10月17日午後、2009 AUTOBACS SUPER GT第8戦「SUPER GT in KYUSHU 300km」の公式予選がオートポリス(大分県)で行なわれた。スーパーラップ方式の予選でポールポジションを獲得したのはNo.38 ZENT CERUMO SC430の立川祐路。GT300クラスはNo.43 ARTA Garaiyaの高木真一がクラスポールを奪った。

公式予選1回目 天候:曇 | コース:ドライ | 気温/路面温度  17度/19度
スーパーラップ 天候:曇 | コース:ドライ | 気温/路面温度  17度/19度


 12時40分からの公式予選1回目はドライコンディションで行なわれた。10分間のGT500クラス専有時間帯は激しいタイムアタック合戦となったが、その中でNo.6 ENEOS SC430(伊藤大輔)が午前中の練習走行につづきトップタイムをマーク。No.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路)が2番手。以下、No.12 IMPULカルソニックGT-R(松田次生)、No.35 KRAFT SC430(大嶋和也)、No.36 PETRONAS TOM'S SC430(アンドレ・ロッテラー)、No.1 MOTUL AUTECH GT-R(ブノワ・トレルイエ)、No.100 RAYBRIG NSX(井出有治)、No.8 ARTA NSX(ラルフ・ファーマン)の8台がスーパーラップ進出を果たした。

 GT500クラスのスーパーラップは15時11分から行なわれた。ラップタイムは全体に上がり、上位は1分41秒台の争いに。その中で、7番目に出走したNo.38立川はセクター2(2コーナー先〜第2ヘアピン手前)の区間タイムこそトップではなかったが、セクター1、セクター3で他を上回り、1分41秒609をマーク。No.12 IMPULカルソニックGT-R(松田次生)の1分41秒646を0.037秒上回り、ポールポジションを獲得した。
 立川のポールは開幕戦岡山以来、通算15回目。オートポリスでは通算4回目。SC430勢としても開幕戦以来となる。
 No.38 立川の後に走ったNo.6 伊藤は自身の予選1回目のタイムを上回ることができず、5番手にダウン。No.12 松田に続く3番手はNo.1 MOTUL AUTECH GT-R(ブノワ・トレルイエ)、4番手No.36 PETRONAS TOM'S SC430(アンドレ・ロッテラー)となった。
 ランキング3番手のNo.8 ARTA NSX(ラルフ・ファーマン)は6番手。NSX勢では最上位だが、タイトル争いのライバル、No.1およびNo.36より後方からのスタートとなった。


No.12 IMPUL カルソニック GT-R

No.1 MOTUL AUTECH GT-R



No.43 ARTA Garaiya

 GT300クラスでポールを奪ったNo.43 ARTA Garaiya(高木真一)は、予選1回目にNo.81 ダイシンアドバンFerrari(青木孝行)との激しい争いを制し、暫定トップ。スーパーラップでは、セクター2までは2番手タイムに留まったが、セクター3(第2ヘアピン〜フィニッシュライン)の上り区間が非常に速く、1分51秒007をマーク。第3戦富士以来のクラスポールを獲得した。高木自身にとっては通算5回目となる。
 2番手となったのはNo.74 COROLLA Axio apr GT(井口卓人)。予選1回目は7番手に留まったが、スーパーラップではセクター1(スタートライン〜2コーナー先)がクラスで最も速く、セクター2以降も破綻なくまとめて1分51秒204をマークした。No.43 高木には0.197秒及ばなかったものの、カローラとしてはこれまでの予選最上位。ミシュランタイヤ勢が予選1-2を占める結果となった。
 No.43とランキングで同ポイントに並ぶNo.2 アップル・K-one・紫電(加藤寛規)は予選1回目の5番手からひとつポジションを上げ、4番手からスタートすることに。一方、やはり同ポイントのNo.19 ウェッズスポーツIS350(織戸学)は逆に4番手から8番手にポジションを落としてしまった。


No.74 COROLLA Axio apr GT

No.11 JIMGAINER ADVAN F430