5月4日、富士スピードウェイ(静岡県)で2007 AUTOBACS SUPER GT第3戦「FUJI GT 500km RACE」の決勝レースが行われた。GT500は予選11位からNo.23 XANAVI NISMO Z(本山哲/リチャード・ライアン組)が大逆転の勝利。GT300はNo.43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)が優勝した。




決 勝 天候:晴 | コース:ドライ | 気温27度 | 路面温度39度

GT300 Class


No.88 アクティオ ムルシェRG-1
 GT300クラスは序盤、クラスポールのNo.88 アクティオムルシェRG-1(マルコ・アピチェラ>山西康司)を、No.33 HANKOOK NSC PORSCHE(木下みつひろ>坂本祐也)、No.26ユンケルパワータイサンポルシェ(山路慎一>谷口信輝)の2台が追いかける展開。その後方ではNo.43 ARTA Garaiya(新田守男>高木真一)が前をうかがう。No.43新田はGT500クラスにパスされるタイミングを巧みに利用し、2台のポルシェを相次いでパスする。
 その後、ポルシェ勢はペースが上らなくなり、徐々に後退。代わってNo.62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R(黒澤治樹>柴原眞介)、No.2 プリヴェKENZOアセット・紫電(加藤寛規>高橋一穂)、No.101 TOY STORY Racing apr MR-S(大嶋和也>石浦宏明)が上位に進出してくる。この中で、No.62は接触によるダメージがありリタイア。No.2も途中からペースが上らなくなりポジションを下げる。


No.101 TOY STORY Racing apr MR-S
 一方、No.43とNo.101のミシュランタイヤ勢は1回ピット作戦。燃費が悪く、ピット作業に時間がかかるNo.88を抜き、No.43がトップに浮上する。No.101はNo.7 RE雨宮RX-7(井入宏之>折目遼)との接触で一時後退するが、ライバルが2度目のピット作業をする間に再び上昇。これでNo.43がトップ、No.88が2位、No.101が3位という順となり、フィニッシュを迎えた。
 No.43 ARTA Garaiyaは昨年参戦を休止しており、一昨年の第3戦セパン以来の優勝。新田守男は自身の持つGT300通算最多勝記録を14に伸ばした。