2001 GT INSIDE REPORT NETWORK EDITION
Round5 MOTEGI GT CHAMPION RACE 15 Sep. 01
予選日レポートQualify Day Report

■予選1回目終了後のコメント


No.64 Mobil 1 NSX
ドミニク・シュワガー「いいラップがとれてトップタイムを出すことができました。でもセッティングには満足していません。2番手とタイム差があまりないですし、このままポールポジションが獲れるかどうかはまだわかりません。方向性としてはいいと思うので、午後も少し変更するだけでアタックします。雨さえ降らなければ気温などの状況は午後のほうがよくなると思います。風が出てきているので、ストレートで追い風になるか向かい風になるかによって状況が変わってくるでしょう。まあ、コンディションが悪くなったほうがボクにとってはハッピーですけどね(笑)」

No.36 カストロール・トムス・スープラ
パオロ・モンティン「フルタンクで決勝用のセッティングをしました。いまはタケシ(土屋武士)のほうがタイムがいいですからね。はじめにタケシがニュータイヤで走って、それからボクが同じタイヤで走りました。問題ないです。かなり速く走れましたからね。ただコーナーの中央部でパワーをかけるところからはタケシとかわらないんですけど、ブレーキングでタイムをロスしています。F3のドライビングとGTのドライビングでいちばん違うのはブレーキングです。GTのほうがかなり重いですから。でもレース用のセットアップがうまく決まればいいレースができると思います」

No.18 TAKATA童夢NSX
ブノア・トレルイエ「去年チーム・インギングのS耐用セリカに乗ったことはありますが、15ラップほどですし、GT仕様のNSXとはまったく違います。ですからサルーンタイプのクルマでのレースはこれが初めてといってもいいです。昨日10ラップほど、今朝も10ラップほどしました。パワーもありますし、フィーリングはいいです。F3ではスムーズにドライブしなければならないんですけど、GTはパワーが大きいし動きも大きくてブレーキングもハードにできる。アタックできますからおもしろいです。 タイムも悪くなかったですよ。セバスチャン(フィリップ)はニュータイヤで走っているので比較はむずかしいですけどね。ただ、GT300クラスを抜くときがむずかしいです。さっきも38号車(auセルモスープラ)についていたときにGT300クラスのクルマを38号車が抜いて、自分もその後に続いたんですけど、寄ってこられて『アーッ』って。びっくりしました。大事には至りませんでしたけど、タイヤマークがついてしまいましたよ」

No.12 カルソニックスカイライン
本山 哲「もう1周いきたかったんだけど、オイルが出てしまったからしかたがないですね。クルマはなにも変えていませんし、いい感触に仕上がっています。もう少し気温は低いほうがいいですけどね。でも2回目は下がるでしょうし、なんとかいちばん前に並びたい。ポールポジションをねらうつもりで走ります。47秒前半というのはちょっとむずかしいかもしれませんが、47秒真ん中ぐらいまではなんとか出したいですね」

No.3 ユニシアジェックスシルビア
井出有治「昨日は全体的にグリップ感がなくて、シルビアが得意なブレーキが安定しなかったのでタイムが出てなかったんです。それで今日はクルマのバランスを大きく変えたら、それがよかったみたいです。アタックはクリアもうまくとれましたし、タイミングはバッチリ。でも、まさかトップタイムだとは思いませんでした。6〜7番手だと思って帰ってきたら、トップだったんでビックリしました。午後ももう少しタイムアップするようにがんばります。エンジンもシャシーもいいところに来ているので、それを生かしきりたいですね」

No.81 ダイシンADVANシルビア
青木孝行「80kgは重いですね。シルビアはターボ車なので、予選はブーストを上げればそこそこいけるんですけど、ポルシェ勢はレースで予選と同じぐらいのストレートスピードが出る。こっちは予選しかそれが使えませんからきびしいですよ。1回目はシルビアの2台が速かったのではなくて、回りのタイムが出ていないと思っています。昨日の練習でもウチは今日と同じぐらいのタイムでしたが、回りはそれほど出ていませんよね。クルマのバランスも少しずつはよくなってきているんですが完璧とはいえません。乗りやすくはありますけど、タイムは思ったほど伸びないんですよ。ただ、もうウェイトは気にしなくていいので、ガンガンいきます。2回目は回りが57秒台に入ってくるかもしれませんが、ウチもなんとか57秒台に入れるようにがんばります」

No.71 シグマMR-S
田嶋栄一「昨日ちょっとプッシュアンダーが出ていたので今日はセッティングを変えました。おかげでコーナリングはよくなったんですがブレーキで不安定さが出てしまい、タイム的には同じぐらいでしたね。今回は車重を軽くして小さいリストリクターを選んでいるのでなかなか上にいけないという頭があったし、なるべくウェイトを積みたくないなって思っていました。だから3番手は意外です。昨日のみんなのタイムを見ていたら、58秒前半とか、速いところで57秒台に入ると思っていましたから。ウチはこれぐらいのタイムなら5〜6番手に留まれるかな、と。まぁ、午後にほかが上がってきてくれるのを待っています。ウチは午後はレースセットに専念しますよ」

No.31 ARTA・アペックスMR-S
新田守男「セッティングはまぁまぁこんなもんかなという感じです。昨日と大きな変化はないですし。でも、昨日のタイムは出ませんでした。いま、原因を究明中です。路面温度の差が出たのかもしれませんし、まだわかりません。ポジション的にはこのぐらいでいいですよ。いけるなら前に越したことはないですけど。ユニシアジェックス(No.3)とかダイシン(No.81)とか、気にしている連中が見える範囲にいますからね」

No.910 910ロディオドライブアドバンポルシェ
和田 久「午後もアタックはしますけど、タイムアップできるかどうかはわからないですね。ただ、このままではどうしようもないので、少しセッティングを変えてみます。もちろんそれで劇的になにか変わるというわけではないですけど。クルマにちょっと問題を抱えているので、今回もきびしそうですね。でも決勝ではひとつでも上にいけるようにがんばります」

No.23 ペンズオイル ゼクセルGT-R
エリック・コマス「1周目は調子よかったんだ。ところが2周目になってパワーがダウンするのを感じた。アラームもなかったし水温も101度でだいじょうぶだったが、バックストレートで突然煙りが出ているのを感じた。エレクトロニクス系だと思ったが、火が出たのでファイアステーションを探した。第4コーナーにあったのでそこで止めた。くわしいことはわからないが、エンジンからオイルが漏れた。午後には直っていることを期待しているよ」

No.33 Team UKYOスープラ
脇阪薫一「シーズンの最初から契約はあったんで毎戦現場に出てましたし、チームのミーティングにも出て、スタッフともなんでもいえる環境になっていました。テストもSUGOの木曜日やもてぎ、TRDのテストなど4〜5回参加しています。でもいちばん大きかったのは鈴鹿1000km。燃費や走り方もよくわかりました。今回は前回のテストと路面がかなり違うので、ちょっと感覚が追いついていかない部分がありますね。01(年型)と00(年型)のクルマの違いもあるし、高速コーナーでハンディを感じます。ここで天気がもってくれればポジションを上げられると思うんで、シングルにしたいですね。富士のポールポジションのイメージがあるんですが、救済措置はなくなってるし、せいいっぱい乗っています。レースも燃費で引っ張れる作戦を考えています。いいわけはする気ないです。1000kmに近い結果を残したいですね」

No.38 auセルモスープラ
立川祐路「完璧ですね(笑)。テストのとき120kg積んで走ってたんですが、今回は前回よりウェイトを減らして軽い状態です。作戦どおりのいいポジションですね。ホントは気持ちよく(前のほうに)いきたいんですけど、作戦立ててやんないといけないんで…。雨降ってくれればおいしいポジションなんですけれど(笑)。2回目もドライになったらほかも上がるのでタイムアップしないといけないんですが、できればこのままで終わりたいですね」

No.25 FK/マッシモセルモスープラ
荒 聖治「昨日はセットアップがうまくいってない部分があって、アンダーが強くて苦しかったです。そこから改善されて動きが少なくなってきました。今回はチャンスなんで、しっかり生かせればと思います。クルマは去年の35号車(マツモトキヨシ・トムススープラ)です。クルマ自体は前回のクルマ(元No.6エッソウルトロンタイガースープラ)とそんなに変わらないですね。2回目はできるだけタイムあげて、少しでも前にいきたいです。いいレースをしたいですね」

No.70 外車の外国屋アドバンポルシェ
須賀宏明「3周目に(1分)59秒台が出たので、4周目にアタックするつもりがスピンしてしまいできませんでした…。あと1秒ほど届かないといったところですね。他車も昨年や前回のテストより全体的にタイムが悪いようですが、午後には59秒台に入ってくるはずなので、うちもがんばりますよ」

No.88 ノマドディアブロJGT1
マルコ・アピチェラ「クルマがスライドしてしまうんです。きっとブレーキのトラブルですね。予選でも決勝でもポジションはいいからレースを完走する、これが重要なことだと思っています」

No.51 C-WESTレッツオADVANシルビア
尾本直史「午前中、ボクはゆっくり走ったんですけどね(笑)。とりあえず午前の段階では予定どおりで、それ以上でも以下でもないといった感想です。みんなタイム差が2秒以内で、近いですからね。決勝でトータル的に決めたいと思っています。予選6〜8位以内、決勝は気づいたら表彰台に上がっていたいですね。明日は生き残りゲームの要素も大きそうなので、タイヤも人間もタレないようにがんばります」

No.19 ウェッズスポーツMR-S
田中 実「ポールを獲れる自信はありますよ。いろんな条件つきですげどね(笑)。クルマがベストコンディションに戻るのを祈ってます」

No.0 Netz BP Kosei MR-S
松永まさひろ「予定していた基準タイムをクリアできたものの、練習のときや他車よりも2秒くらい遅いですね。まだ見てみないとわかりませんが、ターボの部分にトラブルがありそうです。午後はなんとかしたいですね」

No.7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7
山野哲也「遅い。昨日よりタイムが遅いし自分のドライビングが納得できないし、セットもアンダーになって、クリアもなかなかとれなかった。人生で最悪の予選! 午後もし晴れなかったら自殺したい気分だよ。はまった状況。大はまり…」

No.77 クスコスバルインプレッサ
小林且雄「エンジンが回らない。直線が遅いし、まいった。とりあえず足回りとエンジンをチェックして午後(アタックを)やるけど、完調にはならないんじゃないかな。セットアップもまだ決まらないけど、明日へ向けてきちっと仕上げたいね」

No.360 ダンテールフェラーリ360ウエディング
佐々木孝太「マレーシアから続いてるエンジンがかからないトラブルが出てしまって、原因不明なんで困っています。昨日はわりによかったんで、ええとこねらおうかと思っています。ちゃんと走り出せばそこそこいくと思います」

No.901 K-STADIUM MT900R
桧井保孝「昨日はボソボソいってるエンジンでグルッと回っただけでした。下のほうのトルクがすごい。いままで乗ったクルマで似てるのは空荷の平ボディの4トントラック(笑)。まちがって2速で発進してました! ヘアピンは3速ですし、1コーナーは4速ですよ。ギアレシオかえたほうがいいと思うんですけれど(笑)。今回はお馬さん(パワー)が足りない。ボクが乗るとやはりロシナンテですね(笑)。エンジンは今日は載せ換えられないんで、昨日のエンジンを直しました。足がよくわかっていなくて、キャパもつかめず意外なところで滑ったりします。まだまだ慣れないといけないですね」

No.100 RAYBRIG NSX
飯田 章「クルマのセッティングはけっこう決まってきましたね。まだいまひとつのところはありますが、前回のテストのときよりはずいぶんよくなっているので見通しは明るいです。きっと明日の決勝もいいレースができると思いますよ。ここで勝つのはもちろんですが、次の鈴鹿に照準をあわせてがんばります」

No.30 綜警 McLaren GTR
岡田秀樹「クートもがんばってくれているし、やれることはいつものとおりやっているのでクルマの調子はいいです。みんなウェイトで苦しそうなので、今回は少しラクですよ。たとえ雨でもほかと条件はいっしょなので心配ないです。ただ今度こそ本番で力を発揮しないと…。うちはピットロードスイッチがないので(ピットに)戻ってくるときは極端に速度を落とさなくてはいけなかったり、燃費も悪いので給油時間が長かったりとピットインのリスクが大きいんです。今後そのあたりを改善していきたいです。だからタイムはつねに他のマシンより10〜15秒は速く走るのが理想ですね。前回は“超固く”走ったらダメだったので、今回はどうしましょうか(笑)。とにかく壊れないようがんばります」




■予選2回目終了後のコメント


No.26シェルタイサンアドバンGT3R
福山英朗「(予選は)まずまずというところですかね。クルマがアタック向きではなかったんです。本番で速いラップを安定して維持できるようにセッティングしていましたんでね。それでも午前中よりコンマ5秒上げるつもりだったんですけど、100分の何秒かしか上がりませんでしたね(苦笑)。でも、決勝ではいいペースで走れると思うし、今回は上位をねらえるポジションにいるんで、優勝…はむずかしいかもしれませんけど、表彰台には上れるようにがんばります」

No.39デンソーサードスープラGT
ジェレミー・デュフォア「今朝の第一セッションではクルマのバランスもよくて、うまくいったんですが、午後に向けてセッティングを若干変えたんです。ところがこれがあまりよくなくて、もとに戻してニュータイヤを履いて出たんですが…。 雨が降る前にもう少し早くニュータイヤで出ていれば、もっとポテンシャルを引き出せたと思います。ただ、予選順位は7位だと思いますが、これは開幕戦のTI以来、予選結果ではベストポジションのはずだし、レース用セッティングはいいと思いますので、7番手からのスタートなら悪くないと思います」

No.18 TAKATA童夢NSX
セバスチャン・フィリップ「クルマのパフォーマンスは最終的にはよくなったんだけど、雨が降ってきてしまったからね。そうでなければもう少し前にいけたと思う。たぶん10位か11位だと思うけど、レースが長いといっても少しでもよいポジションからスタートしたほうがいいからね。セッション開始早々からニュータイヤで出るべきだったね。ちょっと遅すぎた」

No.38 auセルモスープラ
立川祐路「ごく普通に走ってみたんですけど、そうしたらタイムが出ちゃったんで、2回目の予選はなかったことにしてほしいです(笑)。予選の上位はウェイトだけじゃなくポイントがほしいですよ。そうじゃないと予選はみんないかないし、調整してるようで『やーめた』みたいな雰囲気でしょ? みんながいっぱいいっぱいいかないと、お客さんにも失礼ですよ」
竹内浩典「ベストラップや予選の上位のウェイトはいらないですよ。まわりが上がるかなと思ったのに、荒(No.25)が悪いね。正座させないと(笑)」
立川祐路「あら失敗ですね。あら罰金(笑)!」
竹内浩典「最悪3位ということで、レースも4位がいいですね。鈴鹿で120kg積んだらお話にならないですよ」

No.25 FK/マッシモADVANスープラ
荒 聖治「クルマはいじってないし、1回目と同じぐらいと思ったけれど、思ったほど(タイムが)上がりませんでした(ポジションは3位から4位に落ちた)。もう少しいこうと思ったんですけどね。でも、いままでやってきてGTでは最上位です。なるべくタイヤのことを考えて、タイヤにやさしいクルマにできたらいいなと思っています。(決勝では)表彰台に上がりたいですね」

No.7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7
山野哲也「思ったほどのタイムが出なかったけど、午前中失敗したときよりも順位では取り返せました。足のセットを変えたら少しよくなったんです。午前はアンダーが出て曲がらない傾向だったんですけど、午後はけっこう曲がるようになりました。(GT500クラスでは4位ねらいが公然化しているが)ここ(50kg)まで来たら変わらないでしょう。表彰台に乗るとウェイト加えられますけどね。レースは落ち着いていきますよ。上位にチャンピオン争いするクルマがいるからね、シルビア2台(No.3、No.81)が。前半はあせらずにいきたいですね。スタートはボクっぽいかな?」

No.9 ARC大黒屋ぽるしぇ
渡辺 明「今日は1回目がフィーリングチェック、2回目でセットを変えて本格的にアタックしたんだけど、思うようにタイムが出なかったね。ブレーキにもちょっと問題があったし…。決勝では上位とバトルできると思います。富士でも下位のグリッドから11番手ぐらいまで上がれたからね」

No.62 R&DスポーツダンロップGT3R
密山祥吾「午前中ボクはちょこっと乗ったぐらいで、柴原さんにまかせました。明日は柴原さんのべストに近づいていけるようにがんばります。ポジションでも上位にいきたいですね」

No.63 レイジュンR&DダンロップGT3R
OSAMU「富士とはぜんぜんレイアウトが違うからね…。夏のテストはエンジンが壊れてしまってあまり走れていないんですよ。いまは大きなことを試していてハマっています。明日はいつもどおりに完走めざして6位以内になんとか入れるぐらいにいきたいですね。将来的にはボクはGT500クラスでやりたいんですよ。GT1のポルシェの話もあったんですが、パーツの供給の問題なんかでボツになっていますからね。フェラーリのV12でディアブロと対決したいななどと思っています」

No.77 クスコスバルインプレッサ
谷川達也「クルマのバランスはよくなったけれどなにかが足りない。なんとかしないと周りが速すぎて…。ブレーキングはいいけど、まっすぐはおいていかれるんで、どうしようもない。明日はのんびりと上がつぶれるのを待ちます。できればポイントがほしいですね。なんでみんなあんなに速いの? ウチも救済してほしいです。速いクルマを抑えてほしいです。救済で遅いクルマ速くしても…」

No.1 ロックタイト無限NSX
道上 龍「予選2回目で自己タイムは上がったけれど、ちょっと不本意な成績で残念です。でもレースはなにが起こるかわからないし、とかくGTはバタバタするレースなので、あきらめたわけではないですよ。ただ優勝をねらうのはむずかしいかなぁ…。今回こそはと意気込んで来たんですけどね」

No.21 イエローコーンマクラーレンGTR
服部尚貴「今日は決勝向けのタイヤ選びをしながらの走行でした。クルマの調子からしていくらなんでも予選10番手くらいにはいたいと思っていたけれど、実際には6番手だったのでよかったと思います」

No.30 綜警McLaren GTR
アンドレ・クート「今日の感触はものすごくよかった。前回のテストは2番手、昨日は3番手、今日が2番手とクルマのバランスも非常にいいので、このままの調子をキープし、できれば明日は表彰台の真ん中に立ちたい。今回はその絶好のチャンスだからがんばります」

No.22 ザナヴィ ヒロトGT-R
ミハエル・クルム「朝のセッションはよかったんだけど、午後はタイミングが悪かった。もうちょっと早めにニュータイヤでいけばよかった。ニュータイヤがうまく使えなかった。クルマはだいじょうぶ。明日のウォームアップで満タンのセッティングをチェックして、それで決勝に臨みます」

No.6エッソウルトラフロー スープラ
脇阪寿一「(ウェイトハンディが)重いんでブレーキがきつい。午前中は(コース上に)オイルが出てアタックしてもしょうがないんで止めました。クルマにトラブルがあったわけではないです。決勝もきついと思うけど、今回はがまんのレース。ウェイトを降ろしてポイントを稼げるようにしたいです。4位がベストですね。雨ですか。降ったほうがいいですね。差が広がらないですからね」

No.55 イクリプス オメガ タイサン バイパー
山田英二「まずまずのアタックでしたね。順位的にもこんなものでしょう。クルマもだいたい仕上がっているし、決勝でもコンスタントに走りきれば上位にいけると思います。優勝をねらいたいですね。クルマとしてはねらえるところにありますから。雨は歓迎ですよ。腕のみせどころですね」

No.22 ザナヴィ ヒロトGT-R
田中哲也「予選は単純にタイミングだけの問題でしたね。マイケルがアタックしようと思って出ていったら雨が降ってきてしまいましたから。あそこでコンマ2秒でも上がっていたらだいぶ違ったんですけどね。7位ならよかったですけど、11位はちょっと…。ただレースは長いし、もてぎは毎年意外とポジションの入れ代わりがありますからね。ここはタイヤがタレてきたら抑えられませんし。タイヤをセーブできればぜんぜん違いますよ。ピット作業もありますし、上がっていけると思います。ただ、このポジションからスタートすることで、ボクらとしてこわいのはへんな巻き添えを喰ってしまうことですね。絶対にミスはできませんし、巻き添えは喰いたくない。でも、プレッシャーは前回のほうがありました。あれを落としたらもうタイトル争いから脱落していましたからね」

No.12 カルソニックスカイライン
星野一義「予選2回目はアタックに出たところで雨が降ってきてしまって、ちょっとツキがなかったね。ちゃんとシミュレーションしてそのとおりのタイムを出してこなきゃいけないわけだからあんまりそうは言いたくないけど、あと2分雨が遅ければ(1分)47秒台に入ったと思うよ。決勝ではヨーイドンしたらあとは戦い。計画どおりにいくかどうかはわからないけど、表彰台はねらってるよ。前のほうのマシンもなにかあるような予感がするし。前回ニスモはワンツーやってるし、ウチだっていい思いをしたいよ」

No.37 マツキヨZENTトムススープラ
山路慎一「リバースグリッドと聞いていたので、がんばってブービーをねらってみました(笑)。というのは冗談です。2回目はちょっとタイムを刻んだんですけど、クルマが止まらなかったですね。グリップも足りないんだと思います。調子が悪いのを路面温度のせいにするのは簡単なんですけど、それも信憑性がないような気がするんですよね。ただ、乗るたびに同じタイヤとは思えないような感じ。そんな状況です」

No.8 ARTA NSX
金石勝智「クルマのバランスとしてアンダーステアも出ていましたけど、それよりもブレーキにちょっと問題があってタイムが出ませんでした。なかなか止まらなくて。予選2回目のアタック2周目も、それで飛び出したんです。だから、いまブレーキ関係は全とっかえしていますよ。明日はどうなるかわからないですけど、フリー走行の結果を見て、なんとか上にいける作戦を考えたい。今回6位以内で終わらないとタイトル争いがツラくなってきますからね」

No.86 プロジェクトμ・エスペリアMR-S
平岡寿道監督「木曜日にシェイクダウンしたんですが、ちょっと転がしただけで2分00秒2までいっていますし、クルマの素性はいいですね。でも、予選ではセットを煮詰めきれず松田サンに思いきり走ってもらえませんでした。初期トラブルも出てましたし、要するに今日はアタックしてないっていうことです。でも、いまに見てろよ、坂東正明!(笑)」




■ポールポジションインタビュー


No.64 Mobil1 NSX
ドミニク・シュワガー「金曜からクルマの調子はよかった。完璧というわけではないが、いい感じというところ。細かくセッティングしていってよくなってきました。午後はちょうどボクが出ていったところで雨が降ってきて、まあしょうがないかというところでした。JGTCで初めてのポールポジションを獲れたことは、とてもうれしいです。これはチーム、メカニックがよくやってくれたためです。メカニックやエンジニアがいい仕事をしてくれなければ、こういう結果は得られないのですから。(GT500では)これまで2回フロントローには並びましたが、ポールはなかった。だからうれしいです。中嶋監督もおめでとうと言ってくれました。明日のレースでもいい結果を出さないと、今日のポールの意味もないですから、ぜひとも優勝したい。そして、残り3回のレースでポイントを稼いでランキングでも上位に入りたいです。(レースでのライバルは)まだ予選結果を確認していないので、どこがとは言いにくいですが、ウエイトを積んでも速いセルモスープラ(No.38)やマクラーレン(No.30・No.21)も気にはなります。でも、どこというのではなくみんながライバルだと思っています」
松田次生「(7月の)テストから調子がいいんです。クルマも(ドライバーも)同時にちょっとずつよくなってきました。チームのみんなががんばって、やっとクルマが速くなって、ここからグイグイ成績を出していきたいです。もてぎは好きなコースなんですよ。F3の初優勝、フォーミュラ・ニッポンの初表彰台、N1でも勝っています。NSXのドライビングにもずいぶん慣れてきましたし、明日もこの勢いで勝てると思うんですけれどね(笑)。GTでの初優勝をねらってがんばっていきたいです。明日はとりあえず完走ですね。それ以外考えてないんですよ。チェッカーを受けたいです。そうすれば、勝つ勝てないは見えてくると思います」

No.19 ウェッズスポーツMR-S
田中 実「今回はポールを獲れる自信があった。前回は救済措置があったんですが、今回は救済がなくてもポールポジションの自信がありました。ブレーキに少しトラブルがあったらしいんですが、それが直ったんでポテンシャルどおり力を発揮できました。ポールポジションインタビューのために、レーシングスーツも新調してきたんですよ(笑)。セパンをキャンセルしてクルマを決めたから、アドバンテージあるとわかっていました。レースは富士よりもアドバンテージがあると思います」
後藤 聡「もてぎでレースをするのは、じつは初めてなんです。普通のクルマで走ったことはあるんですが、(レースカーでは)この前のテストが初めてになります。コーナーの先が見えにくくて、ちょっといやらしい感じですね。でも、ちょっとずつ慣れてきました。クルマは富士での走り込みで基本的なセッティングが出てきているんで、こちらももう慣れました。決勝レースは坂東さんが二人の周回数からラップタイムからきっちり決めたシミュレーションを作ってまして、それどおりでいけば勝てるそうです。明日もし勝てなかったら、それどおりにいかなかったと思ってください(笑)」

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