GT500 クラス | ポールポジション

ブノワ・トレルイエ

とてもいい気分ですね。いいスーパーラップができました。まず、タイヤのウォームアップが上手くいきました。タイヤのチョイスがよく、ライバルたちに比べてタイヤの温まりが早かった。それがアドバンテージになり、スーパーラップに自信を持って挑めました。他のクルマがタイヤを温めるのに3、4ラップ必要なのに対して、僕らは1、2ラップでタイムが出せる状況でした。これがポールポジション獲得の一番の理由だと思います。
　クルマ自体はそれほどいじってきたわけではありません。セッティングは午前からほとんど変えていませんが、グリップも良くて、フィーリングも非常に良かった。チームのスタッフに感謝したいです。
　開幕戦（のスーパーラップ前）は緊張してしまったけど、今回は『6位でも4位でもいいなぁ』とリラックスして臨んだんです。それが良かったのかな（笑）。予想以上にいい結果が出たのは、やはりタイヤのおかげだと思います

本山　哲

正直に言って、岡山に来る前は7位でも9位でも、とにかくスーパーラップに進出できれば上出来だと思っていました。でも、昨日、走り始めてから、クルマのセットアップで、重いウエイト（ハンデ）を積んでいても、いい感じのセッティングが見えてきたんです。それと（ポール獲得の）大きな要因は、ブノワの言うように、タイヤ選択、それがすごく良かった。それとウォームアップ。これは選んだタイヤも良かったし、セッティングも、ブノアの温め方も良かった。すべてが僕らにとって良い方に向いていたんじゃないかなと思います。
　決勝レースでは、上位にいるクルマは強いと思う。それに一周の走り以上に、レースでは重いウエイトハンデが、タイヤ、ブレーキ、すべてにおいて効いてきます。表彰台に乗れることができれば、すごいことだと思います。それに挑戦します

GT300 クラス | ポールポジション

新田守男

今年、ニューカーになって、正直こんなに早くポールポジションが獲れる状況になるとは思いませんでした。（ポール獲得は）ミシュランのタイヤが良かったのと、鈴鹿ではいまいち上手くいかなかったセッティングが、岡山に入って良い方向が見つかったから。思ったより早い段階で（タイヤとクルマが）マッチングしたかな。路面温度が午前中と午後ではずいぶん違って、午前中の低い路温では心配な要素がいっぱいあったんですが、午後は上手くマッチングしました。それと、同じミシュランを履いているZ（46号車）がたまたまミスをしてタイムが伸びなかったこともあるから、大手を振って喜べるポールじゃないですね。
　決勝の強敵と言えば、Z（46、81号車）。それにインプレッサ。昨年からかなりパフォーマンスが上がってますから。予選上位5、6台はいつ（自分たちより）前に出てもおかしくないと思ってますから、油断できません。でも、今までやってきたような、ボクたちらしいレースができれば、トップを獲れるんじゃないかと思います。
　あと、久々に亜久里さん（鈴木ARTA総監督）が来ているので、ポールが獲れて良かったな、と（笑）。決勝もがんばります。

高木真一

ポールに関してですが、昨日の感じでは獲れると思っていませんでした。本当にノーミスできっちりまとめた新田さんのがんばりの成果だと思います。それと、今回はミシュランが非常に良いタイヤを持ってきてくれました。同じミシュランの46号車も良いタイムを出していますし、僕が担当しているロング走行でもいいデータが取れてます。それだけに決勝はZ（46号車）との戦いになるのかな。それと、岡山はいろいろとアクシデントが起こるサーキットですので、その辺は気を付けていきたいと思っています。
　新型の仕上がりですか? （開幕前の）テストも開幕戦も雨が多くて、ボクが乗っている周回はすごく少なかった。ボク自身、ニューガライヤにどういうクセがあるのか、ロング走行をしたらどういう事が起こるのか、そういうことを含めてまだわからない部分がいっぱいあります。そんな中ですけど、タイヤが大きくなって、扁平率が上がっているんですが、それで乗りやすくなったし、キャパシティが大きくなったと思います。シビアさがなくなったので、ちょっとしたミスはごまかせる。そういうフィーリングはありますね。