9月9日、ツインリンクもてぎ(栃木県)で2007 AUTOBACS SUPER GT第7戦「MOTEGI GT300km RACE」の決勝レースが行われた。GT500はポールポジションのNo.18 TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)が勝利。GT300はNo.26 ユンケルパワータイサンポルシェ(谷口信輝/ドミニク・ファーンバッハ組)が優勝した。



決 勝 天候:晴 | コース:ドライ | 気温31度 | 路面温度43度

GT500 Class

 決勝レースは14時スタート。オープニングラップの2コーナーでNo.32 EPSON NSX(ファビオ・カルボーン)が他車と接触。コースアウトしてクラス最下位まで順位を落とすという波乱で幕を開けた。代わってNo.22 MOTUL AUTECH Z(松田次生)が3番手に上がる。ポールのNo.18 TAKATA童夢NSX(小暮卓史)、2番手スタートのNo.38 ZENT CERUMO SC430(高木虎之介)はポジションをキープしたまま徐々にペースアップしていく。その後、この2台の差は10秒以上に開いた。


No.6 Forum Eng. SC430
 10周目のS字コーナー、単独スピンした周回遅れのマシンにNo.12 カルソニックインパルZ(星野一樹)、No.100 RAYBRIG NSX(ドミニク・シュワガー)が巻き込まれ、2台ともその場でリタイアとなってしまう。2周後にはNo.3 YellowHat YMSモバHO! TOMICA Z(セバスチャン・フィリップ)がコースアウト。なんとか復帰するがポジションを大きく落とす。
 レース距離の3分の1、21周を過ぎたあたりからピットに動きが出始める。25周目には僅差で6位争いをしていたNo.23 XANAVI NISMO Z(リチャード・ライアン>本山哲)とNo.35 BANDAI 00 DUNLOP SC430(ピーター・ダンブレック>服部尚貴)が同時ピットイン。ピット作業はNo.23のほうが早く、差を広げてコースに復帰する。
 トップのNo.18と2番手のNo.38は30周目に同時ピットイン。No.18は道上龍、No.38は立川祐路に交代する。NSXはタイヤ交換を後輪のみの2本にとどめることが多いのだが、ここでは4輪を交換。ピット作業時間ではNo.38のほうが5秒以上早かったが、ここまでに築いていたマージンがものをいい、ポジションの逆転はなかった。


No.22 MOTUL AUTECH Z
 その後、全車のピット作業が終わったところでトップはNo.18、2番手はNo.38、3番手はNo.22というトップ3になる。No.18はミッションに不安を抱えていたが、No.38との差を見ながらペースをコントロール。2台の差は8秒前後で膠着状態となる。
 その後方では、No.23 XANAVI NISMO Z(本山哲)のテールにNo.8 ARTA NSX(伊藤大輔)が食らいつき、激しい6位争いを展開。ランキングトップを争う2台のバトルは、43周目にはサイド・バイ・サイドに。S字コーナーではついに接触、2台ともコースアウトしてしまう。ともに復帰はかなったが入賞圏外に下がった。この接触は審議の対象となり、No.23にはドライビングスルー・ペナルティという裁定が下された。その後、この2台はピットに戻り、ファステストラップのポイントを狙ってニュータイヤで出ていくが、ともにポイント獲得はかなわなかった。
 その間もトップ3は一定の間隔を保ったまま周回。このままフィニッシュを迎えるかに思われた。だが、最後のドラマが残り5周というところで待っていた。58周目、No.38が突如スローダウン。ダウンヒルストレートを惰性で下ろうとするが、途中で止めざるをえなくなってしまう。どうやらエンジントラブルだったようだが、これで目前にあった表彰台の権利を失ってしまった。
 これでNo.22が2位に。3位には9番手スタートだったNo.6 Forum Eng.SC430(片岡龍也>ビヨン・ビルドハイム)が上がってくる。No.6は片岡が乗った序盤、No.8、No.25 ECLIPSE ADVAN SC430(織戸学>土屋武士)などをパス。ビルドハイムも好ペースを維持し、着実にポジションを上げていた。

 その後は上位陣に変動はなく、63周を終えてチェッカー。優勝はNo.18 TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史)。今季、5度のポールを奪いながら決勝では2位が最高だったが、ここでようやくシーズン初勝利を果たした。これで、ツインリンクもてぎではホンダNSXが7連勝となった。2位はNo.22 MOTUL AUTECH Z(ミハエル・クルム/松田次生)。3位はNo.6 Forum Eng.SC430(片岡龍也/ビヨン・ビルドハイム)。2台そろって第3戦以来の表彰台となった。
 ドライバーズ・ランキングトップのNo.8 ARTA NSXは12位でレースを終える。ラスト7周でファステストラップねらいのタイヤ交換を行うなど、全力を尽くしたがノーポイント。結果的にランキングトップは変わらないが、残り2戦厳しい戦いとなりそうだ。