□公式予選1回目 天候：晴 ｜ コース：ドライ ｜ 気温／路面温度  開始時：21℃／30℃　終了時：20℃／36℃
□スーパーラップ 天候：晴 ｜ コース：ドライ ｜ 気温／路面温度  開始時：20℃／30℃　終了時：19℃／30℃

　GT500クラスでポールを奪ったNo.1 MOTUL AUTECH GT-Rは、今回、ブノワ・トレルイエに代わって本山哲がタイムアタック役を務めた。予選1回目はNo.38 ZENT CERUMO SC430（立川祐路）に次ぐ2番手だったが、スーパーラップでは最終セクターこそライバルに遅れを取ったものの、そこまでに築いたマージンが大きく、最終的にNo.38 立川を0.246秒上回った。同チームのポールは昨年の第8戦オートポリス以来。本山自身は03年第1戦TI（現・岡山国際）以来となる。
　予選1回目にトップだったNo.38 立川は、No.1 本山以外のライバルをすべてのセクターで上回ったが、本山のタイムには届かなかった。
　3番手はNo.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-R（ロニー・クインタレッリ）。ミシュランタイヤにスイッチして2戦目で、早くも手応えをつかんだ。4番手にはNO.36 PETRONAS TOM'S SC430（アンドレ・ロッテラー）、5番手にはNo.12 IMPULカルソニックGT-R（松田次生）とSC430勢、GT-R勢が交互に並び、6番手No.17 KEIHIN NSX（金石年弘）がNSX勢の最上位だった。
　予選1回目には、午前の練習走行と同じくNo.38 ZENT CERUMO SC430（立川祐路）がトップタイムをマーク。No.1 MOTUL AUTECH GT-R（本山哲）がこれに続いた。NSX勢では、No.17 KEIHIN NSX（金石年弘）の5番手が最上位だった。

　GT300クラスでポールを奪ったNo.33 HANKOOK PORSCHE（影山正美）は予選1回目にもトップ。直線スピードの速さが強調されるポルシェだが、この日はコーナーでも速く、すべてのセクターでライバルを大きく上回った。最終的に、2番手につけた差は1.5秒以上あった。同チームのポールは初。ハンコックタイヤのポールも初となる。影山のポールは07年開幕戦鈴鹿以来。
　2番手はNo.81 ダイシンアドバンFerrari（青木孝行）。このクルマはSUPER GTには今年デビューだが、2戦目にして上昇気運に乗ってきたようだ。
　3番手No.7 M7 MUTIARA MOTORS SGC 7（谷口信輝）は、予選1回目7番手から五つポジションアップ。上々の結果だが、谷口は自身のドライビングミスに納得がいかなかったようで、終了後はやや悔しそうな表情を見せていた。

　なお、No.10 JIMGAINER ADVAN F360（川口正敬）は予選1回目にコースアウト。マシンを破損してしまったため、その後の出走はかなわなかった。
　また、No.66 triple aムルシェRG-1は午前中の練習走行でクラッシュ。No.808 初音ミクStudie GLAD BMW Z4はエンジントラブルが発生し、ともに予選に出走できなかった。
　No.110 KUMHO“ARKTECH SG-1”（キム・ハンボン）は、No.43 ARTA Garaiyaと接触した行為が規則違反となり、予選タイムを抹消された。