Free Practice 曇、気温30度／路面温度34度、ドライ

　上空は昨日と同様の曇り空だが、気温は30度とやや蒸し暑い。路面温度は34度。路面はドライコンディション。

　今週末は、例年のセパン戦よりかなり気温、路面温度が低めのため、ほとんどのチームが開始とともにコースに飛び出し、積極的に走行してタイヤのコンディションやセッティングを確認していく。

　GT500クラスのトップタイムを出したのは、No.32 EPSON NSXのロイック・デュバル。セッション序盤に出した2分00秒765がベストタイムとなった。予選では11位とスーパーラップ進出を逃したが、決勝での大逆転に向け、仕上がりは上々のようだ。これに続いたのはポールポジションのNo.8 ARTA NSX。タイムは、こちらも序盤にラルフ・ファーマンが出した2分00秒814。3、4番手には、終盤に一気にタイムを挙げたNo.3 イエローハットYMSトミカZとNo.36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430が飛び込んだ。また、No.6 Mobil 1 SCはセッション中頃にコース上でストップ。しかし、なんとか再始動してピットに戻っている。

　ポールのNo.8が突出したタイムをマークした予選とは違い、このフリー走行ではトップから9番手までが1秒以内に納まっており、決勝での混戦を予感させる結果となった。

　GT300クラスでは、No.7 雨宮アスパラドリンクRX7（山野哲也）がセッション序盤にマークした2分10秒784がクラス最速。自他ともに認める“セパン・マイスター"ながら予選で3位に甘んじた山野だが、決勝での雪辱に向けて視界は良好のようだ。2番手はNo.19 ウェッズスポーツセリカで2分11秒301。予選2位のNo.13 エンドレスアドバンCCI Zは、序盤5番手に付けていたが、その後タイムアップできず7番手でこの走行を終えた。クラスポールのNo.2 I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shidenは、やや低調なタイムに終始し、最終的に14番手となった。また、予選6番手のNo.110 TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTERは、中盤にコースアウトするなどしたため、17番手に留まった。

Comments

武藤英紀／No.32 EPSON NSX（GT500 フリー走行トップタイム）

ロイックの時に、色々試していいセットが見つかったみたいです。僕にはちょっと合っていない感じがするんですけどね。ちょっと乗りづらい感があります。でも、相方の調子がいいので、まぁいいです。今回のフリー走行は、マーキングタイヤでなくてもいいってことで、ロイックの時は違うタイヤを使ったんですけど、予選ぐらいのタイムがすぐ出たから。だから、そのタイヤをレース後半に使う可能性はありますね。スタートの僕はもちろん昨日ので行きますけどね

ロイック・デュバル／No.32 EPSON NSX（GT500 フリー走行トップタイム）

今は何も言えることがないんだよね。今朝のセッションでは、昨日から使っているのとは違うタイヤを履いてみたんだけど、クルマが昨日とは全然違っていた。渋滞に引っ掛かっているし、燃料も多く積んでいるのに、予選とほぼ同じようなタイムが出たから。そうやって起きている現象が、僕自身もまだ完全には把握できていないんだ。ただ、レースでどのような作戦を取るかは分からないけど、朝の仕上がりから行けば、もっと前を目指して行けると思う。確かに、後半になってから、朝試したタイヤを使う可能性はあるね。まぁ、これからダンロップの人たちともよく話して決めたい。今の所は、レースがどうなっていくのか、楽しみだね

山野哲也／No.7 雨宮アスパラドリンクRX7（GT300 フリー走行トップタイム）

（コース上が）空いているところが多かったんでタイムが出たんだと思いますよ。クルマはガソリンを入れると少しオーバー気味になるけど、許容範囲だから、かえってフロントタイヤを傷めなくて、いいかな。クルマのパフォーマンスとしてはとっても安定しているので、ここに入ってからは小変更のみ。（決勝では）スタート後すぐに抜くのは難しいけれど、ラップタイムの落ちが少ないと思う。最初は抜かれてしまうかもしれないけど、10周後にはだいぶバラけてくるだろうから、そのときに本領発揮かなって思っています

井入宏之／No.7 雨宮アスパラドリンクRX7（GT300 フリー走行トップタイム）

10周ちょっとくらい走ったかな? 全然問題なく走っています。ウチはウチのやることをやっているだけ。決勝は、いつもとは逆（山野がスタート）でいくかも。暑さは全然大丈夫。今年はあまり暑くないから、耐えられないほどじゃないし。もうむりーって感じはないかな。なんとかなるでしょう。ただがんばるだけですよ