4月4日、2010 AUTOBACS SUPER GT第2戦「OKAYAMA GT 300km RACE」は岡山国際サーキット(岡山県)で決勝日を迎えた。決勝日朝のフリー走行が、9時から45分間行なわれた。
□フリー走行 天候:曇 | コース:ドライ | 開始時:気温気温9℃/路面温度13℃>終了時:気温11℃/路面温度19℃
決勝日朝のフリー走行は9時から45分間。前日同様、きれいに晴れた青空の下、ドライコンディションで行なわれた。強かった風も収まり、絶好の観戦日和となった。
午後に行なわれる決勝に向け、各チームともセッティングの最終確認とタイヤのウォームアップを行なう。ここでのラップタイムが、決勝ペースのおおよその目安となる。
ここでトップタイムをマークしたのはNo.18 ウイダーHSV-010(小暮卓史)。他チームが1分26秒台に留まる中、唯一1分25秒533というタイムをマークした。決勝ではロイック・デュバルがスタートを担当するものと見られるが、ポールポジションから、このペースで後続を引き離していくのだろうか。
それをはばむ立場の予選2番手、No.38 ZENT CERUMO SC430(リチャード・ライアン)は、ここでは9番手タイム。だが、マシンやタイヤに問題はないようで、まずは決勝スタートでの駆け引きが注目される。
このセッションでの2番手はNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲)。3番手にはNo.35 MJ KRAFT SC430(石浦宏明)がつづき、トップ3には異なる3車種が並んだ。
前日の練習走行でコースアウトし、予選を走れなかったNo.17 KEIHIN HSV-010(金石年弘)もマシン修復を終えて走行、5番手タイムをマーク。決勝出走が認められた。
一方、No.32 EPSON HSV-010がピットロードでストップ。押し戻されてガレージ作業に入った。どうやらエンジンの吹け上がりに異常を感じたようだが、電気系のチェックなどを行い、決勝には出走できそうだ。
また、No.24 HIS ADVAN KONDO GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)とNo.100 RAYBRIG HSV-010(山本尚貴)はベストタイムが1分27秒台に留まったが、この2台は開幕戦でタイヤ無交換作戦を成功させており、今回も使い込んだタイヤでのラップタイムを確かめていたのではないかとの推測も成り立つ。これらを含めて、決勝の展開はいまだ予想がつけ難いといえそうだ。
GT300クラスではNo.2 アップル・K-ONE・紫電(加藤寛規)が1分32秒635でトップ。濱口弘も安定したペースで周回し、オープニングラップでレースを終えてしまった開幕戦の雪辱を狙う。
2番手はNo.46 アップロードMOLA Z(横溝直輝)の1分33秒322。3番手から5番手にはランボルギーニ勢がNo.88 リール ランボルギーニRG-3、No.86 JLOCランボルギーニRG-3、No.87 JLOCランボルギーニRG-3の順で並んだ。
予選で通過基準タイムをクリアできなかったNo.365 365サンダーアジアMT900Mのメルビン・チューは、このセッションでの走行の結果、決勝出走が認められた。