□公式予選1回目 天候：晴 | コース：ドライ | 気温：23度 | 路面温度：30度

　予選1回目は10時30分から。予定より10分遅れて始まった。この日もサーキットは好天に恵まれ、路面もドライ。開始時点での気温は23度、路面温度は30度だった。

　最初の20分間はGT300クラス専有。まずはNo.62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R（黒澤治樹）、No.2 プリヴェKENZOアセット・紫電（加藤寛規）が1分50秒台前半をマーク、上位を占める。これにNo.77 クスコDUNLOPスバルインプレッサ（山野哲也）、No.7 RE雨宮ADVAN RX-7（井入宏之）らがつづく。専有時間残り3分を切ってフェアレディZ勢が相次いでタイムアタック。No.46 宝山DUNLOP Z（佐々木孝太）が1分49秒557と、唯一1分50秒を切るレコードタイムをマークし、トップを奪う。No.13 エンドレスアドバン洗剤革命Z（影山正美）もNo.2を上回り、3番手タイムをマークする。GT500専有時間に入る直前、No.43 ARTA Garaiya（高木真一）が5番手までジャンプアップ。No.101 TOY STORY Racing apr MR-S（大嶋和也）も自己ベストタイムをマークするが、11番手まで。この時点でスーパーラップ進出を決められなかった。

　つづく20分間はGT500クラス専有。まずはNo.39 デンソーサードSC430（アンドレ・クート）が1分40秒900をマークし、これがとりあえずのターゲットタイムとなる。他のチームが本格的なタイムアタックに入ったのは専有時間残り6〜7分となってから。1分40秒台のタイムが次々とマークされる中で、No.22 MOTUL AUTECH Z（ミハエル・クルム）が従来のレコードを上回る1分40秒201をマーク。この後はレコードを上回るクルマが続出したが、その中でNo.38 ZENT CERUMO SC430（立川祐路）が唯一1分40秒を切り、1分39秒961というタイムでトップとなった。

　その後の20分間は両クラスの混走。各クラス専有の時間帯にトップ10に入れなかったチームはここで2セット目のニュータイヤを投入。スーパーラップ進出を図る。No.47 宝山DUNLOP Z（密山祥吾）はここでタイムアップするが11番手どまり。あと一歩届かなかったかと思われたが、No.77 クスコADVANスバルインプレッサの青木孝行が走行できず、予選通過基準タイムをクリアできなかったため、滑り込みで進出を決めた。No.77は9番手だったが、山野がベストタイムを更新した直後にコースアウトしてしまったのだ。

　この結果、GT500クラスはNo.38 ZENT CERUMO SC430（立川祐路）、No.100 RAYBRIG NSX（ドミニク・シュワガー）、No.22 MOTUL AUTECH Z（ミハエル・クルム）、No.8 ARTA NSX（伊藤大輔）、No.39 デンソーサードSC430（アンドレ・クート）、No.17 REAL NSX（金石年弘）、No.18 TAKATA童夢NSX（小暮卓史）、No.3 YellowHat YMSモバHO! TOMICA Z（柳田真孝）、No.32 EPSON NSX（ロイック・デュバル）、No.1 宝山TOM'S SC430（アンドレ・ロッテラー）の10台がスーパーラップ進出。No.23 XANAVI NISMO Z（リチャード・ライアン）は12番手で進出はならなかった。
　GT300クラスはNo.46宝山DUNLOP Z（佐々木孝太）、No.13 エンドレスアドバンZ（影山正美）、No.2 プリヴェKENZOアセット・紫電（加藤寛規）、No.43 ARTA Garaiya（高木真一）、No.7 RE雨宮ADVAN RX-7（井入宏之）、No.62 WILLCOM ADVAN VEMAC 408R（黒澤治樹）、No.19 ウェッズスポーツセリカ（関口雄飛）、No.31 DOUBLE HEAD apr MR-S（峰尾恭輔）、No.4 EBBRO 350R（田中哲也）、No.47 宝山DUNLOP Z（密山祥吾）の順でスーパーラップ進出を決めた。No.62は2番手に相当するタイムをマークしていたが、黄旗区間での追い越しがあったと判定され、ベストタイム抹消のペナルティ。これによって6番手に降格している。