2005 AUTOBACS SUPER GT第7戦「SUPER GT in KYUSYU 300km」は10月16日、決勝日を迎えた。この朝、9時ちょうどから30分間のフリー走行が行われた。
FREE PRACTICE 晴、気温16度、路面温度18度、ドライ
金曜、土曜の二日間、雨と霧に翻弄されたオートポリスだが、決勝日朝のフリー走行は一転さわやかな秋晴れ。この週末で初めて、完全ドライでの走行となった。開始時点での気温は16度、路面温度は18度。
どのチームもドライでのセッティングデータが不足しているため、序盤から積極的にコースに出ていく。そのなかでトップタイムを出したのはNo.8 ARTA NSX(ラルフ・ファーマン)。1分43秒471と、唯一1分43秒台をマークする。ウエットでの予選ポールにつづき、ドライのこのセッションでもトップ。シーズン初勝利に向けて、視界はかなり良好のように見受けられる。以下、No.12 カルソニック インパルZ(井出有治)、No.39 デンソーサードスープラGT(アンドレ・クート)、No.36 OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA(ジェームス・コートニー)、No.3 G'ZOX・HASEMI・Z(エリック・コマス)の4台が1分44秒台。その後ろには1分45秒台のタイムがずらりと並ぶ。どうやら、決勝でのラップタイムはこのあたりが目安となりそうだ。
GT300クラスでは、No.43 ARTA Garaiya(新田守男)が1分51秒476でトップ。だが、トップタイムをマークした後のラップでGT500車両に接触され、コースアウトを喫する場面も。すぐにコースに復帰しマシンにダメージはなかったが、前戦では接触からリタイアに追い込まれているだけに、新田としては納得しがたいものがあったようだ。
クラス2番手タイムをマークしたのはNo.62 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R(植松忠雄)。だが、その後のラップでコースサイドにマシンをストップ。今回、同車を初ドライブする八木宏之は、このセッションで走行することができなかった。シリーズランキングトップのNo.0 EBBRO M-TEC NSXは1分52秒台のタイムで6番手。100kgのウエイトハンデがドライコンディションでどのくらい効いてくるのか。決勝では、80kgを積むNo.43との“ヘビー級"対決がおおいに見ものとなりそうだ。