□フリー走行 天候：晴 ｜ コース：ドライ ｜ 気温33℃ ｜ 路面温度46℃

　決勝日は朝から晴天。強い日差しに、気温、路面温度とも上昇した。ただ、曇天だった前日よりも湿度は低く、からっとした暑さになっている。
　今回の決勝は通常より長い700km。ピットインは3回以上が義務づけられており、どういうタイミングで何回行うかがひとつのキーポイントとなる。均等に4スティントに分ける形がオーソドックスな作戦と思われるが、チームによっては燃料を少なめにし、ソフトタイヤでラップタイムを上げるショートスティントをはさんでくるところがあるかもしれない。朝のセッションでは、そうした作戦をにらんで、セッティングとタイヤの最終確認に、各チーム余念がなかった。
　GT500クラスのトップタイムはNo.8 ARTA NSX（ラルフ・ファーマン）の1分57秒985。このセッションで唯一の1分57秒台で、2番手を0.2秒以上引き離した。その2番手タイムをマークしたのはNo.35 KRAFT SC430。予選では初のポールポジションを獲得、決勝でも初優勝を狙う若手コンビだが、決勝に向けての準備は整った、というところだろうか。
　3番手No.24 HIS ADVAN KONDO GT-RがGT-R勢の最上位。予選10番手から、長丁場のレースでの逆転を狙っている。
　ランキングトップ、予選では12番手に留まったNo.1 MOTUL AUTECH GT-Rは、このセッションでは11番手だった。

　GT300クラスではNo.66 triple aムルシェRG-1の2分09秒371がトップタイム。予選でトップタイムをマークしながらペナルティでタイム抹消されてしまった同チームだが、決勝でのリベンジに燃えている。
　2番手はNo.11 JIMGAINER ADVAN F430。3番手にはNo.46 エスロードMOLA Zがつけたが、柳田真孝が走行中、右後輪がパンク。スロー走行でピットに戻るシーンも見られた。
　前日、駆動系のトラブルから失火したNo.62 R&D SPORT LEGACY B4は、このセッションでは走行することができなかった。

　フリー走行終了後、SUPER GTサーキットサファリが15分間行なわれた。