□SUPER LAP／公式予選2回目 天候：雨 ｜ コース：ウェット

　予選2回目は、14時40分より行われる予定だったが、昨晩から降り続く雨の勢いは衰えるどころか、時折スコールのようにサーキットに降り注いだ。直前に行なわれたF4レースで多数のコースアウト車両が出るなど、走行が危険な状況となる。
　インターバルにはSUPER GTドライビング・スタンダード・オブザーバーの服部尚貴氏がセーフティカーでコースを視察し、ドライバーの視点から状況を確認。その後、関係者を集めた緊急ミーティングが行なわれた。結果、大会審査委員会は15時15分にスーパーラップの中止を決定した。
　予選2回目の実施は、天候の回復を待って16時20分まで延期されたが、こちらも残念ながら中止されることとなった。

　この結果、予選順位は1回目の結果に基づいて決定され、GT500クラスの予選1位はRAYBRIG NSXとなった。しかし、このマシンは金曜日にトラブルを発生したエンジンを交換しているため、SUPER GTの規定にしたがって、決勝レースのスタート位置は10番下げられ、11番手スタートとなる。
　このため、ポールポジションからは予選1回目で2番手のタイムを出したMOTUL AUTECH GT-R（タイムはミハエル・クルムが記録）がスタートすることになった。
　なお、予選1回目に、3人のドライバーのうちの1人が基準タイムをクリアしていないチームについては、決勝日朝のフリー走行でこのドライバーが基準タイムをクリアすれば、予選1回目の順位がそのまま決勝グリッドとなる。フリー走行は、決勝日朝の8時30分から、当初予定より10分間長い9時10分まで行なわれる。

No.22 MOTUL AUTECH GT-R

　午後のスケジュールが完全に中止になった16時25分。雨の中で長時間待っていた観客に対し、服部尚貴氏から状況の説明、坂東正明GTA代表からお詫びと感謝のあいさつが行なわれた。さらにその後、ここまで待ってくれた観客に対して、本コース上でチーム監督による握手会も行なわれ、GTキッズウォークも予定通り開催された。