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2006 AUTOBACS SUPER GT Round7
MOTEGI GT 300km RACE
2006-09-09, 10 / Twin Ring Motegi
2006-09-09
■第7戦
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■公式予選_2006-09-09
□入場者数 : 15,000 人
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■1回目 ■2回目 ■SUPER LAP
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10:05 - 11:05 14:15 - 14:45 14:50 -
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■ツインリンクもてぎ _4.801km
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NSXとSC430が互角の勝負
Mobil 1 SCがNSXを抑えてトップに立つ!!
JIM CENTER FERRARI DUNLOPがクラス暫定ポール
公式予選1回目は10時05分から始まった。前日に引き続き天候は曇り。湿度は高く蒸し暑さを感じるが、雨が落ちてくることはなく、ドライ路面での走行となった。
Qualifying Session 1 曇り、気温26度/路面温度33度、ドライ
最初の20分間はGT300クラス専有。始まって10分間ほどは上位陣でも1分55秒台に留まる。ここでのトップはNo.88 アクティオムルシェRG-1(マルコ・アピチェラ)。その後、各チーム本格的なアタックに入り、No.88が真っ先に1分54秒台に入れてくる。これに続いたのがNo.62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R(柴原眞介)、No.11 JIM CENTER FERRARI DUNLOP(田中哲也)など。ここからNo.11が抜け出し、1分54秒399というタイムでトップに立つ。開始から約15分、No.96 EBBRO BTEC MAZIORA 350R(黒澤翼)がスローダウン。ファーストアンダーブリッジの下のコースサイドにマシンを止めてしまう。この後、タイムアップするマシンはなくクラス専有走行が終了。
10時25分から20分間はGT500クラスの専有。NISMO勢やNo.66 triple aサードスープラGTなどを先頭にコースインしていくが、最初の10分間は本格的なアタックに入るチームは少ない。この時点でのトップはNo.66で、タイムは1分45秒167。この時点で、すでにレコードタイムの1分45秒499を大きく上回っている。全車がコースインしたのは残り5分を切ってから。まずはNo.35 BANDAI DIREZZA SC430(服部尚貴)が1分45秒059でトップを奪うが、直後にNo.36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430(アンドレ・ロッテラー)が1分44秒774と、最初に1分44秒台に入れてくる。ここにNo.8 ARTA NSX(伊藤大輔)が1分45秒008で割り込む。これを上回ったのがNo.18 TAKATA童夢NSX(小暮卓史)とNo.6 Mobil 1 SC(片岡龍也)の2台。最後のアタックチャンスでNo.18が1分44秒769を出してトップを奪うと、その直後、No.6が1分44秒095と、0.6秒以上の差をつけて逆転。ここで両クラス混走の時間帯に入る。
混走に入って5分ほど過ぎたところで、No.47吉兆宝山DIREZZA Z(長島正興)が白煙を吹き上げヘアピン手前でストップ。コース上にオイルが流れたため赤旗で中断される。オイル処理作業に10分ほど費やしたのち11時ちょうどに再開。この間に、コースサイドにストップしていたNo.96もピットに戻される。その後は各チーム、予選通過基準タイムのクリアなどに充てるが、No.96は黒澤琢弥が、No.47は長島正興がタイムを出せず、スーパーラップ進出は不可能となった。
この結果、GT500はNo.6 Mobil 1 SCを筆頭にNo.18 TAKATA童夢NSX、No.36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430、No.100 RAYBRIG NSX、No.8 ARTA NSX、No.35 BANDAI DIREZZA SC430、No.66 triple aサードスープラGT、No.24 WOODONE ADVAN KONDO Z、No.3 イエローハットYMSトミカZ、No.1 ZENTセルモSCの10台がスーパーラップ進出。
GT300クラスのスーパーラップ進出はNo.11 JIM CENTER FERRARI DUNLOP、No.62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R、No.110 TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER、No.55 DHG ADVAN FORD GT、No.88 アクティオムルシェRG-1、No.5 プロμマッハGOGOGO車検320R九州、No.46 吉兆宝山DIREZZA Z、No.77 クスコスバルADVANインプレッサ、No.7 雨宮アスパラドリンクRX7、No.19 ウェッズスポーツセリカの10台となった。
Comments
GT500 クラス | 予選1回目トップ
- 片岡龍也/No.6 Mobil 1 SC
- 今回は走り出しから調子がいいですね。昨日はニュータイヤを履いたときにオーバーステアが出ていたんですけど、それを消す方向でセッティングを変えたら、すごくよくなりました。他がハンディのある状態なので、こういう結果(予選上位)が欲しかったんですけど、思った以上にうまくいったのでうれしいです。イケそうだなっていう手応えはあったんですけど、あんなに2番手と離れるとは思いませんでしたね。スーパーラップでもがんばります。せっかく暫定1位なのでそのままキープしたいです。最低でもフロントローを取りたいですね。クルマは速いんで、とにかくミスなくいきたいです
GT300 クラス | 予選1回目トップ
- 田中哲也/No.11 JIM CENTER FERRARI DUNLOP
- 確かにタイムは出たんですが、今回、救済を受けているんで…。周りがもっと来ると思ってたんですけどね。ウチはセッティングも出ていたし、マシンバランスも取れていたので、いい感じで(アタックに)いけました。スーパーラップですか? もちろん、このままでいきたいですよね。当然(ポールポジションを)ねらいます
RAYBRIG NSXが逆転ポールポジションを奪う!
Mobil 1 SCわずか0.045秒届かず…
GT300はWILLCOM ADVAN VEMAC 408Rがクラスポールに
予選2回目は14時15分から。上空は依然として雲が多いものの、切れ間からときおり陽がのぞくという天候。前日、午前中に引き続き湿度は高く、開始時点での気温は27度、路面温度は34度だった。
Qualifying Session 2 曇り、気温27度/路面温度34度、ドライ
最初の15分間はGT300全車、つづく15分間はGT500全車の走行が行われた。予選1回目にトラブルのため予選通過基準タイムをクリアできなかったNo.96 EBBRO BTEC MAZIORA 350R(黒澤琢弥)とNo.47 吉兆宝山DIREZZA Z(長島正興)もここでクリア。決勝出走が可能となった。
14時50分からGT300クラスのスーパーラップ。No.19 ウェッズスポーツセリカ(脇阪薫一)からアタックに入る。予選1回目のベストタイムは1分54秒台だったが、最初にここに入れてきたのは出走順6番目のNo.88 アクティオムルシェRG-1(マルコ・アピチェラ)で、1分54秒972。ところが、つづくNo.55 DHG ADVAN FORD GT(光貞秀俊)は、1分53秒865と、これより1秒以上速いタイムをたたき出す。残るは予選1回目のトップ3。No.110 TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER(菅一乗)は1分54秒749、No.62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R(柴原眞介)は1分54秒569、暫定トップだったNo.11 JIM CENTER FERRARI DUNLOP(田中哲也)は1分54秒590と、いずれもNo.55のタイムを上回れず、これでフォードGTの初ポールが決定かと思われた。ところが、終了後の車検でフロントのカナード(空力パーツ)が規定違反と判定され、予選記録抹消。これによりNo.62 WILLCOM ADVAN VEMAC408Rが逆転でポールを獲得。2番手はNo.11 JIM CENTER FERRARI DUNLOP、3番手はNo.110 TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTERというトップ3となった。なお、No.55は再車検合格を条件に、最後尾グリッドからの決勝出走が許されることになった。
コース確認のインターバルをおいて、GT500クラスのスーパーラップがスタート。最初に出走したNo.1 ZENTセルモSC(立川祐路)が1分45秒729をマークし、これが最初のターゲットタイムとなる。つづくフェアレディZ勢2台(No.3 イエローハットYMSトミカZ:ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ、No.24 WOODONE ADVAN KONDO Z:柳田真孝)は1分46秒台止まり。No.66 triple aサードスープラGT(アンドレ・クート)は1分45秒台に入れるがNo.1には届かない。5番目に走ったNo.35 BANDAI DIREZZA SC430(服部尚貴)が1分45秒361と、1分45秒台前半まで入れて暫定トップを奪う。残るは予選1回目に1分44秒台に入れていた5台。大幅なタイムアップが見られるかと思われたが、No.8 ARTA NSX(伊藤大輔)は選択したタイヤがここでの状況に合わず、1分45秒731に留まる。No.100 RAYBRIG NSX(セバスチャン・フィリップ)は1分44秒台まであと一歩の1分45秒011で、この時点でのトップに。No.36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430(アンドレ・ロッテラー)は1分45秒062と、No.100には届かない。No.18 TAKATA童夢NSX(小暮卓史)もNo.8と同様のタイヤを選択しており、1分45秒410まで。最後に、予選1回目トップだったNo.6 Mobil 1 SC(片岡龍也)が出走。過去、NSX勢が強さを見せているもてぎで、SC430のポール獲得なるか。注目のアタックは前半セクションでNo.100を上回る。ところが最終コーナーでタイムをロスし、1分45秒056と、No.100に0.045秒届かなかった。
これによりNo.100 RAYBRIG NSXが今季初ポールを獲得。意外にもフィリップ自身が獲得したポールとしても初だ。これで決勝は、昨年につづくもてぎ2連勝、NSX勢としては6連勝をねらって、最前列からスタートを切ることになった。2番手はNo.6 Mobil 1 SC。NSX勢の連勝をはばめるかに注目が集まる。3番手No.36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430、4番手No.35 BANDAI DIREZZA SC430とSC430勢がつづき、フェアレディZ勢ではNo.24 WOODONE ADVAN KONDO Zの9番手が最上位となった。ドライバー・ランキングトップのNo.22 MOTUL AUTECH Zは13番手。前戦優勝のNo.12 カルソニックインパルZはクラス最下位からのスタートとなった。
GT500 クラス ポールポジション
No.100 RAYBRIG NSX
- セバスチャン・フィリップ
- 昨日の朝からクルマの調子は非常にいいです。セッティングを少し変えるだけで敏感に反応してくれます。ニュータイヤを履いたときに感触が(よくない方向に)変わってしまうこともあるのですが、今回は本当に完璧でした。今季は、第2戦の岡山でポールポジションを獲るチャンスがあったのですが、予選2位に終わってしまってとても悔しい思いをしました。今回、その雪辱ができたことで、とてもうれしく思っています。もちろん、目標は優勝です。レースの作戦としては、ボクはまず後続とのギャップを作ること。そしてミスをしないこと。そうすればトップを保てるんじゃないかと思います
- 細川慎弥
- この前の鈴鹿ではあまりいい結果が残せなかったので、今回は勝ちにいく、ポールも獲るという姿勢で来ました。ただコースもクルマにきびしいし、(スーパーラップの最中は、6号車に)第3セクターで逆転されて、やられたかなぁと思いました。でも、ポールだったので、ホッとしました。このもてぎは自分も調子よく走れましたし、ユーズドのタイヤでもいい感じ。勝ちたいです。とはいえブッチギリという展開は難しいと思うんで、ミスをしないことを第一に考え、あとは全開で、プッシュしていきたい
GT300 クラス ポールポジション
No.62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R
- 柴原眞介
- (No.55のタイム抹消による逆転ポールポジションは)悪い気はしませんが、いい気もしないですよね。(No.55より)0.7秒遅かったことを考えると、完璧に負けでしたから。とはいえ、ウチとしては今回いい流れで来ています。でも、実はもてぎとの相性って悪いんですよ。これまでずっとヴィーマックに乗ってますが、ずっと(相性は)悪いですね。ただ今回は、ヨコハマゴムさんが新しいタイヤを持ってきてくれて、それがドンピシャリだったんです。今回はタイヤがすべてということかな。明日の決勝では、治樹とぜひ勝ちをねらいたいですね
- 黒澤治樹
- クルマは今まででいちばんよかった。満タンでもバランスがよかったです。レースでは勝ちを狙っていくつもりでサーキット入りしましたが、予選では55号車が速かった。まぁ結果としてこういうかたち(ポールポジション獲得)になってしまいましたが、レースは冷静に戦っていこうと思っています。ポイント的にどこまで加算していけるかわからなりませんが、ボクが加わったことで、ポイントが獲れた、勝てたというかたちで貢献できればいいなと思っています。がんばります
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