Free Practice 晴れ、気温11度／路面温度16度、ドライ

　このセッションでの各チームの課題は、決勝で安定して走れるセッティングを確認すること。燃料を多めに搭載し、一度使ったタイヤを装着。ドライバー交代とタイヤ交換のシミュレーションもまじえながら走行を重ねていく。

　GT500クラスでは、No.22 MOTUL AUTECH Zが最初に1分25秒台に入れてくると、No.18 TAKATA童夢NSX、No.35 BANDAI DIREZZA SC430、No.3イエローハットYMSトミカZなどがこれにつづく。セッション終盤にはNo.12カルソニックインパルZ、No.23 XANAVI NISMO Zも1分25秒台。スーパーラップでのパフォーマンスはNo.3を除いて今ひとつだったフェアレディZ勢だが、決勝では上位を狙える態勢にあるようだ。また、ダンロップタイヤを履くNo.35も上位につけ、13番グリッドからのジャンプアップを期す。

　30分のセッションを終えて、トップタイムはNo.22の1分25秒524。2番手にNo.12がつづき、予選トップのNo.18が3番手。以下、No.35、No.3、No.23までが1分25秒台。ディフェンディングチャンピオンのNo.1 ZENTセルモSCが1分26秒931で14番手にとどまっているのがちょっと気になるところだ。

　GT300クラスではポールポジションのNo.46 吉兆宝山DIREZZA Zがマークした1分32秒748がトップタイム。No.13 エンドレスアドバンCCI Zがこれにつづく。スーパーラップでもクラス1−2だったフェアレディZ勢がここでも順番を入れ替えながらトップ2。決勝でもこのまま1−2フィニッシュを収めるのか、それを阻止するライバルは出てくるのか。2台を止める候補に名乗りを上げたのがヴィーマック勢。No.27 direxiv ADVAN 320R、No.62 WILLCOM ADVAN VEMAC408Rの2台がやはり1分32秒台のタイムで3、4番手。終盤にタイムを上げたNo.2 Privee Zurich・アップル・紫電をはさんでNo.96 EBBRO BTEC MAZIORA 350Rも6番手につづき、上位進出をうかがっている。
　なお、第2戦岡山は決勝で走れる台数が38台に限られているため、No.55 DHG ADVAN FORD GTは残念ながら決勝に出走できないことになってしまった。

Comments

山本左近／No.22 MOTUL AUTECH Z（GT500 フリー走行トップタイム）

まずクルムさんが乗って（トップタイムを記録）、あとボクが乗りました。ガソリン積んで決勝のセットアップを確認しました。今は、クルマのいいところ、悪いところが両方あるので、まぁまぁかなというところです。完ぺきではないですね。これから決勝に向けてデータをまとめ、最後のセットをすることになるでしょう。スタートはクルムさんだと思います

佐々木孝太／No.46 吉兆宝山 DIREZZA Z（GT300 フリー走行トップタイム）

ガソリン満タンで走ってみましたが、クルマのバランスは悪くないですよ。今の周回ではタイヤのタレもなく、結構イケてました。（走行後もピットの中でドライバー交代をしてましたが?）少しでもタイムを削るために練習してました。今日こそミスのないレースをしないと。スタートはボクがいきます