2006 AUTOBACS SUPER GT Round7
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■第7戦 | □練習走行_2006-09-08 | □セッション 1 □セッション 2 |
09:00 - 10:30 14:00 - 15:45 |
■ツインリンクもてぎ _4.801km |
9月8日、2006オートバックスSUPER GT第7戦「MOTEGI GT 300km RACE」の直前練習走行が、ツインリンクもてぎ(栃木県)で行われた。
練習走行1回目は9時から開始された。開始直前まで細かい霧雨が降ったり止んだりしており、コース上は湿り気を帯びた状態。各チーム、浅みぞのウエットタイヤで走行に出ていく。
開始後は雨は上がり、走行を重ねるごとにライン上は乾いていく。だが、スリックタイヤに切り替えられるまでには至らず、ドライでのデータチェックやセッティングができないという、チームにとってはややフラストレーションのたまる状況が続いた。それでも、90分間の走行時間が半分ほど過ぎるとスリックタイヤにチェンジするチームが出始める。ときおりコースアウトを喫する車両もあり、赤旗による中断を1回はさむかたちになったが、終盤、各チームともタイムアップ。GT500クラスではNo.18 TAKATA童夢NSX(小暮卓史)の1分46秒036がこのセッションでのベストとなった。過去、もてぎ戦では圧倒的な強さを発揮しているNSX勢だが、今回もそうなるのか。ただし、2番手にはNo.36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430(アンドレ・ロッテラー)が食い込んでいる。3番手No.100 RAYBRIG NSX(セバスチャン・フィリップ)、4番手No.1 ZENTセルモSC(立川祐路)、5番手No.6 Mobil 1 SC(片岡龍也)までが1分46秒台。フェアレディZ勢ではNo.3 イエローハットYMSトミカZ(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)の1分47秒245、8番手が最上位となった。
GT300クラスではNo.55 DHG ADVAN FORD GT(光貞秀俊)の1分55秒587がベスト。これが唯一の1分55秒台で、2番手から6番手までは1分56秒台。ドライバーランキング・リーダーで、今回からチーム体制が変わったNo.61 R&D ADVAN VEMAC 320Rは、このセッションでは16番手に相当するタイムをマークした。気温は28度、路面温度29度まで上昇した。
練習走行2回目は14時から。上空は依然として薄曇り、路面はドライでの走行となった。開始から30分ほどで、No.100 RAYBRIG NSX(セバスチャン・フィリップ)が1分45秒909をマーク。1回目のベストを上回ってくる。その後は、午前中にドライでのセッティングが十分にできなかったためもあって、各チームとも精力的にラップを重ねていく。ただし、ロングランのテストに入ったチームが多かったのか、タイム的な動きは少なくなる。
15時15分から15分間のGT300クラス専有走行をはさんで、15時30分から15分間、GT500クラス専有走行。ここで予選を想定したアタックを敢行したチームでは、No.100、No.36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430、No.18 TAKATA童夢NSXなどが速いタイムをマーク。だが、チェッカーが振られた周にNo.8 ARTA NSX(伊藤大輔)が1分45秒612を出し、1回目、2回目を通じて、この日のトップとなった。2番手以下は、No.100 RAYBRIG NSX、No.36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430、No.18 TAKATA童夢NSXまでが1分45秒台。フェアレディZ勢では、No.24 WOODONE ADVAN KONDO Zの1分46秒699、8番手が最上位だった。
GT300クラスではNo.110 TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTERの1分55秒679がこのセッションでのベスト。ただし、1回目のNo.55 DHG ADVAN FORD GTのタイムは下回り、1日のトータルではNo.55がトップとなった。
なお、No.77 クスコスバルADVANインプレッサは谷川達也に代わって菊地靖が加入。その菊地が抜けたNo.910 洗剤革命UEMATSU &石松RSRには山路慎一が、またNo.70 外車の外国屋アドバンポルシェは伊橋勲に代わって山岸大が、それぞれ加入している。また、No.24 WOODONE ADVAN KONDO Zは、すでにアナウンスがあったとおり、今シーズン残り3戦はエリック・コマスに代わって荒聖治がドライブすることになっている。