4月19日、2009 AUTOBACS SUPER GT第2戦「KEIHIN SUZUKA 2&4 RACE」は鈴鹿サーキット(三重県)で決勝日を迎えた。決勝日朝のフリー走行が、8時50分から30分間行なわれた。
□フリー走行 天候:晴 | コース:ドライ | 気温22度 | 路面温度27度
GT500クラスでは、No.6 ENEOS SC430(ビヨン・ビルドハイム)がこのセッションでのトップタイム、1分55秒615をマークした。予選では1分54秒750というタイムで10番手に留まったが、決勝に向けてはいい手応えをつかんだのか。このグリッドからどこまで追い上げられるか、注目される。
2番手はNo.12 IMPULカルソニックGT-R(松田次生)、3番手No.38 ZENT CERUMO SC430(リチャード・ライアン)と予選でも上位だったチームが続いたが、4番手にはNo.39 DULOP SARD SC430(アンドレ・クート)が入った。予選ではクラス最下位に留まったが、決勝に向けてのセッティングはうまくいっているようだ。
ポールを奪ったNo.1 MOTUL AUTECH GT-Rはブノワ・トレルイエが1分55秒859をマークし、5番手。本山哲はこのセッションの前半に走り、1分56秒台のタイムだった。二人ともにラップタイムは安定しており、決勝に向けて準備は万端といったところだ。
NSX勢では、No.32 EPSON NSX(ロイック・デュバル)の1分56秒398がこのセッションでの最上位。ライバルが1分55秒台のベストタイムを記録する中、1分56秒台に留まっているのがやや気になるところだが、平均ラップでは他のNSX勢も含めてあまり差はなく、決勝ではコンスタントに追い上げてくることが期待される。
GT300クラスでは、No.81 ダイシンアドバンFerrari(藤井誠暢)が2分06秒651をマークし、このセッションでのトップ。No.2 プリヴェ アップル紫電(加藤寛規)、No.7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7(折目遼)、No.46 エスロードMOLA Z(星野一樹)の3台が、2分07秒台のタイムで2〜4番手に並んだ。No.7とNo.46は二人のドライバーとも2分07秒台をマークしており、決勝でもハイペースで追い上げてきそうだ。
一方、予選ポールだったNo.33 HANKOOK PORSCHEは影山正美しか走らず、2分09秒台で13番手に留まった。チームは「ちょっと気になるところがあったので…」と言葉を濁したが、その後のサーキットサファリの時間帯には木下みつひろも走行。決勝に向けては問題は解消されたようだ。
また、練習走行中にクラッシュしてしまったNo.66 tiple a ムルシェRG-1はマシンを修復。このセッションでは余郷敦が9番手タイムをマークしている。キム・ハンボンの予選タイムが抹消となったNo.110 KUMHO“ARKTECH SG-1”もこのセッションでは問題なく走行。2台とも決勝への出走が認められた。
一方、エンジントラブルで予選を走れなかったNo.808 初音ミクStudie GLAD BMW Z4は、このセッションでも走行しなかった。