Practice Day - 練習走行日
No.8 ARTA NSX、FNで負傷した金石年弘に代わって勝智がドライブ
金石勝智「(DTM第5戦の)ノリスリンクが終わって、その週の金曜日(6月27日)に日本に戻ってきました。年弘が先週の鈴鹿(フォーミュラニッポン)で(左腕の筋を痛めて)ケガをしたので、その代わりに乗らないかという打診があったのが、今週の月曜でした。午前中の走行で1時間ほどドライブしました。マシンは去年に比べて根本的に変わっている部分もあるし、レギュレーションも違うので、第一印象としては、リアのグリップが足りないかな、という感じですね。(今年参戦している)DTMでは、日本のレースと比べて”魅せる”レースに力を入れているというイメージがあります。クルマの開発だけでなく、ホスピタリティやスポンサーさんへのフォローなど、いろんなところを演出していますね。あらゆるところでステイタスを持たせて、レースにハクをつけているんです。(自分の)クルマは02マシンなのできびしい面もありますが、結果を出せばチームやスタッフがスゴク喜んでくれて、きちんと評価してくれます。今回も急遽走ることになったので、(日本で)ゆっくりできなくなりましたが、レースではガンバっていいところを見せたいと思います」
アンドレ・ロッテラー、No.64 Mobil 1 NSXでJGTCデビュー
アンドレ・ロッテラー「(シングルシーター以外をドライブしたのは)去年ディジョンでFIAスポーツカー選手権のマシン(オープンプロトタイプ)にいちど乗ったことがるのと、そのあとポルシェGT3Rでスパ24時間に出ました。今年はじめに富士でのテストで同じNSXに乗る機会はありましたけど10ラップ程度でしたし、シートポジションが全然合ってなくてまともにドライブできる状態ではなかったですからね。(スポーツプロトタイプとポルシェとNSXの)3車を比較すると、スポーツカーはフォーミュラカーにすごく近いのでドライブしやすいです。NSXはフィーリングはかなりいいです。とくにハイスピードコーナーでそれがいえます。もっとマシンについて学ばなければなりませんね。これはボクにとって新しい経験ですから。このレースの目標は可能なかぎりマシンについて学ぶこと。それと大きなミスなくレースを完走することです。ベストをつくしてチームのためにいい結果を残したいです」
No.76 イエローコーンマクラーレンGTR、五十嵐勇大に代わり黒澤冶樹を起用
黒澤治樹「去年もマクラーレン(No.30綜警McLaren)に乗っていたということで一ツ山さんが呼んでくださいました。自分にとってはチャンス。クルマを壊さずレースの最後までキッチリ走ること、与えられた仕事をこなすことが大事ですね。マクラーレンは去年も乗っていますが、今年は1台なのでタイヤの開発などでは多少きびしい面もあるかもしれません」
山西康司、No.88 ノマドディアブロJGT-1でJGTC復帰
山西康司「(昨年はHKS CLKでの参戦だったが)チームは1年目としてはよくやっていたと思います。これからというところだったので残念でした。ディアブロ(に乗るという)話は以前からいただいていたし、シーズン前にも富士のテストで乗らせていただいています。ただ、このときはマシンが新しいトライをやっている状態でしたから、今回は(そのテストのことを)すっかり忘れて乗ってみました。クルマはいいと思いますよ。もちろん、チームになじむことも必要です。走り出したのは金曜からですからね。乗るからにはクルマも速くなってほしいし、自分もいっしょに進歩していければと思います」
Qualify 1 - 予選1回目
早目にアタックをかけたNo.38 auセルモスープラが暫定ポールを獲得
立川祐路「天気がどうなるのかわからなかったので早目にタイムアタックをしましたが、結果的にはそれがうまくいったかな。混走のときに雨が降ってくることも考えて、GT500の時間帯に竹内さんも乗っているんですよ。赤旗の後、みんなはアタックしてるけど、うちのチームはもう竹内さんに代わっていました。クルマは、昨日出ていた低速コーナーでのアンダーステアも解消されて、よくなっていますね。午後はドライならもう一発やれるだけやりますが、日曜日は雨になりそうな感じもあるので、レインになるのが一番オイシイと思います。そうすれば、レインでのセットの確認ができますからね」
デビュー2戦目のNo.19 ウェッズスポーツCELICA、暫定クラスポール
青木孝行「メカニックもがんばってくれてるしクルマも仕上がってきてるので、ポールは獲りたいですね。1回目のアタックはトラブルがありました。クールスーツが爆発しちゃったんですよ。ホースが切れて水びたしになって、(スーツの中に)クーラントを入れてるから大変でした。(ホースが切れたのは)ベストタイムを出したときだったんです。でも、ピットに入っちゃうとタイヤのオイシイところがなくなっちゃうんで、いってしまえ、と思って走りました。あと、前回の富士ではあんなこと(予選でクラッシュ)があったので、(今回も)全開のアタックではなかったのですが、それでもポールが獲れたので、クルマがそれだけいいということですね。午後は、路面がどんどんよくなっているのでドライなら周りもタイムを上げてくるでしょう。だから、このタイムでは安心してません」
No.36 WOODONE トムススープラ、前車に引っかかり2番手どまり
土屋武士「みんな(ニュータイヤを)2セット(使ってアタックに)いくんだったら、みんなに合せていこうと思っていたので、最初からクルマに乗って待ってました。1周皮むきして、タイヤの内圧が温まった1周目からいこうと思っていたのでアタックしました。でもちょっと引っかかっちゃった。(それがなければトップと)同じくらいのタイムが出てると思います。でも、(前のクルマに引っかかって)タイムロスはあったけど、ちゃんとアタックしたし、スリップもちゃんと使えたし、ストレートも速かった。304km/h出てましたから。50kgのウェイトを積んでこのタイムが出たので、予選はいい流れで来てますね」
No.35 プロジェクトμエスペリアスープラ、暫定3番手
服部尚貴「(コースイン後)ストレート1本通過したときに赤旗になりました。1周目はウォームアップのつもりでアタックはかけていなかったので、赤旗が出てもタイヤに影響はなかったですね。スリップも使えませんでしたが、1回目の予選としてはベストは出せたと思います。2回目は、もうひと味、味付けしていきます。100Rが、まだ自分としてはパーフェクトじゃないので、それを直してもらってアタックにいきます」
No.37 ZENT トムススープラ、2回目はポールをねらう
黒澤琢弥「赤旗が出たときにはもう半分アタックに入っている状態でした。タイヤも温まっていたので、ちょうどタイヤウォーマーを使ったような感じになりました。走り出すまでどの程度タイヤを使っていたかわかんなかったんですが、実際はちょうどいい感じに温まってた、という状態でした。ただ、この後2周続けて(アタックに)いって、2周目のほうがよかったんだけど、最終コーナーで16号車が目の前でスピンして…。スリップに入ってたからヤバかった。予選2回目は、タラレバの話になってしまうけれど、路面さえ保ってくれれば37号車としてのパフォーマンスはまだ上げられる余裕があるのでポールをねらいたいね。チームとしても(ポール獲得は)しばらくないし、ボクも1999年以来獲ってないから、なんとか久しぶりにポール獲りたいね」
練習走行日トップタイムのNo.12 カルソニックスカイライン、6番手
ブノワ・トレルイエ「予選1回目はリヤのスタビリティーにちょっと問題がありましたね。昨日の症状とは違います。昨日はアクセルを踏んだときにリヤが不安定だったんですが、今日はブレーキングのときだったんです。そのせいでブレーキで奥まで突っ込めなかった。とくにBコーナーなど大事なコーナーでそういう状態だったので、大きくタイムロスしていると思います。でも、午後はよくなると思いますし、もっと上位を目指しますよ」
練習走行トップのNo.26 PLUS eタイサンアドバンGT3Rは予選1回目クラス3番手
山路慎一「ちゃっちゃっといかしていただきました。午前中で(ニュータイヤを)2セット使いました。天気(が悪くなるという予報)もあったので。自分たちのペースでうまくやれて、想定したベストラップは出たのでいい感じです。ただ、まわりが思ったより速かった。ストレートスピードは出てるけど、(ウェイトハンディがあるので)そこに到達するまでの時間がかかってるし、止まるのが大変です。見ていてわかってもらえると思うけれど、がんばって出したタイムです」
No.34 DENTAIRE MR-S、予選1回目は暫定クラス4位と好位置に
西澤誠剛「昨日、練習走行でクラストップタイムをマークしたんですが、ダンテールレーシングとしてJGTCに参戦して、セッションNo.1は初めてだったんですよ。クルマも改善され、松田選手とチームとのコミュニケーションもとれてきていい感じになってきました。1戦目から、一度としてクルマが同じ状態ということがないくらい向上しています。あとはボク自身がついていかないといけませんね」
No.21 ダンロップBMW M3、SUGOに続いて松本晴彦を起用
松本晴彦「火曜日に電話がかかってきたんです。実はもて耐とバッティングしていたんですが、JGTCを優先できる態勢にはしていました。昨日は、午前中はクルマが間に合わず、午後もトラブルがあったので5周ぐらいしか走れていません」
No.16 G'ZOX無限NSX、アタック中に最終コーナーでクラッシュ
伊藤大輔「クルマにトラブルがあったのではなくて、単純に最終コーナーでオーバーステアが出て、内側に巻き込んでしまったんです。童夢(No.18 TAKATA童夢NSX)と一緒にアタックしていて、こちらが速いところと向こうが速いところはありましたが、最終コーナーは同じぐらいのスピードで上っていました。その手前のコーナーでもリヤが出て、怪しいなと思う部分はありましたが、ニュータイヤでのアタック中に最終コーナーでアクセルコントロールをするということは普通はないですし、そのままいつも通り踏んでいったんです。そしたらちょうど上りきったあたりで急にリヤが出てしまって…。動きが速くて対応しきれず、そのままガードレールにヒットしてしまいました。今回、ウチのチームはいろいろな意味でがんばらなければいけないと思っていますし、昨日マシンを直してくれたメカニックには申し訳ないことをしました。でも、明日は雨かもしれませんし、チャンスが消えたワケではないのであきらめずにがんばります」
No.8 ARTA NSX、アウトラップの100Rでコースアウト
金石勝智「(ピットから)出ていって、ゆっくり走ってたらスピンしちゃったんですよ。なにがあったのかよくわかんないんです。気がつけば(飛び出していた)っていうスピードでもないので、ボク自身が“えっ?!”っていう感じです。クルマをチェックしているんですがなにがあったかわからないんです。ドライビングミスでもないので…」
No.10 レイジュン・ダンロップGT-1でシリーズ初参戦の水谷達也
水谷達也「(乗ることが)決まったのは水曜日の夕方です。OSAMUさんから、あいだに一人介してお話をいただきました。富士は1993年のインターF3のサポートレースで、FJ1600で走って以来ですから、10年ぶりですね(笑)。(クルマは)金曜の午前中に初めて乗ってみて『ツーリングカーだな』と思いましたが、ストレートは速かったです。まだまだこれからですが…、チームにできるだけ貢献したいです」
Qualify 2 - 予選2回目
No.36 WOODONE トムススープラ、タイムアップならず予選2番手にとどまる
土屋武士「(予選2回目でタイムアップできなかったのは)路面が悪かったこともあるけど、風と湿気にも原因があると思う。エンジンが回らなかったから。走り出してタイムアップがむずかしそうな状況だったので、様子を見て走りました。明日のレースはタイヤ次第になりそうです。第1レースではエリックが、第2レースをボクが走ります。(今回の2レース制は)決勝でエリックがレースをしているところを(客観的に)見られるから、そういう意味ではいいんじゃないかな」
No.35 プロジェクトμエスペリアスープラ、今季ベストグリッドの3番手
服部尚貴「カートが走った後だったから路面コンディションが悪かったのかも。タイムが伸びなかった原因は路面にあるんじゃないですか。ボク自身のアタックもあまりよくなかったですね。明日はどっちのレースに出走するかまだ決まってませんが、雨になったとしてもいい位置からスタートできるし、いいレースをしたいですね。希望を言うなら短いほう(第1レース)がいいかな。シゲ(脇阪薫一)のほうが若いしね(笑)」
No.37 ZENT トムススープラ、ポール獲得のチャンスを逃す
黒澤琢弥「まぁ1位がよかったんだけど…。でも、みんなタイム上がらなかったね。合同(混走)のとき、路面は悪くなかったんだけど、GT300のときになにかあったんじゃないかな。最後のGT500専有のときには(路面状況が)あまりよくなかったからね。アタックも一応したんだけど、思ったほどタイムが出なくて。タイヤがグリップしなかったね。(タイムアップしなかったのは)オレだけかな、って思ったら、周りも同じだったみたい。残念だね。めったにポールはねらえないからねぇ。明日、(第1レース、第2レースの)どっちを担当するかはチームがチョイスします。ま、どっちでもいいよ。でも、雨だけは降らないでほしいなぁ」
No.25 ADVANスープラ、予選2回目でポジションアップに成功
ジェレミー・デュフォア「5番手という予選結果になってうれしいです。1回目よりも2回目のほうがコースコンディションはよくなかったのですがタイムアップできましたから。予選1回目ではアタック中にちょうど赤旗が出てチャンスを逃したので、このポジションから明日のレースでスタートがきれるのはいいことだと思います」
ランキング3位のNo.22 モチュールピットワークGT-R、予選6番手
リチャード・ライアン「予選ではクルマのバランス自体は完璧じゃなかった。アンダーが出たりオーバーが出たりしていたからね。でも6番手というポジションは悪くないと思う。ボクたちの今回の目標は5位でレースを終えることだから。優勝するよりも、チャンピオンシップを考えると、ここでは5位になるほうがいいと思っているんだよ。明日は雨になりそうだけど、先週のフォーミュラ・ニッポンを見てもらえばわかるように、ボクは雨にはすごく自信があるし、雨ならクルマのバランスも悪くないと思うな。総合5位になれるようにチームに計算してもらって、プッシュしろと言われればプッシュするし、セーブしろと言われればセーブするよ」
No.12 カルソニックスカイライン、わずかにタイムアップするも7番手にとどまる
ブノワ・トレルイエ「1回目にあったスタビリティーの問題は解決してクルマは乗りやすくなりました。ローダウンフォース仕様で走ったのでストレートスピードも伸びていますね。ただ、午後は路面がよくなかった。それと、ウチのクルマはベストの周のヘアピン立ち上がりでミスファイアが出てしまって…。原因はまだわかっていないんですが、その影響でだいぶタイムロスしてしまいました。ミスファイアがなければ4番手か5番手にはいけたと思うんですけど。ただ、明日は雨になりそうですし、うまくポジションを上げていけると思いますよ。あまり土砂降りだと困りますけど、ボクは雨が大好きですからね」
No.23 ザナヴィ ニスモ GT-R、90kgのウェイトを積みながら予選8番手に
本山 哲「クルマは乗りやすいですし、セットは悪くないと思いますよ。もちろん重いぶん最終コーナーでは22号車に離されますけどね。路面は午後のほうが悪かったと思います。基本的にはタイムが上がるはずなのに、今回は上がっていないチームが多かったですから。明日の目標ですか? ベストはやっぱり5位。ポイントを取れてウェイトを下ろせますから。雨のほうが前との差が縮まるので、ボクたちにとっては明日はそのほうがいいかもしれませんね。とにかく(ポイントリーダーの)1号車だけを相手にレースします。とにかくあそこよりは多くポイントを取れるようにしたいですね」
No.39 デンソーサードスープラGT、ポジションアップするもドライバーは渋い顔
ドミニク・シュワガー「うーん、あまり予選結果には満足してません。2回目の予選では、ボクたちのマシンのコンディションは他車に比べると向上していたとは思いますが、ひとつしかポジションが上がりませんでしたから。それが(満足していない)第1の理由です。2番目はクルマのフィーリングがまだいいとは言えないことです。コースのコンディションは午前中のほうがよかったし、2回目の予選ではストレートスピードが遅かったですね。でも、大幅にポジションを上げることができなかったことには違いありません」
No.62 Vemac R&Dダンロップ350R、エンジンを3.9リッターに換装
本島伸次監督「(従来搭載していた)3.4リッターのエンジンは、もともとはル・マン用で、それを市販のロードカー用に改造したものをベースにしています。当初はずっとそれでいきたいと思っていたんですが、低回転域でのトルクがないのが問題でした。そこで、排気量が大きいほうがいいということで、今回からストロークアップして3.9リッターにしています。実はもっと大きくしたいぐらいなんですけどね(笑)。ワークスのGT500マシンとのタイム差も縮まってきているとは思います。ただ、まだクルマのポテンシャルを完全に引き出すところまではいっていませんし、速くするためになにをすればいいか、的も絞れていない状態。今後も少しずつマシンが速くなるようにがんばりたいですね」
No.3 ハセミスポーツ・エンドレス・Z、1回目に新品タイヤ2セット使いクラス2番手
柳田真孝「今日は午後に雨が降りそうで不安だったので、午前中に(ニュータイヤを)2セットとも使ってタイムアタックをして、それなりにタイムが出ました。クルマのバランスは完璧とは言えませんが、まとまってきていると思いますよ。富士は比較的Zが得意としているコースですしね。予選2回目はコンディションがドライのままで保ってしまったので、ほかのチームにいかれるんじゃないかと思っていました。結果的には抜かれなくてすごくよかった。2回目は路面も悪かったですし、1コーナーでの覆面X号(No.9 正義の味方 覆面レーサーX MT)のコースアウトによる黄旗はラッキーでした。今回の目標は優勝です。まだZでは勝っていないので、そろそろ勝ちたいです。雨でもテストの調子はよかったですし、雨なら前からスタートするほうが有利ですもんね」
No.26 PLUS eタイサンアドバンGT3R、予選クラス3番手
西澤和之「明日、ボクは短いほう(第1レース)に乗ります。第2戦の富士も予選3番手から勝ちましたからね。悪くないコースですよ。ポルシェは雨が降っても速いんで(天候が悪化してもだいじょうぶ)。壊さず帰ってこられる程度にガンガンいきたいですね」
No.34 DENTAIRE MR-S、チームベストの予選クラス4番手に
松田晃司「予選は、チームにとってはベストグリッドですからね。いいと思います。明日は西澤さんに先に(第1レースで)がんばってもらい、そのあとをボクが受け継いで一生懸命走るだけです。がんばります」
開幕戦ウイナーのNo.24 EndlessタイサンアドバンGT3Rは予選クラス5番手
余郷 敦「予選は、ちょっといろんなタイミングがあって、いけなかったですね。マシンのセットは問題ないです。クルマのバランスもドライは問題ないですが、ウエットは未知数ですね。予選ウェイトは積んだらおろせないので(5番手でも)まあよかったんじゃないですか?富士がふたつ続くんで、ここではウェイトを積みたくないんですよ。(第1レースで)浅井に3番手以内で帰ってきてもらって、リードを守らせてもらえれば(笑)」
No.55 ECLIPSEタイサンADVANバイパー、2回目にタイムアップしクラス6番手に
山田英二「(予選アタックは)もうちょっといけてたかもしれないけれど、引っかかってしまいましたね。今回は金曜日からけっこうトラブルが多くて、パーツが外れたとかでセッションを走りきれなかったりして、止まっている時間が多かったぐらいでした。予選はぶっつけ本番みたいなもんでしたよ。1回目はオーバーステア傾向が出て、2回目に向けて改善しました。まだまだ完全じゃないですが、レースをこなすたびにドンドンよくなっています。SUGOのテストでシェイクダウンして勢いで第2戦の富士に来ましたが、ダメでしたね。第3戦のSUGOではエンジンを新品に換えたりウイングをちょっと大きくしたりできました。それでもハンドリングはよくなかったですけれど、そこそこのプラスの方向にはなりました。もう少しコーナリングスピードを上げたいですね」
1回目暫定5番手のNo.11 JIM RodeoDriveアドバンF360、無念のポジションダウン
松田秀士「昨日走った段階からちょっとオーバーステアの問題があったんです。それとエンジンパワーがなくてストレートが伸びなかったんで、その対策を午後にしたんですけれど、トラフィックにかかってしまいました。雨ならちょっとがんばれると思います。ちょっとしたことを詰めていかないとね。タイヤがタレてもコーナーできちっと走れるクルマに仕上げないと」
ポールポジションインタビュー
No.38 auセルモスープラ(GT500)
立川祐路「クルマの調子はまずまず悪くないと言ったところです。今年、クルマの調子自体はずっとよくて予選はいいんですけど、結果が残ってないんで(苦笑)。予選1回目は途中で雨が降ると竹内さんの基準タイムクリアがむずかしくなるので、早めにボクが一発タイムを出して、すぐに竹内さんに渡しました。GT500(専有)のうちに竹内さんもいこうというチームの判断でした。午後は雨が降るのかなと思ってたら降らなくて、もう少し(全体的に)タイムアップするのかな、1回目もそんなに(他と)タイム差もなかったから、きびしいかなと思ってました。ただ、路面のコンディションがいまいちよくなかったみたいで、思ったより(みんな)タイムは出なかったですね。明日は、基本的には耐久王(笑)の竹内さんが前半のスプリントで魅せる、と。ボクが長いほうになると思います。両方のポイントで(総合)順位が決まるので、両方とも前にいかないと話にならないと思う。とりあえず竹内さんがポールの位置で渡してくれるというので、先頭から出ればレースもコントロールできるし、1ヒート目の結果が重要になると思います。雨は、ダメってことはないでしょうけど、わからないですね。雨で走ってないから。でも、雨だからダメだと言ってられない。優勝をねらっていかないと話になりませんから」
竹内浩典「今年のクルマになって、ちょっと立川との(セッティングの)好みの違いが正直出てしまったんで…。うーん、立川の趣味が変わったのかな(笑)、変なクルマにしちゃうんでボクがちょっと乗りづらくてね。そういう意味では(2レース制で)ボクのセットで1レース乗れるというのはいつもよりは気が楽ですね。(1レース目はスプリントだが)いつも2人でスプリントやってるようなものですから、そんなに差はないと思いますよ。まあ、FNで『通せんぼジジイ』と言われてる立川(笑)に、通せんぼのしかたを教わって、1ヒート目で勝って立川にプレッシャーをかけたいと思います」
No.19 ウェッズスポーツCELICA(GT300)
青木孝行「クルマの持っているポテンシャルが高いことは(デビューの)SUGOでわかっていましたけど、そのときはなかなか結果に結びつかなかった。今回は、ここに来る前もテストができて、いろんなトラブルのウミ出しもできましたんで、正直ポールは獲れるだろうと思ってました。坂東さんにも獲れと言われていたので、ちょっとホッとしてます。クルマのポテンシャルはまだまだ上がると思います。まあ、ウエイトがあるので、そう勝ち続けることはできませんが。決勝はボクが後(第2レース)だと思います。クルマがとてつもなく暑いんでクーリングの対策をしているんですが、ドライバーだけじゃなくていろいろ溶けたり(というトラブルが)出るんで(苦笑)、そのへんがちょっと心配かなぁ。雨は、悪くはないですけれど、雨になるとポルシェが速いんで…、ちょっとわからないですね」
田中 実「ボクは今日はなにもしていないんです。ピットから応援してました(笑)。青木の力で獲ったポールポジションですね。ここまでよくなかったのは…、あれは青木の弟だったんじゃないですか(笑)。やっと今日お兄ちゃんが出てきてくれたんで、後半戦は本人でいってくれればポイントもバンバン獲れるかなと思ってます。今回トヨタの2台がポールを獲れたことは、お膝元で獲れたということで、よかったな、と。しかも、これまでドツボにはまってた2チームですからねぇ」
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