9月9日、ツインリンクもてぎ(栃木県)で2007 AUTOBACS SUPER GT第7戦「MOTEGI GT300km RACE」の決勝レースが行われた。GT500はポールポジションのNo.18 TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)が勝利。GT300はNo.26 ユンケルパワータイサンポルシェ(谷口信輝/ドミニク・ファーンバッハ組)が優勝した。



決 勝 天候:晴 | コース:ドライ | 気温31度 | 路面温度43度

GT300 Class


No.43 ARTA Garaiya
 GT300クラスは、クラスポールのNo.43 ARTA Garaiya(新田守男>高木真一)を、2番手だったNo.26 ユンケルパワータイサンポルシェ(谷口信輝>ドミニク・ファーンバッハ)がスタートでパス。その後No.43は3番手スタートのNo.5クムホ プロμマッハ号320R(竹内浩典>玉中哲二)にもかわされる。このトップ3で最初にピットに戻ったのはNo.43だったが、ピットアウト後、GT500や周回遅れに出会うタイミングが悪く、ペースを上げられない。その後No.26がピットイン。こちらは給油量がNo.43より多く作業時間自体はやや長かったが、マージンを保ったままピットアウト。一方No.5はやや時間がかかって、No.43の先行を許す。これに対して、4番手につけていたNo.62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R(黒澤治樹>柴原眞介)はピット作業が早く、No.43とNo.5の前でコースに復帰することに成功した。これでトップ3はNo.26、No.62、No.43の順に。その後、この3台は間隔を保ったまま周回を重ね、フィニッシュを迎えた。


No.62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R
 優勝はNo.26 ユンケルパワータイサンポルシェ(谷口信輝/ドミニク・ファーンバッハ)。チーム・タイサンの優勝は2003年第4戦富士以来。千葉泰常総監督によれば、同チームにとってこれがSUPER GT/JGTC通算26勝目にあたるとのことだ。
 2位はNo.62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R(柴原眞介/黒澤治樹)、3位はNo.43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一)。この2チームは今回加算したポイントで、ドライバーズランキングでもNo.43が3位、No.62が4位に浮上している。
 ここまでシリーズランキングトップを守っていたNo.101 TOY STORY Racing apr MR-S(大嶋和也/石浦宏明)は、最後尾スタートから10台以上を抜く奮闘を見せたが、他車に接触された影響もあって入賞圏内には届かなかった。それでもファステストラップ・ポイントを加算する意地は見せたが、今回6位に入賞したNo.2 プリヴェKENZOアセット・紫電(高橋一穂/加藤寛規)に、ポイントリーダーの座を明け渡すことになった。