3月21日午後、2009 AUTOBACS SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の公式予選が行なわれた。スーパーラップ方式の予選でポールポジションを獲得したのはNo.38 ZENT CERUMO SC430の立川祐路。GT300クラスはNo.11 JIMGAINER ADVAN F430の田中哲也がクラスポールを奪った。
□公式予選1回目 天候:晴 | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始時:8℃/13℃ 終了時:10℃/16℃
□スーパーラップ 天候:晴 | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始時:17℃/28℃ 終了時:18℃/27℃
予選は13時15分から1回目が行なわれた。ここで各クラスの上位8台が、その後に行なわれるスーパーラップに進出。スーパーラップは、14時45分からGT300クラス、15時15分からGT500クラスというスケジュールで行なわれた。
GT500クラスのスーパーラップでは、予選1回目にもトップだったNo.38 ZENT CERUMO SC430の立川祐路が1分24秒069をマーク。他にこれを上回る車両はなく、ポールポジションを確定した。立川のポールは、2007年の第8戦オートポリス以来、通算14回目。自身の持つ最多記録を更新した。
2番手にNo.35 KRAFT SC430(石浦宏明)をはさんで、3番手はNo.24 HIS ADVAN KONDO GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)。GT-R勢で唯一のスーパーラップ進出となった同チームが意地を見せた。
他のGT-R勢は、予選1回目の終盤にコースアウト車両があり、黄旗が提示された影響でタイムアタックのタイミングを逸し、スーパーラップ進出を逃してしまった。これらチームの決勝スターティンググリッドは予選1回目の結果により、No.1 MOTUL AUTECH GT-Rは9番手、No.12 IMPULカルソニックGT-Rは10番手となった。ただし、スーパーラップ進出車両はスーパーラップで使用したタイヤでのスタートが義務づけられているのに対し、それを逃した車両は新品タイヤの装着が可能。このポジションからの巻き返しを狙う。
一方、予選1回目に2番手だったNo.36 PETRONAS TOM'S SC430は、スーパーラップでアンドレ・ロッテラーがアタックする直前、タイヤにトラブルを発生。ノータイムに終わり、8番手グリッドとなった。
NSX勢は5台中4台がスーパーラップに進出。GT-R勢の不運に助けられた面もあるが、事前テストで苦戦が伝えられた状況から、短期間で態勢を立て直してみせた。
なお、No.39 DUNLOP SARD SC430は、予選1回目にミッショントラブルが発生。平手晃平が2周したのみで、アンドレ・クートは走行できなかった。
また、No.21 ASTON MARTIN赤坂DBR9は、土屋武士が14番手に相当するタイムをマークしたが、都筑晶裕が予選通過基準タイムをクリアできなかった。
GT300クラスでは、予選1回目に4番手だったNo.11 JIMGAINER ADVAN F430の田中哲也が、スーパーラップで1分31秒860をマーク。フェラーリF430にポールポジションをもたらした。
予選1回目にトップだったNo.19 ウェッズスポーツIS350(織戸学)は1分31秒964で2番手。昨年のチャンピオン、No.46 エスロードMOLA Z(星野一樹)は7番手。ニューマシン、No.74 COROLLA Axio apr GT(井口卓人)は8番手だった。
No.808初音ミクStudie GLAD BMW Z4は予選通過基準タイムをクリアできなかった。