GT500 クラス | ポールポジション

No.1 MOTUL AUTECH GT-R

本山 哲
ポールポジションは僕にとって驚きの結果でした。(予選1回目から)路面のコンディションが変わったのが、僕らにとって良かったのだと思います。そして、いいクルマを作ってくれたチームに感謝したいです。(スーパーラップを)走り終わった後には、正直言って3番手くらいかなという気持ちでした。ピットに帰る途中で見たモニターで(後から走る車両が)タイムを更新できないのを見て、最後の2台はピットでブノワとチームのみんなと見たんですけど、本当に(ポール獲得を)願う気持ちでした。  今回、僕らのクルマにはエアコンが搭載されています。レーシングカーでエアコンというのは新しい試みです。クールスーツより涼しいし、ドライビングの環境という意味ではすごく良くなっています。決勝では、今日以上の武器になると思います。SUPER GTの行われるサーキットの中でセパンは比較的重量への影響が低いサーキットなんで、ウェイトハンデ40kgを積んでも(優勝の)チャンスはあると思います。
 今回3連続のポールと言うことで、もっと多くと期待されるかもしれませんが、そこは目指しません。ポールを獲るということは、ドライバーもチームも、スポンサーやファンもうれしいことだと思います。でも、いちばん重要なのはレースの結果です。レースの結果を目指してクルマのセットアップやタイヤ選択、戦略を詰めていかなければいけません。ですから、僕は(ポールを狙うことだけを)考えてはいないです
ブノワ・トレルイエ
今日は、本当にやることがなくて暇でしたね(笑)。午前の走行で雨が降ったときに走って、明日の決勝も雨の可能性があるので、コースのどこが危ないのかとか、いろいろとチェックしながら走りました。予選1回目で走れたのは本当に2周くらいですが、1回のアタックで基準タイムをクリアできた。あとはチームメイトにクルマを渡せば、いい結果を出してくれると思いました。そして、本山さんも言ってましたが、メカニック、エンジニアがクルマを非常に良くセットアップしてくれた。それがあって、ポールポジションが獲れたのだと思います。
 先週のル・マンでクラッシュしたことを心配してくれる人がいますが、身体は全然大丈夫ですよ。問題なのは頭だけかな(笑)。僕はクラッシュを多く経験してますから、こういうコトに慣れてますし。先週のことは忘れて、もう今はSUPER GTモードに切り替えてがんばります

GT300 クラス | ポールポジション

No.46 エスロードMOLA Z

柳田真孝
午前中の雨のときからセットをいろいろ合わせてきているんですが、(予選1回目に)ドライで走り始めたときは、路面が全然できていなかったので、クルマをちょっとずつ合わせこんでいきました。その中でどんどん路面ができていって、最後にニュータイヤでアタックしたんです。そこから(スーパーラップに向けて)またさらにクルマをアジャストしました。路温も上がっていったぶん、どんどんタイムも上がりましたね。それに僕たちもうまく合わせこんでいったという感じです。(星野)一樹さんとセットの方向などを試しつつやってるんですが、それがうまくいい方向にいきました。
 予選1回目では、自分たちの当面のライバルになるであろう紫電(No.2 I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden)と少し差が出ていたのが気になってました。この時点でアンダーステアが強かったので、それをスーパーラップに向けてアジャストしました。僕自身のアタックも良かったし、タイムを見ても紫電との差が縮まったのでうれしいですね。今回こそ(優勝を)狙っていきますよ
※このコメントは記者会見とは別途取材したものです。ご了承ください。