6月20日、2010 AUTOBACS SUPER GT第4戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」はセパン・インターナショナル・サーキット(マレーシア)で決勝日を迎えた。決勝日朝のフリー走行が、10時45分から30分間行なわれた。
□フリー走行 天候:晴 | コース:ドライ | 開始時:気温32℃/路面温度36℃>終了時:気温31℃/路面温度37℃
決勝日朝のフリー走行は10時45分から30分間。上空から熱帯の強い日差しが降り注ぎ、前日以上の暑さの中での走行となった。
今回の決勝は16時スタートと遅めの時間帯に設定されているが、それでも暑さとの戦いとなることが予想される。ドライバーだけでなく、クルマやタイヤにとっても熱対策は重要なポイント。決勝に向けて、各チームとも入念なチェックを行っていた。
GT500クラスで、このセッションの最速となったのはNo.23 MOTUL AUTECH GT-R。セッション序盤に本山哲が1分59秒681をマークしてトップになると、終盤にブノワ・トレルイエが1分58秒831までタイムアップしてみせた。二人は最速周だけでなく、他のラップでも安定したタイムを刻んでおり、3番手グリッドからの逆転優勝に向けて、まずは上々の仕上がりとなっているようだ。
予選でポールを奪ったNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生)は、セッション終盤まで23号車につづく2番手につけていたが、チェッカーが提示された周にNo.8 ARTA HSV-010(井出有治)がこれを逆転。2台のGT-Rの間に割って入ってみせた。
これにつづく4番手はNo.1 PETRONAS TOM'S SC430(アンドレ・ロッテラー)。予選では10番手に留まったが、ここからの逆転はあるのだろうか。
なお、スーパーラップ中に電気系トラブルを発生し、アタックを中止したNo.24 HIS ADVAN KONDO GT-Rは、どうやらトラブルを解消できたようで、このセッションでは問題なく走行を重ね、8番手タイムをマークした。
GT300クラスでトップタイムとなる2分10秒086をマークしたのはNo.2 I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden(加藤寛規)。予選ではオイル系のトラブルで走行できなかったが、このセッションでは濱口弘ともども問題なく走行。最後尾からの大逆転優勝を果たした昨年の再現を狙っている。
2番手はNo.7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7(谷口信輝)。このサーキットを得意とする同チームは、マレーシア戦通算5勝目(特別戦を含む)を目指している。
3番手はNo.88 リールランボルギーニRG-3(細川慎弥)がつづき、予選クラスポールのNo.11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430は、このセッションでは4番手だった。
フリー走行終了後には恒例のサーキットサファリが行なわれ、観客を乗せたバス10台が周回する中、各マシンが走行を重ねていた。