2001 GT INSIDE REPORT NETWORK EDITION
ALL JAPAN FUJI GT RACE 3 May 01
予選日レポートQualify Day Report

■予選1回目終了後のコメント


No.6 エッソウルトラフロー スープラ(GT500予選1回目 1位)
脇阪寿一「あいかわらず調子はいいよ。午後も明日もガンバル!!」
野田英樹「とくに意識せず普通に走っていたらタイムが出ました。GTでは、チームに言われたことをできるだけ忠実にこなしていきたいと思います。ボクは雨でも晴れでも大丈夫ですね」

No.30 綜警McLaren GTR(GT500予選1回目 3位)
アンドレ・クート「ボクにとってもいい結果です。レインコンディションでマクラーレンに乗るのは初めてですからね。というよりGTカーで雨のなかを走るのはまったく初めてだったんですよ。フィーリングは悪くなかったです。クルマに問題はありませんでした」

No.62 R&DスポーツダンロップGT3R(GT300予選1回目 1位)
柴原眞介「雨のハコは初めてなんですよ。タイヤが他とは違う(ダンロップ)んで、タイヤ屋さんの力ですよ。トラクションがかかりますから。明日の500kmに向けて午後はドライでセットしたい。昨日一昨日とトラブルだらけでまともに走れてないんですよ。(開発車両として)いろんなトライをしてるし、それが仕事ですから。タイヤもコンピュータも空力も合わせて成績が出ればいいんですけれどね」

No.7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7(GT300予選1回目 2位)
松本晴彦「アタックは山野さんの担当なんですが、セッションの後半のほうが路面状態がよかったんでボクのほうのタイムが上回ったんです。でも、もうちょっといけたかな。もともとRX7はウェットで悪くないんですよ。タイヤはふつうのレイン。みんなと一緒のヤツです」

No.910 910ロディオドライブアドバンポルシェ(GT300予選1回目 3位)
砂子塾長「クルマは問題ないです。ポールポジションを獲ってもウェイトを積まれちゃうだけなんで、ウチとしては予選順位にはこだわっていない。4番手がベスト。雨でMR-Sやシルビアが(グリッドの)後ろのほうにいってくれればいいんだけど、どっちにしろレースでは前にきちゃうだろうね。午後はもちろんスリックでアタックにいきますが、やっぱり4番手にいければな、と。アタックは和田さんがします」

No.1 ロックタイト無限 NSX
道上 龍「最初、みんなと違ってハードのレインタイヤを履いたら、ぜんぜんグリップしなくて…。赤旗のときにソフトに換えていったんですが、ちょうどタイヤが温まってきたころBコーナーでスピンしてしまいました。その段階で、2回目のほうがいいだろうということだったので、走行をやめました」

No.12 カルソニックスカイライン
本山 哲「(セッション中ストップしたのは)どこかに水が入って、電気系に問題が起きました。それでエンジンがバラつきだしたんですが、もしかしたらエンジンが壊れたのかもしれないと思ったので、走らないほうがいいだろうと。それでマシンを止めました。でも、もう大丈夫。雨も感触はよかったし、ドライもOKです。3列目ぐらいにはいきたいですね。ハッちゃんからは5番グリッドにしろと命令があったので、そこをねらっていきます」
服部尚貴「ドクター・コパの占いで、明日のオレのラッキーナンバーが3か5なんだよね。それで5番がいいなと思って。3番だとウェイト積まれちゃうから。こないだのフォーミュラ・ニッポン(第2戦・もてぎ)では、決勝日のラッキーナンバーが8だったんだけど、8番グリッドからスタートして優勝したんだよね(笑)」

No.22 ザナヴィヒロトGT-R
田中哲也「最後はかなり路面がよくなってアクアプレーニングは関係なくなっていましたが、300RでアウトからGT300のマシンを抜けるかというと、まだそこまではよくないという状態でした。ベストタイムを出した周も、2〜3台ひっかかったんです。4位ねらいで走っていて、その瞬間は4位だったんですけど、最後は抜かれてしまいましたね。クルマはポテンシャルが高くて、クリアラップがとれればポールポジションにもいけるぐらいの仕上がりです。ドライでも雨でも。ただそうなると、GTの場合はウェイトを積まなければいけないですから。チャンピオンを獲るには4位ねらいがだいじかもしれませんね」

No.33 Team UKYO スープラ
片山右京「まだタイヤが温まらないうちにBコーナーの出口でスピンしてしまいました。古いクルマで重いし、セッティングも微妙ですが、徐々に本格的なレースのレベルまで持っていきたいと思います」
近藤真彦「午前は雨でしたが、ボク的にはいい感じですよ。もっと午後はアタックしていくつもりです。明日は距離が長いから混戦も予想されますけど、がんばります」

No.37 マツキヨZENTトムススープラ
山路慎一「ヘビーレインのセットで走ってたんですが、終盤、路面状況がよくなってきたぶんアンダーがちょっと出て、完全なクリアラップもとれなかったという条件のなかではまあまあのタイムが出せたかな。ウェットタイヤもよかったです。でも、午後のほうがまちがいなく条件はよくなるでしょうから、いまのタイムはあまり意味がないでしょうね。ウォームアップみたいなもんですよ」

No.38 au セルモスープラ
竹内浩典「午後に焦点を合わせていたので、午前は雨のデータを採るほうに専念した。あまり雨で走ったことはなかったから貴重な時間だった。ポールポジションはねらいたいが、それがたとえムリでも、決勝で抜く自信はありますね」
立川祐路「富士スピードウェイだからこそ予選の順位にはこだわらず、昨日もおとといも決勝セットで走ってきた。他のサーキットではむずかしいけれど、ここならストレートでいくらでも抜けるクルマだと思っています」

No.64 Mobil 1 NSX
松田次生「最後はもっといけそうだったが、GT300クラスの混走でタイムが伸びませんでした。予選はトップ3をねらいたいが、ウェイトを積まれるのも困るので6〜7番手あたりが理想でしょうか」
ドミニク・シュワガー「ヘアピンでスピンしてしまった。ベストタイムが出たあとだったから残念だ。スープラやGT-Rは速いけど、できればトップ6を目指したい」

No.100 RAYBRIG NSX
飯田 章「まだ残り時間があったが、とくに問題はなかったので早めに終了しました。もともと午後に焦点を合わせていましたから、このあとがんばります」

No.31 ARTA・アペックスMR-S
新田守男「一昨日からブレーキを変えて、まだバランスが出てないんです。それでリヤがロックして、飛び出してしまいました(イエローフラッグが出ていたためベストタイム抹消)。雨だとセットも出ていないし、ちょっと苦労しましたね。2回目はドライになるし、いけるだけいくけど、それよりも本番を意識して走ると思います。本番のドライセットをできるかぎりやりますよ。前なら前にこしたことはないけど、グリッドはあまり気にしません」

No.63 レイジュンR&DダンロップGT3R
OSAMU「雨で危ないからゆっくりいけって中川選手には言ってますけれど…。ダンロップは(レインタイヤに)自信持ってるからね」

No.77 クスコスバルインプレッサ
小林且雄「雨のタイヤや足回りを試してみたが、やりすぎて途中でセットアップを換えたりして手こずりました。午後に賭けます!」
谷川達也「やっぱり雨は好きじゃないですね。でもスピンした影響はないと思います。雨はセッティングより、タイミングが重要になってくるのでたいへんでした」

No.81 ダイシンADVAN シルビア
青木孝行「ウーン、ぜんぜんトラブルはないんですが、雨だとグリップしなくて、コース上にいるのがやっとという状況でした。すごくナーバスなクルマになってしまったんです。テストで雨上がりは走っていますが、ホントのウェットは今日が初めてなんですよ。今回は、このあと雨も降らないと思うので問題ないでしょうが、いずれ雨のレースもあるかもしれないですし、なんとかしないと…。予選2回目はドライですよね。ドライでのバランスはいいので、ポールをねらっていきます」




■予選2回目終了後のコメント


No.6 エッソウルトラフロー スープラ(GT500ポールポジション)
脇阪寿一「チームとしてはレースラップを考えていたんで満タン状態での走行が多く、アタックしたのはいまのラップが初めてです。1回目は雨でコワゴワ乗っていましたけれど、混走で野田さんがいいタイムを出してくれて、今回も混走でいいタイムを出してくれました。プレッシャーはありましたけれどボクにとってはポールポジションの意味は大きいです。明日は何とか逃げきって優勝できればと思います」

No.81 ダイシンADVANシルビア(GT300ポールポジション)
青木孝行「今日は一日、ドベになったりトップになったり変動がありました(笑)。アタックのときは最初はニュー(タイヤ)ではなかったんですが、あとで雨が止む可能性があったんでアタックし出しました。最後にもう1回いきました。クルマはドライは完璧ですが、ウエットは最悪です(笑)。500kmは長いんですけれど、スタートから逃げきれれば逃げたいです。マージンをとって大八木さんに渡せればと思います」

No.38 auセルモスープラ(GT500予選2回目 2位)
竹内浩典「1位なら目立ててよかったんですが、2位はいちばんキツいんですよ。ウェイトを積まなくてはならないからよろんでばかりもいられないんです。いろいろ思うところはありますが、そのぶん明日がんばるしかないですね」
立川祐路「セッティングがもうちょいだったわりには、予選からタイムがよかったのでホッとしています。昨日、一昨日と詰めてきた決勝セットをやっと本番で発揮できる日がきました。期待しててください!」

No.30 綜警 McLaren GTR(GT500予選2回目 3位)
岡田秀樹「みんな速かったけど、とくにアンドレは集中力があると思った。トップ6は、立川祐路くん(No.38)や土屋武士くん(No.36)などFニッポンのドライバーが活躍するなか、彼も負けていなかった。ボクの仕事はクルマをよくすること。明日は一人40ラップ走るので、いかにコンスタントに走れるかがポイントです」

No.31 ARTA・アペックスMR-S(GT300予選2回目 2位)
新田守男「最後のアタックは意地というか、いけるかぎりいきたかったんで…。ベストラップを出す前はシルビアがワンツーだったんですけど、できればそのあいだに入りたいと思っていました。結果的に2番手でウェイトを積むことになりましたが、こればっかりは計算できないですからね。でも、途中で雨が強くなってきたときピットに入ってしばらく待機したのは失敗でした。レースは、たんたんと走って確実にポイントを獲れるようにしたい」(伊藤宗治エンジニア「でも、ホントは優勝ねらってるんだけどね」)

No.7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7(GT300予選2回目 3位)
山野哲也「(アタック中は)最終コーナーだけ雨が降ってて、ちょっと怖かったですね。それ以外の場所も路面が午前中よりかなり悪かったんですよ。Aコーナーとか100Rとか最終コーナーとかね。オイルが出た影響もあるでしょうし、その処理でまいた粉が散らばってたこともあるでしょう。まあ、いかにグリップさせないで走るかがボクの見せ場ですからね(笑)」

No.1 ロックタイト無限NSX
道上 龍「いっぱいいっぱいがんばってあのタイムです。でも、ストレートで負けているだけだと思うんで、しょうがないです。だけど、クルマはいいですよ。燃料が多い状態でのバランスもとれていますし、あとは500km走りきるだけで、問題ないですよ。タイヤもいいですし、ブレーキも問題なさそうですしね。あとは、決勝中にイエローフラッグの見落としとかしないように気をつければ…。明日は気温が上がると思いますけど、TIでもうまくいったし、大丈夫ですよ」

No.12 カルソニックスカイライン
本山 哲「自分なりにはうまくアタックできましたけど、ぜんぜんスリップを使えなかったんで、だれかのスリップを使えたらもう少し(タイムを)上げられたんじゃないかな? 路面は、最後ニュータイヤで出ていったときにはBコーナーから最終コーナーにかけて濡れていたけど、アタックに入ったときは大丈夫でした。結果的にはいいポジションにつけられたと思います」
服部尚貴「最初の20分が3位で、最後が5位。すごいでしょ、本山(笑)。3か5っていっててここに来たんだから、明日はたぶん勝っちゃうよ(笑)」
本山 哲「もうハッちゃん、予言者みたい。オレは犬のように働かされた(笑)」
服部尚貴「これで明日勝っちゃったら、オレはもう宗教を開くね(笑)」

No.18 TAKATA童夢NSX
加藤寛規「たとえウチがベストを出しても、トップとコンマ5〜6秒は差がありますね。NAだから、予選でエンジンもなにも変更できないのは効いてます。でも、昨日までの流れで、レースラップを考えると悪くないと思います。オーバーテイクはむずかしそうですけど。(ストレートが遅いので)GT300を抜くのでもツラいですから。明日はムリしない程度にプッシュして、できるだけ前にいけるようにがんばります」

No.36 カストロール・トムス・スープラ
土屋武士「スリップは使わないで、というか使えなかったんだけど、単独で走ってのタイム。(1分)26秒1を3回も出しちゃって、あれはちょっとムダでしたね。最初は路面が濡れてて、それから少しずつ乾いてきたんだけど、そのときにはタイヤがもういっぱいいっぱいっていう感じでした。24秒台は、出ても24秒9までかな。路面温度が(タイヤに対して)低すぎたんですよ。それでもまあ、現状としてはいいタイムだと思います。決勝に向けては、クルマはとくにいじりません。トムスって、あんまりクルマをいじんないんですよ。明日はとにかく暑くなってほしいですね。タイヤ的にね」

No.3 ユニシアジェックスシルビア
井手有治「2回目は混走のとき最初にボクが走り始めたんですが、3周ぐらいで雨が降ってきたので、あわてて柳田と代わりました。それで柳田がタイムを出したあとGT300だけの時間帯にもう一度ニュータイヤを履いてコースインしたんですけど、また雨が降ってきちゃって、そこでもう走るのを止めました。基準タイムはなんとか出ていたのでそんなに焦りはしませんでしたが、とりあえず結果的に4位になれてよかったです」
柳田真孝「予選1回目はタイヤが温まる前にスピンしてリヤバンパーを少し傷めてしまいました。そのあとはあまりムリせずに走っていたので、タイヤがようやく温まってきたと思ったら、時間切れになってしまったんです。2回目はボクが混走のときに出したのがベストタイムになりましたが、あまりなにも考えず自分なりにアタックしました。一生懸命がんばりました」

No.26 シェルタイサンアドバンGT3R
福山英朗「ウーン、雨の状況とか、コンディションがむずかしかったでしょ? そういうコンディション変化に対してシビアなんですよ。クルマもタイヤもストライクゾーンがわりと狭いんです。それにドライビングだけで対処しきれなかった、という予選でしたね。(1分)33秒台までは出したかったんだけど…」

No.55 イクリプスDUPLEXバイパー
木下隆之「みなさんバイパーといえばストレートとお思いでしょうが、リストリクターが絞られてストレートが異常に遅いんです。でも意外にコーナーが速いんで、そのぶんでまあまあのタイムが出せたと思います。決勝に向けてセッティングは問題ないんですが、今回はレース距離が長いんでエンジンの耐久性にはちょっと不安がありますね。それとストレートが遅いとレースはツラいかもしれません。燃費は大丈夫。なんせ4000回転しか回ってませんから(苦笑)」

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