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2006 AUTOBACS SUPER GT Round9
FUJI GT 300km RACE
2006-11-04, 05 / Fuji Speedway

Preview

2006-10-27

■第9戦 □練習走行
■公式予選
■決__
11月3日(金)
11月4日(土)
11月5日(日)
course ■富士スピードウェイ
_4.563km

■プレビュー

決戦、迫る!
タイトルとプライドを賭けた最終戦
すべてをつぎ込み栄光を勝ち取れ!!

 9戦に渡る2006年シーズンも、ついに最終戦となった。すべてが決する一戦となる2006 AUTOBACS SUPER GT第9戦「FUJI GT 300km RACE」は11月4、5日、静岡県・富士スピードで開催される。富士スピードウェイが最終戦の舞台になるのは、JGTC時代も含めて初めてのこと。この超高速サーキットで、どんなフィナーレが待っているのだろうか……。


No.100 RAYBRIG NSX
 GT500クラスで、最終戦までドライバーズ・タイトルの可能性を残したのは、ランキングトップのNo.100 RAYBRIG NSX(S.フィリップ/細川慎弥組)以下ランキング8番手No.12 カルソニックインパルZ(B.トレルイエ/星野一樹組)までの8組だ。

 このなかで一歩抜け出ているのは、No.100のフィリップ/細川組。直後の2位タイのNo.36 脇阪/ロッテラー組とNo.18 TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)に7ポイントとかなりの差を付けている。彼らが優勝もしくは2位になれば、他チームの結果に関係なくタイトルを獲れる。だが、SUPER GTの場合はそう簡単ではない。これだけのポイントの代償として彼らは第9戦に100kgのウエイトハンデを背負って挑むからだ。したがって、どこまで上位に食い込めるかが鍵となる。No.100の岡田秀樹アドバイザーは「85ポイントでチャンピオンが獲れるのでは?」と言う。となると決勝5位が目標となっているのだろう。
 ちなみにSUPER GTのポイント制では、最終戦は決勝の順位ポイントのみが加算され、予選や決勝ファステストラップのポイントはない。だから、決勝の順位だけが勝負となるのだ。


No.36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430 / No.1 ZENT CERUMO SC

 第8戦終了時点のGT500ドライバーズ・ランキングで、SC430勢は2位のNo.36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430(脇阪寿一/A.ロッテラー組)と4位のNo.1 ZENTセルモSC(立川祐路/高木虎之介組)の2チームがつけている。No.36は70kg、No.1は80kgのハンデを持ち、No.36は4位以上、No.1は3位以上に入らないとタイトルのチャンスはない。非常に厳しい条件だが、コースの相性という点では、SC430にアドバンテージがある。2005年に全面改修された富士スピードウェイだが、高速コースということは現在も変わりない。それだけにストレートの速い、エンジンパワーのあるマシンが有利だ。新コースとなってこれまで3戦が行われたが、昨年はスープラが2連勝、今年の第3戦はSC430が勝利を挙げている。No.100が9位以下になれば、この2組にも十分なチャンスがある。
 No.100を除くNSX勢では、No.18 道上/小暮組が、2位タイにいる。条件としてはNo.36と同じだが、コーナーを得意とするNSXとしては、富士は得意なコースとは言えない。ポイント的にはチャンスが高いがかなり厳しいだろう。一方、ランキング8位のNo.8 ARTA NSX(伊藤大輔/R.ファーマン組)は、実質上優勝が必要だ。ウエイトハンデは8台中最も少ないだけに、必勝体制で来ることは間違いないだろう。


No.18 TAKATA DOME NSX / No.8 ARTA NSX

 Z勢では、No.22 MOTUL AUTECH Z(M.クルム/R.ライアン組)とNo.23 XANAVI NISMO Z(本山哲/松田次生組)が4、5位だ。なお、ライアンは第4戦からの参戦なので、No.22ではクルムのみが対象となる。ともに表彰台が必須で、ウエイト80kgと決して楽なポジションではない。だが昨年の最終戦もNo.23が雨中で猛烈な追い上げを見せ、優勝目前までいった。もし優勝していれば大逆転のタイトル獲得だったのだ。レース上手のNISMOだけに、今回もあらゆる手段を尽くして、勝負を仕掛けてくるだろう。そしてレース10日前に、まさにその第1弾の秘策が披露された。No.22に来季用の新型エンジンを先行投入するというのだ。しかもそのエンジンは4.5リッターのV8自然吸気エンジン。SC430と同じ形式だ。No.23は従来通りのV6ターボということで、新型エンジンのリスクを最小限に、どちらかがタイトルを獲れればいいという作戦だ。もう一台、ZとしてはNo.12 トレルイエ/星野組にもチャンスはある。しかし、トップのNo.100とは優勝か2位かというポイント差だけに、かなり厳しい。ただ、今年のフォーミュラ・ニッポンでチャンピオンを決めたトレルイエが絶好調なだけに、ひょっとしたらの期待も捨てきれないところだ。


No.22 MOTUL AUTECH Z / No.23 XANAVI NISMO Z / CALSONIC IMPUL Z

 タイトルを狙うランキング上位は勝ち狙いと言うより、ライバルとのポイント差を計算した戦いをすることになるだろう。そこで注目したいのは『勝ち』狙いでくるチームだ。タイトルはもはや関係ないが、来季のため少しでもランキングを上げたい、実績を残したいチームとしては一発勝負出ることもありうる。
 気になるチームとしては、ここ富士での第3戦で勝ったNo.35 BANDAI DIREZZA SC430(服部尚貴/P.ダンブレック組)、そしてNSXながら富士を得意とするNo.32 EPSON NSX(L.デュバル/武藤英紀組)、今季ここまで思うような成績を残せていないNo.6 Mobil 1 SC(飯田章/片岡龍也組)、No.24 WOODONE ADVAN KONDO Z(柳田真孝/荒聖治組)など。そしてスープラながらNo.66 triple aサードスープラGT(A.クート/平中克幸組)も侮れない存在になりそうだ。

>>ドライバーズチャンピオン・シミュレーション




No.2 Privée Zurich Shiden
 GT300のドライバーズ・タイトル争いは、第8戦オートポリスの結果によりNo.2 プリヴェチューリッヒ・紫電(高橋一穂/加藤寛規組)、No.7 雨宮アスパラドリンクRX7(山野哲也/井入宏之組)、No.61 アネブルADVAN VEMAC320R(密山祥吾/谷口信輝組)の3組に絞られた。


No.7 Amemiya AsparaDrink RX7
 ポイントから言えば、ランキングトップのNo.2 高橋/加藤組が有利であることは間違いない。特に11ポイント差を付けられているNo.61 密山/谷口組は、3位入賞が最低条件なだけに厳しい戦いを強いられるだろう。しかし、No.2 紫電、No.7 RX-7は高速コースの富士を苦手としており、一方のVEMACは得意としている。ウエイトハンデが70kgもあるだけにNo.61にとって簡単なことではないが、不可能と言える順位でもない。ウエイトハンデから言えば、ランキングトップのNo.2は100kgというGT300リミットを積んでいる。それだけに、レースでは現実的に6、7位=90ポイント程度に基準ラインをおくことになるだろう。こうなれば、No.7もNo.61も最低でも表彰台に上がらないと逆転は不能となる。このように有利不利の要素が各車に均等にあり、この3チームの条件はほぼ同じと言えよう。

No.61 enable ADVAN VEMAC320R
 そして、第3戦の富士で勝ったNo.62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R(柴原眞介/黒澤治樹組)や同じVEMACのNo.96 EBBRO BTEC MAZZIORA 350R(黒澤琢弥/黒澤翼組)、ストレートスピードの速いNo.110 TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER(松田秀士/菅一乗組)や他のポルシェ勢なども勝利者としての候補になるだろう。彼らが奮戦することで、タイトル争いにも大きな影響を与えることも充分ありうる。


 GT500もGT300も、レースが終わってみるまでは、何も分からない。感涙か、悔し涙か。最終戦富士を期待して待とう。

>>ドライバーズチャンピオン・シミュレーション





■ドライバーズチャンピオン・シミュレーション
GT500 Rd.8
終了時
ポイント
最終戦決勝順位/年間獲得ポイント
No Driver / Machine / WH 798081828384858687888990919293949596979899
100 S.フィリップ/細川 慎弥
RAYBRIG NSX
WH:100kg +25kg
79 pt 11

10

9

8

7

6

5


4



3




2





1

36 脇阪 寿一/A.ロッテラー
OPEN INTERFACE TOM'S SC430
WH:70kg
72 pt
(-7pt)

4



3




2





1

18 道上 龍/小暮 卓史
TAKATA 童夢 NSX
WH:80kg +25kg
72 pt
(-7pt)

4



3




2





1

1 立川 祐路/高木 虎之介
ZENT セルモ SC
WH:80kg
71 pt
(-8pt)
4



3




2





1

22 ミハエル・クルム
MOTUL AUTECH Z
WH:80kg
70 pt
(-9pt)


3




2





1

23 本山 哲/松田 次生
XANAVI NISMO Z
WH:80kg +25kg
69 pt
(-10pt)

3




2





1

8 伊藤 大輔/R.ファーマン
ARTA NSX
WH:40kg +25kg
68 pt
(-11pt)
3




2





1

12 B.トレルイエ/星野 一樹
カルソニック インパル Z
WH:70kg +25kg
67 pt
(-12pt)



2





1

GT300 Rd.8
終了時
ポイント
最終戦決勝順位/年間獲得ポイント
No Driver / Machine / WH 8687888990919293949596979899100101102103104105106
2 高橋 一穂/加藤 寛規
プリヴェチューリッヒ・紫電
WH:100kg
86 pt 11

10

9

8

7

6

5


4



3




2





1

7 山野 哲也/井入 宏之
雨宮アスパラドリンクRX7
WH:85kg
81 pt
(-5pt)
6

5


4



3




2





1

61 密山 祥吾/谷口 信輝
アネブル ADVAN VEMAC 320R
WH:70kg
75 pt
(-11pt)
3




2





1

■選手権ポイント(決勝レース):
 1位=20pt, 2位=15pt, 3位=11pt, 4位=8pt, 5位=6pt, 6位=5pt, 7位=4pt, 8位=3pt, 9位=2pt, 10位=1pt
 ※最終戦では決勝順位ポイントのみが与えられる。
■WH=最終戦のウェイトハンデ( +25kg:GT500特別性能調整)
■Rd.8終了時ポイントの下段カッコ内はトップとのポイント差
*同ポイントで並んだ場合は、上位入賞回数の多いほうがチャンピオンとなる。
*表中の順位がグレイで表示されているものはチャンピオン獲得の可能性無し

■今季成績(Rd.8までの入賞回数)

GT500 1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位
100 S.フィリップ/細川 慎弥 111111
36 脇阪 寿一/A.ロッテラー 1111111
18 道上 龍/小暮 卓史 11111
1 立川 祐路/高木 虎之介 1131
22 ミハエル・クルム 22111
23 本山 哲/松田 次生 1211
8 伊藤 大輔/R.ファーマン 11112
12 B.トレルイエ/星野 一樹 11112
GT300 1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位
2 高橋 一穂/加藤 寛規 11211
7 山野 哲也/井入 宏之 1221
61 密山 祥吾/谷口 信輝 12111