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3台目のヴィーマック、No.63 レイジュン・ダンロップ320Rがデビュー
OSAMU「(第5戦富士でクラッシュしたRGSミラージュは)1500万円ぐらいかけて作り直したんですが、鈴鹿の合同テストでまたクラッシュして、正直もうイヤになったんです。(ヴィーマックは)ホントは来年から走らせる予定だったんですけれど、プライベートテストするにしても、タイヤ屋さんなどいろいろ呼ばないといけないし、シビックやヴィッツといっしょに走るのは危ないし、それならこういう(レースの)場でシェイクダウンをしようという話になりました。だから今回はレースではなくシェイクダウンが目的です。(ヴィーマックは)ミラージュで死にそうな怖い思いしながら出したタイムがポンと出るんで、いいクルマだと思います。(挙動が)フォーミュラ的で(フォーミュラに乗っているように)錯覚するくらいです」
No.17 Kosei SPIRIT CELICA、最終戦で新車投入
松永まさひろ「最初にSUGO、次に鈴鹿で走らせたんですが、鈴鹿では1時間半程度のスポーツ走行で、転がした程度。だからセットアップはまったくできてなかったんです。金曜が実質のシェイクダウンって感じですね。新車だから(速い)っていう甘いもんじゃないと思うから、ちゃんとセットアップしないと。坂東さんたち(他のセリカ)が出したタイムが目安としてあるんで、それに近づけていきたいと思っていますただ、ベースのポテンシャルが高いことは事実です。たった1日転がしただけでもMR-Sよりも速いわけですし、ま、焦らずに決勝でいいレースをしたいです」
No.8 ARTA NSXでラストレースを迎える土屋圭市
土屋圭市「10年前からボクは45(歳)で辞めるって言いきってる。でも、それからもう2年もダラダラとやってきちゃったんでね。ホントに45で辞めたかったんですよ。でも、(金石)勝智といっしょに最後までチャンピオン争いをしてくやしい思いをしたから、もう1年やろうかなと思って乗ったら、またなんかいいところを走っちゃって…。それで3年やったらバカだなって自分で決めてたんで、今年いっぱいで辞めよう、と。今シーズン最初からそう思ってました。決勝では、ARTAの8番のNSXに土屋が乗ってるなっていうお客さんの期待を裏切らないような走りができるといいなと思ってます。攻めの走り、熱い走りができればいい、と。あぁ、土屋はやっぱり終わってるなって思われると終わりだよね。やっぱりこれが土屋だなっていう走りがファンの皆さんに伝わるといいかな」
No.12 カルソニックスカイラインの星野一義監督、GT-Rの活動休止を語る
星野一義監督「本社の決定だからね。ボク自身はGT-Rで育ってきたし愛着もあるけど、日産の方針だからそれに合わせてがんばるしかない。さびしいのはボクだけじゃなく、ファンにとっても同じ気持ちだと思う。でも来年はZでがんばりたいよね。個人的な気持ちとしては、スカイラインとはもっと長い付き合いをしたかったね。付き合いをしすぎたくらいなんだけど(笑)。レースじゃR32スカイラインの印象が強いかな。その前のハコスカのときは憧れの部分が強かったし、先輩がいるから、なかなか(自分が乗る)順番がこなくてねぇ。でも優勝したことよりも、失敗したときとかクラッシュしたこととか、そういうくやしい思い出ばかりを覚えてるよね。勝ったときよりも、そっちのほうが忘れない。R32スカイラインの最後だって、ぶっちぎりで走ってたのに最後になってリタイアになっちゃったし。そういうことのほうが覚えてるよね」
Qualify 1 - 予選1回目
No.3 ハセミスポーツ・エンドレス・Z、驚異的タイムで暫定クラスポール
木下みつひろ「自分でもあのタイムが出るとは思ってなかったんですが、(ポールが獲れるかどうかは)まだわかんないっすよ。天候もあんまりよくなさそうなんで、午前中に(アタックを)やっちゃったほうがいいんじゃないかって長谷見さんからの指示があった。2セット目のアタックのほうがコンディションもよかったし、ドライビングもうまくいきました。(スーパー耐久でチャンピオンを獲得した)いい流れをもってくるっていう気持ちで走りました。最終戦なんで力を出しきって、予選もこれ以上ないくらいの勢いでいかないとね」
100kgのウェイトを積みながら、No.38 auセルモスープラは暫定2番手
立川祐路「クルマはけっこう決まってると思います。今回は新しいパーツをいろいろと入れてもらいましたが、それがうまくいっている。ただ25号車は速いですね。リストリクターが1つ大きいぶんストレートが速いし、ラップタイムでも25号車と同じところまで出すのはキツイ。自分自身のアタックはうまくいった。路面は昨日とぜんぜん違って、よかったですね。みんなタイムが上がってますし、タイヤの温まりも問題なかったです」
No.23 ザナヴィニスモGT-R、予選1回目は3番手につける
本山 哲「赤旗のタイミングはちょっと悪かったけれど、すぐに無線で連絡が入ったから(大きなロスにはならなかった)。クルマは昨日の走行でいいセッティングが見つかった。今日のタイムも、昨日のコンディションと比較して少し気温が低いぶんエンジンパワーが上がったので、それがタイムになって現れたと思います。(ポジションも1号車の前で)いまのところねらいどおりですね」
No.18 TAKATA童夢NSXは暫定4番手
道上 龍「セクター3で負けてますねェ。とくに25号車は救済を受けているのもあって、やたら速い。ボクらもセクター1とか得意なところでがんばらないと、ポールを獲れないですよ。午後に(ニュータイヤを)1セット残しているので雨は降らないでもらいたい。たぶん雨が降るのは確実だと思うんですけど、その直前には気温が下がってコンディションがよくなると思うので、そこでうまくタイムを出したいですね」
No.1 エッソウルトラフロー スープラは暫定5番手
脇阪寿一「天気がもてば逆転できると思う。クルマはいまひとつ決まっていないんだけど、午後はセッティングを戻していくよ。鈴鹿はドライバーに(クルマの)挙動が伝わるか伝わらないかで全然タイムが変わってくるサーキットなんだけど、いまはまだその挙動がうまく伝わってきていない状態なんだ。(タイヤをゆっくり温めていたように見えたのは)そういう状態でグリップ感がつかみづらかったから。でも、オレの感覚では、それさえ直ればコンマ5〜6秒は簡単に上がると思うよ」
No.19 ウェッズスポーツCELICA、暫定クラス2番手
青木孝行「クルマは基本的にアンダーステアだったのがだんだんよくなってきて、曲がるようになってきました。タイヤは1セットしか使っていません。2セット目もいこうかと思いましたが、残り時間5分を切っていましたし、その時点でまだトップだったので、午後にとっておくことにしたんです。そうしたら3号車に(トップタイム逆転を)やられました。昨日に比べれば路面もよかったですし、アタック自体もまぁまぁでしたね。まだクルマのほうでできることがあるので、それも踏まえてタイヤを残した部分もあります。とにかく午後は3号車のタイムまでいけるようにしたい。雨が降らないことを祈って、もう一発いきますよ」
No.55 ECLIPSEタイサンADVANバイパー、クラス3番手タイムをマーク
山田英二「タイヤは1セットしか使ってません。(もう1セットを)残したというよりも、新たにアタックしてもあれ以上タイムが出ないんじゃないかっていう感じでしたね。午後はコンディションがよくなってチャンスがあればアタックしますよ。今回は思ったよりもタイムが出たし、エンジンも調子いいし、いろんな部分でいい流れにいます。(同じチームの)26号車が予選1回目でちょっと後ろのほうにいるんで、(自分たちが)前でひっかき回すというか、No.26をチャンピオンにするためにいい仕事ができればいいな、と思うし、自分たちも勝てればいいな、と思っています」
No.71 シグマDUNLOPセリカ、ポールをねらうも暫定4番手に留まる
澤 圭太「ウチは朝のうちに(ニュータイヤを)2セット使いました。1セット目は、1〜2コーナーにオーバースピードで入ってしまってミスしてしまいましたね。そのときのセットでも(2分)5秒5か6まではイケると思っていましたが、トップが4秒8まで出ていたので、セットを少し変えていきました。そのセットが当たっていい感じだったんですけど、アタック中に残念ながらほかのクルマに引っかかってタイムが伸ばせませんでした」
No.11 JIM RodeoDriveアドバンF360、アタックのタイミングを誤り暫定5番手
田中哲也「トップのタイム(2分04秒879)は速すぎるね。アタックは、出ていくタイミングを失敗した。ブレーキバランスもちょっとよくなかった。(予選1回目にニュータイヤを)2セット使うつもりだったけれど、出ていくのが遅れて結果的に1セット残っているので、午後はもう1回アタックにいきます。天候がどうなるかわかりませんけどね」
Qualify 2 - 予選2回目
No.38 auセルモスープラ、逆転ポールをねらうもタイムアップならず
立川祐路「タイムアップはねらっていったんですけど、2回目は1回目よりもコンディションが悪かったですね。2回目のコンディションなりに走れば、もう少しタイムが出たかもしれませんが、全部のコーナーで行き過ぎてしまいました。でも、明日のレースセットはそんなに悪くないと思いますし、2番手からのスタートなら勝てる可能性はある。ただ、優勝をねらってはいきますが、タイトル争いをしているマシンが後ろにいるので、それはジャマしないように、接触などはしないように気をつけたい。1年の締めくくりなので、いいレースをして終わりたいですね」
4番手のNo.18 TAKATA童夢NSX、決勝セットには自信
道上 龍「予選2回目はグリップがよくなくて、ちょっとアンダーステアでしたね。クルマのほうは変えていないので、路面の影響かな。12号車が目の前で思いきり砂を撒きつつ走っていたので、その後はすごく滑りましたしね。もう1つぐらいポジションを上げたかった。正直イヤなポジションですね。タイトル争いをかき回さないように、このままのポジションで1コーナーに入っていきたい。23号車は早めに抜きたいな〜。僕らはタイトル争いはないですけど、充分勝てる位置につけているので、明日は優勝を狙っていきますよ。1000kmのときの速かったデータもありますし、レースセットはまずまずだと思いますし、強さ的にはイケると思いますよ」
No.22 モチュールピットワークGT-R、ベストタイム更新で5番手に
柿元邦彦監督「速さなんてコントロールできないものなのに、そういうときにNo.22がNo.23の前に出るのではなく、No.1の前にいくなんて…。こんなことは神様が見てくれてるのかな、なんて思いますよね。(今回がGT-R最後のレースだが、ファンに向けては)いままで応援ありがとうございました。ぜったい帰ってきますから、期待してください。明日の決勝で勝ったりチャンピオンを取ることがみなさんの(応援の)声に応えることだと思うので、それに全力をつくします」
ランキングトップのNo.1 エッソウルトラフロー スープラは総合6番手
脇阪寿一「予選2回目はダンパーに問題が出てしまった。混走のときに走り始めて気がついて、GT300のときに直したけど、ちょっとバランスを取りきれなかった。それで最後(のアタック)もがんばったけど、タイムアップできなかった。コースも砂だらけだったし…。まぁトラブルがあったからしょうがないけど6番手はガッカリ。でも、レースは問題ないと思うし、明日は優勝目指してがんばるよ」
飯田 章「明日は絵に書いたようなレースをしたいね。グリッド的には前に22号車、後ろに12号車がいてけっこう厄介なレースになるだろうけど、あまり意気込まずにいって、自分のパートで1つでも2つでもポジションを上げられればいいと思ってる。タイトルがかかっているからとか最終戦だからということではなく、いつもどおりレースをするよ。そうすればチャンピオンは獲れるでしょう」
No.12 カルソニックスカイライン、予選2回目にポジションアップ
ブノワ・トレルイエ「昨日、クルマはそんなに悪くなかったけど、今朝はアンダーステアがひどかった。午後からちょっとセットを変えてトライしました。朝に比べると少しよくなったんだけれど、まだアンダー気味だったし、コース・コンディション自体もあまりよくなかった。クルマがどうしてアンダー気味になったのかまだわからないんだけど(決勝は)だいじょうぶだと思います。明日の作戦ですか? 勝つことです(笑)。今年は1回しか表彰台に上がってないですから。ハンディウェイトもさほど重たくないし。今回と同じトラブル(アンダーステア)はオートポリスでも出てましたが、あのときも決勝でのマシンコンディションはよかったし、GT-Rのラストレースでベストをつくすのみです」
クラス2番手につけたNo.19 ウェッズスポーツCELICA
青木孝行「(予選2回目は)通り雨の影響か、ちょっとトラクションのかかりがよくなかったですね。クルマのセッティング自体はよかったと思うんですが…。アタックのときにクリアが取れず、1回クールダウンしてからもう1回いったらダンロップあたりでガス欠症状が出て…。それでヘアピンでマシンを止めました。明日もZ(No.3)がストレートで10km/hぐらい速いと思うので抜くのはむずかしいと思いますが、なんとかついていってチャンスがあれば抜きにいきますし、それがダメでもピットでの逆転をねらいます。ボクらにはもう優勝しかないですからね」
No.11 JIM RodeoDriveアドバンF360、4番手にポジションアップ
田中哲也「路面コンディションはよくなかったですね。(ニュータイヤが)1セット残っていて4位に上がれたのはよかった。ただ(1回目にあった)マシンのトラブルとか(遅いマシンに)引っかかったりとかがなかったら、0.2秒はアップできたかもしれない。(2分)4秒8には届かなかったですけれどね。でも、決勝ではトラブルがなければ十分(勝ちを)ねらえますからね。ここで勝ちたいですね。終わりよければすべてよしですから」
No.26 PLUS eタイサンアドバンGT3R、予選クラス10番手
山路慎一「あいかわらずポルシェの予選はむずかしいね。ギリギリのコントロールがむずかしい。でも、周りのポルシェを見ればオレらのがんばりはわかってもらえると思いますよ。これだけタイム差があるクルマでここまでシリーズを戦ってきたんで、『よくがんばった』って自分をほめたいですよ(笑)。決勝セッティングはかなりいいところまで来ていて、明日はやや攻めのレースでいきます。タイヤもブレーキも計算どおりビッタリ使いきれるように戦います。まあ、タイトルはいちばんがんばった人がもらえるでしょうから、ボクらに転がり込んで来るんじゃないかな(笑)」
No.31 RECKLESS MR-S、1回目よりポジションを落とし11番手に
佐々木孝太「昨日は足回りにトラブルがあったんです。まあ、7万kmも走っているクルマなんで予想もしないトラブルが出たんです。いままで、それでも勝ったりできて、この(ランキング2位という)位置にいられるのはチームのおかげです。予選は、午後には雨が降るだろうという読みで、あえて1回目で2セットのタイヤを使ってアタックにいきました。2回目は昨日できなかったセッティングの詰めをやっていました。決勝はチーム全員の力を合わせてどこまでできるか。心おきなくレースしたいです」
ポールポジションインタビュー
No.25 ADVANスープラ(GT500)
ジェレミー・デュフォア「今週はすべてがうまくいっています。昨日、今日とベストラップを出しているのでクルマの状態はいいと思います。1回目の予選は、コースのコンディションもよかったし、クルマもうまく決まっていた。でも、バックストレートでギアをミスしてしまって、それがなければもっとタイムが出たと思います。でも、気持ちを切り替えて2回目の予選でうまくやろうと思いました。2回目はコース上にホコリも出て、(路面コンディションは)ちょっとよくない状況でした。走り出してすぐに、これは(タイムを短縮するのは)ムリだと思いました。今年は本当に浮き沈みが激しいシーズンで、初戦のTIでは勝てそうで勝てなかった。ただ、シリーズ全体的には速さを保つことができたと思うので、今年の当初からの目標だったレースに勝つということをこの最終戦で果たしたいと思います。今週末はレースに向けてのセッティングをしてきました。鈴鹿はタイヤにきびしいコースですが、ドライであるかぎりは勝つ自信はあります」
荒 聖治「(ル・マン1000km帰りで)多少の時差ぼけはありますが、それは関係ないです。このレースで今年は最後ですから、勝ちたいという気持ちが強いですね。今回は金曜の走り出しからレースに向けての満タンセットをやってますし、予選以上にそっちに合わせているつもりですから、コンディションしだいですが、いいレースができると思います。(今回はチャンピオン争いも激しそうだが)いちばんはボクらが勝つことです。ボクらも、クルマにしてもタイヤにしても勝てる準備は整っている。それ(勝つこと)がメインです。状況しだいですが、チャンピオンを争うクルマは強いですから、そのジャマはしないようにとは思います。タイヤは開幕から順調に仕上がっていて、トップをねらうチャンスは何回もありました。それをものにできなかったのは悔いが残ります。今回、この条件の整ったなかでいい結果を残して(シーズンを)終わりたいと思います」
No.3 ハセミスポーツ・エンドレス・Z(GT300)
木下みつひろ「最終戦に向けてクルマ、エンジン、タイヤ、すべてにおいてチームがいい仕事をしてくれました。あとはボクら(ドライバー)が力を出せばいいだけというシチュエーションを作ってくれました。そういう意味でも予選は思いきっていけましたし、それが結果として出たのはすごくうれしいです。先週のS耐では2年連続のチャンピオンが獲れて、自信もつきました。その点は今回のポールにも役立っていると思います。(決勝は)天候がちょっと心配ですし、展開は読めないところがあります。でも、ボクらとしては、まず力を出しきるということが明日の大前提です。クルマやボクらに関しては不安材料はありません」
柳田真孝「ボクらのクルマはストレートが速いと言われてます。たしかに富士のようなストレートの長いサーキットでは有利でしたが、シーズン後半になるにつれてコーナーでも速くなってきました。鈴鹿のようなテクニカルコースでもポールが獲れたということはクルマがすごい進歩しているということです。金曜の走りはじめからクルマはよかったけど、今日になってまたよくなって、ビックリしたほどです。去年もこの鈴鹿の最終戦でポールから(スタートして)レース展開もよかったんですが、トラブルでレースを落としてしまいました。今年はそういう不安もないし、木下さんが言うとおり、クルマの不安もないから、自分たちの仕事をすればかならず結果がついてくると思います」
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