SUPER GTの公式テスト2日目(最終日)が、3月8日、前日に引き続き岡山国際サーキット(岡山県)で行なわれた。この日のトップタイムはGT500クラスがNo.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路)の1分25秒520、GT300クラスはNo.43 ARTA Garaiya(新田守男)の1分32秒544。2日間のトータルでも、この2台が各クラスのトップとなった。
□セッション3 09:00〜11:00 気温/路面温度 開始時:7℃/9℃|終了時:12℃/19℃
□セッション4 14:00〜16:00 気温/路面温度 開始時:15℃/25℃|終了時:15℃/25℃
No.6 ENEOS SC430
この日の走行も、1日目と同じく午前中に2時間と午後2時間の2回。午前中は9時から11時まで、午後は14時10分から16時30分までというスケジュールだった。
上空は雲に覆われ、朝のうちはやや肌寒さが感じられたが、風は弱く穏やかな天候。ときおり陽が差す場面もあり、まずまずのテスト日和となった。日曜日とあって、スタンドには熱心なファンが多数詰め掛けていた。
GT500クラスは、1回目の走行ではNo.38 ZENT CERUMO SC430の1分25秒520がトップタイムをマークした。これは昨日のトップ、No.24 HIS ADVAN KONDO GT-Rを上回るタイム。2番手にはNo.6 ENEOS SC430が続いた。前日はGT-R勢がまず先行したが、このセッションではSC430勢の動きが目立った。
No.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
一方、昨日2番手タイムをマークしていたNo.1 MOTUL AUTECH GT-Rは、走行中に他車との接触があり、左前フェンダーを破損して戻ってくるシーンも。さいわい大きなダメージはなかったようだが、早くもヒートアップしている様子をうかがわせた。
2回目の走行ではロングランのテストを行なうチームが多かったのか、タイムは午前中を下回った。その中でのトップはNo.12 IMPULカルソニックGT-Rで、1分25秒984だった。
前日、やや苦戦気味だったNSX勢では、No.18 ROCK STAR童夢NSXが2回目にマークした1分26秒142がこの日の最速だった。
GT300クラスは、1回目にはNo.43 ARTA Garaiyaが1分32秒544を出しトップ。2回目にはNo.19 ウェッズスポーツIS350が最速となったが、タイムは1回目のNo.43にはわずかに及ばなかった。No.43 Garaiyaは昨年の岡山戦で勝利しており、今年も優勝候補筆頭といえそうだ。
また、フェアレディZからフェラーリF430にマシンをスイッチし注目を集めているTEAM DAISHINのNo.81 ダイシンアドバンFerrariは順調に周回を重ね、自己最速は1分33秒672をマーク(クラス総合10番手)。一方、今季からエンジンをポルシェ製水平対向6気筒に換装したNo.5 マッハGOGOGO車検320Rマッハ号は、今回がシェイクダウンということで、今後の熟成に期待がかかる。なお、ARKTECH のNo.110 BOXSTERは昨日午前にハブを破損し、以後の走行をキャンセルしている。
(総入場者数:4900人)