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2006 AUTOBACS SUPER GT Round2
Okayama GT 300km Race
2006-04-08, 09 / Okayama International Circuit

Preview

2006-03-24

■第2戦 □練習走行
■公式予選
■決__
4月7日(金)
4月8日(土)
4月9日(日)
□合同テスト:4月6日(木)
course ■岡山国際サーキット
_3.703km

■プレビュー

開幕とはひと味違うレースになる!?
前半戦の勝負どころとなる第2戦岡山
ここでシリーズの流れを見極めろ

 2006年シーズンの開幕戦は、予選・決勝と天候が変わり、混戦の中でNo.36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430(脇阪寿一/A.ロッテラー組)が優勝。シーズン序盤、SC430は我慢だろうという大方の予想を覆し、SC430がなんとデビューウィンを飾った。とは言え、圧勝というわけではなく、No.23 XANAVI NISMO Z(本山哲/松田次生組)、No.8 ARTA NSX(伊藤大輔/R.ファーマン組)が僅差で2、3位となった結果を見ても、国産GT各車の戦力差は非常に僅差と言えよう。


No.36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430
 そして、迎える第2戦「OKAYAMA GT 300km RACE」は4月8、9日に岡山県・美作市の岡山国際サーキットで行われる。この岡山国際は、非常にトリッキーでテクニカルなコース。コーナリングを得意とするZやNSXとしては、巻き返しを狙う絶好のラウンドと言えよう。ただし、SC430は昨年のトヨタ主力車だったスープラよりコーナリング性能は向上していると言われ、不利だというほどではないはず。



No.23 XANAVI NISMO Z
 開幕戦を逃したNo.23 XANAVI NISMO ZやNo.8 ARTA NSXに加え、開幕戦の予選2位のNo.18 TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)や昨年の岡山予選1位のNo.22 MOTUL AUTECH Z(M.クルム/山本左近組)、昨年の覇者No.1 ZENT セルモ SC(立川祐路/高木虎之介組)などが要注意となるだろう。そして、昨年の岡山勝者、No.25 ECLIPSE ADVANスープラ(織戸学/土屋武士組)も得意なコンディションになれば、十分チャンスがあるだろう。

No.18 TAKATA童夢NSX



No.88 アクティオ・ムルシェRG-1
 GT300クラスは、GT500以上に混沌としている。開幕戦は昨年まったくノーマークだったNo.88 アクティオ・ムルシェRG-1(M.アピチェラ/桧井保孝組)が優勝。予選日と決勝日の天候が違ったと言え、どのマシンにアドバンテージがあるのか分からない様相だった。



No.110 TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER
 ただ、鈴鹿以上にテクニカルな岡山では、開幕3位となったNo.110 TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER(松田秀士/菅一乗組)やNo.101 TOY STORY Racing MR-S(新田守男/高木真一組)、No.27 direxiv 320R(密山祥吾/谷口信輝組)、No.11 JIM CENTER FERARRI DUNLOP(田中哲也/青木孝行組)などのミドシップマシンが活躍するだろう。とは言え、昨年の優勝はNo.13 エンドレスアドバンCCI Z(影山正美/藤井誠暢組)だったというように、まったく予想が付かないというのが、実は本音。新鋭のNo.2 プリヴェチューリッヒ・アップル・紫電(高橋一穂/加藤寛規組)、この第2戦が実質デビューとなるNo.55 DHG ADVAN FORD GT(光貞秀俊/池田大祐組)も岡山でどんな走りを見せるか注目だ。


 GT500、GT300ともに開幕戦では分かりづらかったマシンの完成度、戦闘力がこの岡山で初めて見えてきそうだ。そして、シリーズを占う上でも各チームの真剣度は開幕戦に勝るとも劣らない。それだけに好レースとなるはずだろう。