□公式予選1回目 天候：晴 ｜ コース：ドライ ｜ 気温／路面温度  30℃／40℃
□スーパーラップ 天候：晴 ｜ コース：ドライ ｜ 気温／路面温度  29℃／37℃

　GT500クラスでポールポジションを奪ったNo.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-R（ロニー･クインタレッリ）は、予選1回目にもトップ。スーパーラップでは最後に出走し、1分16秒248をたたき出した。これは2番手を0.537秒も引き離すタイム。クインタレッリにとっては自身初のポールとなる。前戦セパンでは予選2番手から優勝した同チームだが、今回はポールから2連勝となるのか。まずは決勝スタートが注目される。

　2番手となったのはNo.6 ENEOS SC430（伊藤大輔）。1分16秒785は、No.3 クインタレッリからは引き離されたが、1分16秒台をマークしたのはこの2台だけで、3番手は0.447秒上回った。今シーズンこれまで、練習走行では好タイムをマークしながら予選ではいまひとつ歯車が噛み合わなかった同チームだが、ここへきてようやく本来の力を発揮できるところまでこぎつけたようだ。
　3番手はNo.24 HIS ADVAN KONDO GT-R（ジョアオ･パオロ･デ･オリベイラ）。現在ランキングトップで74kgのウェイトハンデを課されているが、それをものともしないデ･オリベイラのアタックはみごと。ADVANタイヤもそれに応えた。
　4番手にはNo.1 MOTUL AUTECH GT-R（本山哲）が続き、5番手のNo.18 ROCKSTAR童夢NSX（小暮卓史）がNSX勢の最上位。この予選では、NSX勢はスーパーラップに1台しか残れないという不振に終わってしまったが、決勝での巻き返しはなるだろうか。

　GT300クラスのポールを奪ったNo.81 ダイシンアドバンFerrari（青木孝行）は予選1回目には2番手。だが、スーパーラップでは1回目の自身のタイムを0.9秒以上も上回り、クラス唯一1分23秒台に入る1分23秒435をたたき出した。
　2番手となったNo.33 HANKOOK PORSCHE（影山正美）は、予選1回目にはトップタイム。スーパーラップでは1回目の自身のタイムは上回ったものの、1分24秒150で、No.81 青木には0.715秒離されてしまった。
　3番手はNo.43 ARTA Garaiya（高木真一）。84kgのウェイトハンデを含めてトータル1354kgに達する車重でのこのタイムは、ドライバー、タイヤメーカーを含めた総合力の高さを示すものといえるだろう。はたして決勝でもその力を示すことができるだろうか。
　なお、No.808 初音ミクStudie GLAD BMW Z4は田ヶ原章蔵が予選通過基準タイムに届かず、決勝への出走は、決勝日朝のフリー走行後に判断されることになった。

　13時35分から行なわれた予選1回目では、GT500クラスはNo.3 クインタレッリ、No.6 伊藤に続き、No.35 KRAFT SC430（石浦宏明）が1分17秒261で3番手だった。午前中の練習走行でトップタイムをマークしていたNo.12 IMPULカルソニックGT-Rは10番手に留まり、スーパーラップ進出を逃してしまった。
　GT300クラスではNo.33 影山が1分24秒292でトップ。No.81 青木が1分24秒383で2番手、No.43 高木が1分24秒701で3番手だった。