2009 AUTOBACS SUPER GT第2戦「KEIHIN SUZUKA 2&4 RACE」の決勝レースが、4月19日、鈴鹿サーキット(三重県)で行われた。GT500クラスはNo.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/リチャード・ライアン)が優勝。GT300クラスはNo.33 HANKOOK PORSCHE(木下みつひろ/影山正美)が優勝を果たした。


GT300 Class

決 勝 天候:晴 | コース:ドライ | 気温23度 | 路面温度38度



 GT300クラスは、ポールスタートのNo.33 HANKOOK PORSCHEが序盤から独走。スタートドライバーの影山正美は10周足らずで5秒以上のマージンを築く。その後も、直線スピードの速さを利してその差を広げていき、20周を過ぎるころにはほぼセーフティマージンを稼ぎ出していた。
 No.33のピットインは23周を終えた時点とやや早め、しかも作業には35秒と少し時間がかかったが、それまでに築いたマージンが大きく、木下みつひろも実質トップを譲ることなくコースに復帰。その後、30周で全チームのピット作業が終わると、ラップチャート上でもトップを取り戻した。


No.7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
 終盤、GT500クラスでは多重クラッシュが発生するなど波乱があったが、GT300クラスの上位に順位の変動はなくフィニッシュ。No.33 HANKOOK PORSCHE(木下みつひろ/影山正美)が優勝を遂げた。
 同チームの優勝は初。ハンコックタイヤの優勝も初。木下にとっては05年開幕戦岡山以来、通算3勝目。影山はGT500クラスも含めた通算で10勝目。GT300クラスでは3勝目となる。


No.46 エスロード MOLA Z
 2位はNo.7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7(谷口信輝/折目遼)。3番手グリッドからスタート、谷口がドライブした前半は、直線の速いNo.81 ダイシンアドバンFerrari(藤井誠暢)に徐々に引き離される苦しい展開となったが、タイヤ無交換という思いきった作戦でピット作業時間を短縮。対するNo.81はピット作業に1分以上の時間を要し、青木孝行に交代して出ていったときには大きくポジションを落としていた。後半を担当した折目は、磨耗の進んだタイヤでもペースを乱すことなく走行。きっちりと最後まで走りきって、開幕戦の3位に続く連続表彰台をゲットした。
 3位はNo.46 エスロードMOLA Z(星野一樹>柳田真孝)。5番手グリッドからスタート、前方にいたNo.2 プリヴェ アップル紫電(吉本大樹>加藤寛規)がピットスタートとなる幸運も味方し、今季初の表彰台を得た。