GT500 クラス | ポールポジション

立川祐路

今回、予選は（ポールを）狙っていました。去年は1回もポールを獲ることができず、ボクとしては満足できなかったので、今年は開幕から“獲る！”という意気込みで臨みました。テストから（クルマの調子が）良くて、今回も走り出しからタイムが出ていました。ボクがスーパーラップに出て行く直前に石浦（No.35 KRAFT SC430）がアタックしたんですけど、彼がすばらしいタイムを出したので、かなりプレッシャーもありました。正直、（ポールは）いけるかどうかという感じだったんですけど、クルマも良くて、なんとか獲ることができました。
　クルマは、去年よりトレッドなどが広がっていて、いままで乗るのが難しい部分があったのですが、そこはマイルドに乗りやすくなっています。そこが安定して速いということにつながっていると思います。ただ、ダウンフォースが、とくにフロントが減っているので、曲がらないとかいう部分はありました。でも、それもテストの段階で解決もできていたし、いまの時点では完璧に近いくらいに仕上がったと思います。
　決勝は天気によって展開が変わると思いますが、ポールを獲ったので、あとは天候の読みだけは外さないように、そのまま逃げきるのが理想。たぶんリチャードがスタートだと思いますが、ウェットでもドライでも、逃げてくれるでしょう

リチャード・ライアン

予選でポールを獲れたというのは、チームにとって、ずっと待っていた結果なので、みんなよろこんでいると思います。ボクもよろこんでいます。フロントローからスタートするということは大事なことですから。決勝のことは明日になってから考えたいと思いますが、まずはいいスタートを切って、それからはプッシュしつづけていきたいと思います

GT300 クラス | ポールポジション

田中哲也

前のクルマは童夢の設計だったんですが、今回はジムゲイナーが設計・製作した初めてのクルマ。去年の12月くらいにシェイクダウンを済ませてから、メカニックは、ここ数ヶ月はずっと休みなく、すごく努力をしていたんです。そのクルマでポールを獲れて、オーナーをはじめ、がんばってくれたメカニック、スタッフのみんなに感謝しています。正直、ポールを獲れるという自信はなかったんですけど、クルマがいい仕上がりをしていたので、スーパーラップはいいアタックができて、走り終わった時点で“ひょっとしたら”とは思いました。
　決勝では、チーム全体の士気を高めるためにも優勝を目指します。ドライバーは、ボクも平中も思い切り走って、いいレースができたらいいな、と思います

平中克幸

ボクも12月くらいからテストをさせてもらったのですが、最初に乗ったときから、しっかりしたクルマという印象でした。ボクは去年GT500に乗っていたのですが、それに近いというか、印象がよかったです。テストでも、新車だったのでドタバタした部分もあったんですけど、それなりに順調に走れました。今回、ボクはアタックではなかったので哲也さんを信じて待っているだけだったんですけど、ポールを獲れて、うれしかったです。
　決勝では、（去年はGT500だったが）05年にGT300に乗った経験もあるので、両方の経験を生かしていきたいです