Free Practice 晴れ、気温14度／路面温度18度、ドライ

　今回、2日前の練習走行が雨の中で行われたため、どのチームもドライでのデータが不足している。この30分間のセッションは、決勝に向けてセッティングを決める貴重な機会。開始早々からぞくぞくとコースに入り、混雑した中で走行を重ねていく。

　GT500クラスでは前日に引きつづきトヨタ勢が好調。序盤からNo.6 Mobil 1 SC（飯田章）がトップタイムをマークし、これにNo.36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430、No.35 BANDAI DIREZZA SC430などがつづく。さらに、終了直前No.66 triple aサードスープラGTが2番手タイムを出し、SC430とスープラが1分35秒台で上位4番手までを占めた。5番手は最後に1分36秒092を出したNo.24 WOODONE ADVAN KONDO Z。ポールシッターのNo.1 ZENTセルモSCは1分36秒113というタイムで6番手となっている。NSX勢はNo.100 RAYBRIG NSXの8番手が最上位。No.32 EPSON NSX、No.18 TAKATA童夢NSXがそろって下位に沈んでいるのが気になるところだ。また、No.23 XANAVI NISMO Zはベストラップを出した直後にスローダウン。コースサイドにマシンを止めてしまった。

　GT300クラスはNo.26 トモタイサンエンドレスGT3R（山路慎一）がクラス唯一の1分43秒台をマークしセッショントップ。これにNo.14 ハンコックエンドレスGT3Rが1分44秒135でつづき、ポルシェ911勢が1-2。3番手No.96 EBBRO BTEC MAZIORA 350R以下、9番手までが1分44秒台のタイムを出している。

Comments

飯田章／No.6 Mobil 1 SC（GT500 フリー走行トップタイム）

なんだかわかんないけどトップタイムでしたね。昨日からいろいろとセットを試していい方向に行ってはいますが、まだまだ。セットアップを変えていって、結果としてあのタイムが出たということです。SC勢はそれぞれやってるメニューが違うし、あるものないものがあるので、ウチにあるものでセットアップし、ちょっとずつよくなってきてますね。今のセッションは最初のセットアップで“こんなもんかな"っていうところまで行ったから、片岡に代わって最後まで走ってもらいました。決勝はボクがスタートして片岡、そして最後にまたボクが乗ることになると思います。500kmっていうことでレース中にはアクシデントもあるだろうから、気をつけないと。前回の岡山みたいなもらい事故は避けたいですね

山路慎一／No.26 トモタイサンエンドレスGT3R（GT300 フリー走行トップタイム）

みんなもそうだと思いますが、練習走行日に（ドライで）走れていないので、クルマを少しずつセットアップしていく中でレースが来てしまった、という状況ですね。そのわりにはそこそこのレベルまで持ってきてこれたかな。クルマはあきらかに昨日より進化しています。よそのチーム、とくに何年も同じスタッフでチームを組んでいるようなところは1ピット（ストップ）とかいろんな作戦が採れると思うんです。でもウチはスポット参戦に近い形だし、クルマもあまり熟成が進んでなかったんで、作戦というより、とにかく最初から最後まで目いっぱいスピードを追求していくって感じです。データや情報がない中で作戦を考えてもうまくいくような気がしないんで、力相撲でいきます。とにかく今、自分たちが持っている力を遺憾なく発揮して、ファンのみなさんが喜ぶようなレースをします。ローテーションはボク−西澤さん−ボクで行きます。ほぼ均等くらいで担当し、クルマも燃料も最高の状態で全部全開でいくつもりです。タイヤに関しては、日が落ちてきてからがドライバーの腕の見せどころになるんじゃないかな