2008 AUTOBACS SUPER GT開幕戦「SUZUKA GT 300km」決勝日となる3月16日、朝9時35分より30分間のフリー走行が行われた。


Free Practice

フリー走行 天候:晴 | コース:ドライ | 気温11度 | 路面温度17度

 決勝日朝のフリー走行は9時35分から。その前に10分間、観客を乗せたバスがGTマシンの間を縫って走る“サーキットサファリ”が行われた。天候は、前日につづき快晴。開始時点での気温は11度、路面温度は17度だった。

 ここでのメニューはセッティングの確認と、決勝で使うタイヤにいったん熱を入れること。決勝前の最後の走行のチャンスだけに、どのチームも真剣に取り組んでいた。
 中でも気合いが入っていたのがGT-R勢。No.23 XANAVI NISMO GT-Rは、サーキットサファリの時間帯からすでにトップタイムをマーク。その後も3度、4度とピットイン、ピットアウトを繰り返し、タイヤを換えたりドライバーを本山哲からブノワ・トレルイエに交代したりと、決勝に向けての準備に余念がなかった。ラップタイムも、唯一1分55秒を切って1分54秒825をマークしてみせた。予選ポールを奪ったNo.22 MOTUL AUTECH GT-Rがこれにつづき2番手。さらにNo.12 カルソニックIMPUL GT-R、No.3 Yellow Hat YMS TOMICA GT-Rが3〜4番手につづき、このセッションではGT-R勢がトップ4を独占した。
 これにつづく5番手はNo.18 TAKATA童夢NSX。6〜7番手にはNo.38 ZENT CERUMO SC430、No.36 PETRONAS TOM'S SC430の順でSC430勢がつけた。ここではGT-R勢の後塵を拝する格好になったNSX、SC430勢だが、はたして逆転に向けての秘策はあるのか。決勝での動向がおおいに気になるところだ。  なお、No.1 ARTA NSXは、伊沢拓也のドライブ中、ミッショントラブルでコースサイドにマシンを止めてしまった。

 GT300クラスではNo.7 ORC雨宮SGC-7の2分07秒417がトップタイム。2番手にはNo.95 ライトニングマックィーンapr MR-Sがつけた。予選ではスーパーラップ進出を逃してしまった新人コンビだが、決勝に向けてはまずまず手応えを得ているようだ。クラスポールのNo.2 プリヴェKENZOアセット・紫電は、おもに高橋一穂が走行していたが、終盤、加藤寛規に交代して5番手タイムをマーク。決勝でもトップ争いの主役になることは間違いなさそうだ。また、3番手につけたNo.46 MOLAレオパレスZ、4番手のNo.77 クスコDUNLOPスバルインプレッサなども上位争いをおもしろくしてくれそう。こちらのクラスは、GT500クラス以上に先の読めない状況になっている。
 なお、基準タイムのクリアが決勝出走の条件になっていたNo.87アクティオガイヤルドRG-3、No.88 DGRQガイヤルドRG-3の2台は、ここでも十分なタイムをマークすることができなかった。このため決勝では、グリッドに並べることは許可されたが、出走はできないことになった。


No.7 ORC雨宮SGC-7

ブノワ・トレルイエ/No.23 XANAVI NISMO GT-R(GT500クラストップタイム)
クルマのセットアップは、朝のコンディションの中ではすごく良かった。でも問題は、朝は気温も路面温度も低かったこと。午後はどうなるかわからないから、それに備えて仕事を進めていた。だから多分大丈夫だと思うけどね。他がどんなタイヤを選んでいるかはわからないけど、GT-Rはみんなかなりソフトなタイヤを選んでいるんだ。だから、予選一発はいいんだけど、レースではどうなるか。とにかくタイヤを保たせるように、ベストを尽くすよ。スタートは僕が担当すると思うけど、とにかくレースをフィニッシュして表彰台に上ることが目標。ニスモの2台と、できればカルソニックと、3台で表彰台に上れれば、GT-Rのカムバックレースとしてはとてもいいと思う
井入宏之/No.7 ORC雨宮SGC-7(GT300クラストップタイム)
やりたいことがいろいろあったので試してみました。他車に比べてもまずまず良かったと思いますよ。暖かくなってタイヤ的には厳しくなるけど、みんな条件は同じだから、それなりに気持ちを切り替えて走るだけ。なんとかなるでしょう。鈴鹿ということの秘策があるかって? やっぱり(RX-7は)燃費が悪いからピット作業に時間がかかるので、その時短に工夫していこうかな、と。まぁ、楽しんでやっていれば結果はついてくると思います。がんばります!