01.054 BS 40
10 18 500-10 TAKATA童夢NSX 道上 龍/S.フィリップ 1'46.028 4/16 0'01.172 BS +1
11 35 500-11 イエローハットYMSスープラ 服部尚貴/脇阪薫一 1'46.274 12/12 0'01.418 DL 20
12 12 500-12 カルソニック IMPUL Z B.トレルイエ/井出有治 1'46.496 4/16 0'01.640 BS 40
13 32 500-13 EPSON NSX 松田次生/A.ロッテラー 1'46.633 6/16 0'01.777 BS 50 (+1)
14 100 500-14 RAYBRIG NSX 中野信治/加藤寛規 1'46.707 6/15 0'01.851 BS +2
15 38 500-15 auセルモスープラ 立川祐路/荒 聖治 1'46.764 4/15 0'01.908 BS 30
16 21 500-16 フェラーリ 550GTS マラネロ 光貞秀俊/植松忠雄 1'48.330 5/15 0'03.474 DL
17 11 300-1 JIM RodeoDrive アドバンF360 松田秀士/菅 一乗 1'51.732 15/15 --- YH 30 (+1)
18 10 300-2 JIM Gainer アドバンF360 田中哲也/余郷 敦 1'52.192 7/14 0'00.460 YH 30
19 80 300-3 エンドレスダイシンアドバンZ 木下みつひろ/星野一樹 1'52.388 3/12 0'00.656 YH 50
20 30 300-4 RECKLESS MR-S 佐々木孝太/後藤 聡 1'52.575 3/15 0'00.843 BF 10 (+1)
21 43 300-5 ARTA Garaiya 新田守男/高木真一 1'52.689 2/13 0'00.957 BF 65
22 7 300-6 雨宮アスパラドリンクRX7 山路慎一/井入宏之 1'52.838 4/15 0'01.106 YH 25
23 63 300-7 LEYJUNダンロップ320R OSAMU/壺林貴也 1'53.082 4/15 0'01.350 DL 60
24 19 300-8 ウェッズスポーツセリカ 青木孝行/谷口信輝 1'53.173 3/14 0'01.441 YH 30
25 88 500-17 JLOC ムルシエRG-1 山西康司/WADA-Q 1'53.338 3/14 0'08.482 DL
26 77 300-9 クスコスバルADVAN インプレッサ 小林且雄/谷川達也 1'53.432 5/12 0'01.700 YH +2
27 31 300-10 A'PEX i-mobisess MR-S 田中 実/松田晃司 1'53.474 8/15 0'01.742 BF 10 (+1)
28 16 300-11 M-TEC NSX 山野哲也/八木宏之 1'53.649 5/15 0'01.917 DL 80
29 52 300-12 プロジェクトμ太陽石油セリカ 竹内浩典/西澤誠剛 1'53.653 5/15 0'01.921 DL 10 (+2)
30 5 300-13 プロジェクトμ B-1 マッハ号GT 320R 玉中哲二/三船 剛 1'53.870 12/13 0'02.138 YH
31 51 300-14 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア 加藤正将/筒井克彦 1'54.028 11/12 0'02.296 YH
32 17 300-15 エスペリア Kosei セリカ 長島正興/松永まさひろ 1'54.279 9/14 0'02.547 YH +2
33 81 300-16 シーウエストダイシンアドバンZ 柳田真孝/尾本直史 1'54.658 7/10 0'02.926 YH 35
34 26 300-17 エンドレスタイサンADVAN GT3R 山岸 大/井尻 薫 1'54.799 13/14 0'03.067 YH
35 9 300-18 ADVAN K-STADIUM MT 清水 剛/細川慎弥 1'55.078 5/14 0'03.346 YH
36 72 300-19 アドバンBOROポルシェ 平川 晃/福山英朗 1'56.167 3/15 0'04.435 YH
37 2 300-20 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX 高橋一穂/渡辺 明 1'56.414 4/14 0'04.682 KH +2
38 910 300-21 高見沢整骨院アドバンポルシェ 高見沢一吉/砂子塾長 1'56.670 4/14 0'04.938 YH
39 20 300-22 FK/Massimo ADVAN ポルシェ 和田 博/井上高志 1'58.086 4/14 0'06.354 YH
40 70 300-23 フィールズ外国屋ADVANポルシェ 石橋義三/ヒロミ 2'00.506 13/13 0'08.774 YH

タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/BF:BFグッドリッチ/KH:クムホ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)/ +1:性能引き上げ措置(1ランク)/ +2:性能引き上げ措置(2ランク)


※11.5ポストにおいてNo.3、81クラッシュのため赤旗中断。赤旗中断 9:09:15 - 9:12:13 (2分58秒間)
*No.26は、L項違反(ピットロード出口ホワイトラインカット)により、罰金5万円を課した。



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